転職活動の前に、世話を焼いてくれた上司(以下おっさん)
について話しておこう。
前述のとおりのスペックで、元大企業取締役で今でもいい年こいて高給取りだ。
小生が着任当初から「まだ若いんだから、こんなところにいてはいけない」
と助言してきた。
ただし金にはがめつい。とにかく給料の額面重視だ。
で、このおっさんに転職の際は何度も相談し、求人票まで見てもらって転職先を決めた。
オッサンのアドバイスとしては「とにかく待遇の良い所、確実にオペレーションの経験を積めるところ」だ。
そしておっさんのイチオシが北海道であった。
休日の少ない会社の転職活動は多忙を極めた。
幸いにも交渉の末かくとくしていた平日休みを使いつつ、転職エージェントも使いつつ、
夜間開庁のハロワにも足を運んだ。
夜開庁しているのが近場(とはいっても50キロ以上離れている)には松本しかなく、会社が終わるなり高速を飛ばして行って
やっと間に合うといった、田舎ならではの転職活動だった。
忙しい転職活動は実質二週間ほどだった。
職安に行き、めぼしい案件の中からピックアップした二件をおっさんに見てもらい、両方に履歴書提出。
次の週には二社(長野工場と北海道工場)と面接というか面談し、両方から「いつでも来てください」という回答をもらった。
安牌を2個握った状態ならもう安心だ。
おっさんに相談し北海道工場にほぼ心を決めつつ、より面白い案件を探して外資系なども面談したが、
結局はおっさんおすすめの北海道工場へ行くことに決めた。
さらば長野。
ハゲおっさん道民に還る。
転職活動の際に巡りあった会社等。
・北海道工場
おっさんのイチオシ。
求人票を見た時、俺を待っていたのかと思うほどの条件。
給料がかなり高く(おっさんはマダマダ安いもっともらえと言っているw)
広い社宅つき、労働時間が7.5H。
何より驚いたのが、日曜日でも人事部長が長野まで出向いてきてくれたこと。
基本的に新卒しか取らず、ハローワークの求人も初めて出したらしい。
年令によって給料を変えたかったらしいが、それはできないと職安に言われたために高待遇設定にしたらしい。
ちなみに他の会社は(月給300,000〜450,000)などという書き方をして調整するのだが、知らなかったのだろう。
政策投資銀行から融資を受ける国策会社で歴史が古い。
・長野の工場
1部上場で昭和1桁台からある工場。
有給が多くネットでも悪い評判を聞かない激烈にホワイト臭のする会社。
面接時に内部を見せてもらったが、NHKドラマに出てくる学校のような公舎に
ダラダラはたらく社員たち。
間違いなくヌルいだろう。
待遇もそこそこだったが、火力発電がないため泣く泣く諦めた。
・外資系コンサル
まずmailがおかしい。
いきなり「ハゲ様おめでとうございます。
○○社の書類審査に合格しました。つきましては・・・」
みたいなmailがいきなり来る。
もちろん俺からは○○社になんてエントリーしてないし、そもそも知らない。
mailを放置してると、ある日いきなり「Hello?」と英語で電話が来る。
クレイジーw
ただこのクレイジーっぷりは嫌いではない。
前回および今回の転職活動を経ての個人的な結論。
前回は事業地および平日休みにこだわり、その他の条件を妥協して大外れを引いた。
それを踏まえて今回いろいろ転職活動してわかったこと。
ちゃんとした会社の条件
・休日が120日以上。これは休みがたくさん欲しいかどうかの問題ではない。
ちゃんとした会社は最低でも120日休める。
・ボーナスが3.5ヶ月以上。これも上記と同じ。お金がいるいらないの話ではない。
・一日に8時間も働かせない。だいたい7.5〜7.75H。
・面接に行くとお客様扱いしてくれる。※態度や言葉遣いが横柄だが
一応お客扱いする会社は含まない。
・年がら年中求人していない。
・職安に多数求人を載せていない。(悪い例 日本○クノ)
・ネットの評価(転職サイト、2ch)の評価や書き込みが悪すぎない。ネットを信じ過ぎるのも良くないが、
多数のネガティブな書き込みがある会社は疑わしい。
上記の部分が守られていない会社は、それ以外の条件が気に入ったり妥協できたりしても、
その求人情報自体が嘘である可能性があります。
社会倫理がなく評判を気にしない会社である可能性があります。
私のように嘘求人にダマされないようにしましょう。
ちなみに職安の求人に嘘を書いても、罰則は無いらしい。
実際の待遇は面接で決めるとうことらしい。
じゃあ面接で嘘をつかれたら、どうにかできるんでしょうか?
少なくともボイレコを持ち込んで証拠をとっておかないとどうしようもないですね。
小生の場合、
面接で高校卒業後の空白期間は何をしていたのか、大学は行かなかったのか、賞罰は無いかとよく聞かれる。
36歳のオッサンにそんなに昔のことなんて聞いてどうするんだろうとも思うが、おそらく
企業側はある疑念を抱いているのではないかと思う。
原因は小生の履歴にある。
まず複数の資格【電気主任技術者,エネルギー管理士,特級ボイラー技師(合格のみ)】
を持っている時点で、頭が良い人というふうに判断される。
その頭が良い人が大学に行っておらず、高校卒業後数年間が空白である。
そこで企業側はこう考える。
何らかの事情があって≒学力以外の問題で大学へいけなかったのではないか。
数年間の空白は、もしかすると刑務所に入っていたのではないだろうか、と。
もちろん真意はわからないが、
訓練校や社歴よりも高校卒業後に関して根掘り葉掘り聞かれる事を考えると、
あながち小生の被害妄想ではあるまい。
我ながら自分の履歴書を見てもハチャメチャな経歴だからね。
今回の転職活動開始時に直ぐに大方希望にそう会社が北海道。
しかも人事部長が長野まで会いに来てくれるという対応。
前回の給食時にもオファーがあって内容も要望道理だったのが北海道。
それを逃して長野に来たら大変な目にあった。
北海道に呼ばれている気がする。
長野の会社が用意したアパートが1F3号室。
隣人がうるさくて越した先が1F3号室
北海道の社宅も1F3号室。
これも何かの縁だろうか。