Taitol


TOP/ 怖い話を家でひっそりと聴いてみないか?→(電車の中でも聞いてみないか) 8〜       
これは、私が中学生の頃の話です。夏休みに友人同士で、柏原にある
「青少年野外活動センター」にキャンプにいく亊になりました。
「野外活動センター」に着くなり、そこの職員の男性が開口一番、
「ここはでるんやで」と、言い出すではありませんか。

私達は、子供をからかっているんだろうと、あまり気にも留めなかっ
たのですが・・・・・・・・・・・・・・・。本当に出たんですよね。
私達は、その晩はバンガローに泊まって、やはり友人同士が集まると、
はしゃいだりしてなかなか眠らないものです。
馬鹿な話や怪談話をしながら、話し込んでいくうちに、だんだんと夜
も更けていきました。
夜中の一時過ぎになって、流石に皆眠くなって来たのか、寝袋に入っ
て一人、又一人と寝始めました。
バンガローに五、六人でずらりと、並んで寝ていたのですが、私は一
番入り口に近い端っこで寝ていました。

それから少しして、夜中の二時頃。辺りはしーんとしていて、虫の鳴
く声しか聞こえません。私はうとうととし始めていたのですが、隣で
何かの気配を感じて、ふっと、振り向くと、(入り口の方に顔を向け
て寝ていたのです)人が正座して座っている。
辺りが真っ暗で、月明かりくらいの光量しかバンガローの中にはない
ので、その人は暗いシルエットだけしか見えず、表情が窺えなかった
ので、私はてっきりと、隣で寝ている友達が寝ぼけて座っているのか
と、思っていたのです。

眠いのか、うつらうつらと、船を漕ぐように上下にゆらゆらと揺れて
いるのです。私は、「眠いのだったら、寝袋に入って、寝ればいいも
のを何を考えているのか」と、不思議に思ってみていたのですが、と
ころが様子がおかしい。

揺れがだんだんと、大きくなっているのです。がくんっ!!がくんっ
!!がくんっ!!がくんっ!!っと、そのまま前のめりになって、
ばたんっ!!っと、凄まじい音とともに倒れてしまったのです。

と、同時にその正座している人も消えてしまったのです。しかも、あ
れだけの大音響が鳴ったにもかかわらず、周りの友人達は何事もなか
ったように寝ているではありませんか。

私は何が何だか訳がわからず、怖いというよりも、何かとてつもなく
不思議な目にあってしまったという、感覚の方が強いのですが、とに
かく頭から寝袋を被って、今のは一体何なのだったのかと、考えてい
ました。

そして、辺りはしーんとしていて、虫の鳴く声しか聞こえません。今
度は、その虫の鳴く声に混じって、

ばり、ばり、ばり、ばり、ばり、ばり・・
・・・・・・・・・・・・と何かを噛る音が聞こえます。

これは見れば絶対にやばいぞ、しかし、この音はいったい何なのか知
りたいという気持ちも強かったので、意を決して音のするほうに振り
向いてみると、これも暗いので、シルエットだけしか見えなかったの
ですが、どうやら着物らしきものを着た、髪の長い女性が、正座しな
がら何かを食べているではないですか。

まんじりもしないまま夜が明けると、昨夜、着物姿の女性が何かを食
べていた所に、飯ごう炊さんようにと、持ってきていたお米がばさっ
と、散乱しているではありませんか。

ちょうど、その周辺で寝ていた友人が「夜中に寝ぼけて食べたんだろ
う」といわれていたのですが、私は流石に「いや、違うぞ。それは昨
夜、君の枕元で、着物姿の女性が、そのお米を噛っていたんだ」とは
、言い出せませんでした。

この話には後日談がありまして、それから十数年後の話。昨年の暮れ
に「別冊宝島ウラ関西で遊ぼう」の「最強肝試しゾーンマップ」制作
のため、再びその場所を訪れたのです。

あちこちを歩き回っているうちに、私達はあるとんでもないものを発
見してしまったのです。それは小さな遺跡でした。

その遺跡は比較的最近に発見されたようで、私達が中学生の時に行っ
たころにはまだ、発見されていなかったのです。遺跡の隣に立て札が
あり目を通してみると、この遺跡は六世紀後半に死者を弔った遺跡で
、この遺跡からは木櫃に入った遺体が、
二体出てきたそうです・・・・・・・・・・。

私が見たのは、その木櫃に入っていた
人達だったのでしょうか・・・・・・・・?

☆この話は、中山市郎氏がメインパーソナリティーを務めるラジオ番
組「ヴァーチャル百物語」でも紹介されました。メディアファクトリ
ーより発売された、中山市郎、木原浩勝共著の「新耳袋第三夜」にも
掲載されます。

 
昭和四十九年の話て゛す。私は中学二年でした。
その年の新年、暮れから入院していた女子生徒が亡くなり、クラス全員が葬式に出席しました。
式が終わって数日たった後、担任の男性教師がこんな話を、教室でしました。

・・僕がクラスを受け持つ度たびに、女子生徒が死ぬ。今回もまた死んだ。僕は、
恨みを受けているのかもしれない。というのは・・・

以下は教師が語った内容です。

・・・僕は、教育大学の学生だった頃、知り合いに誘われて、屠蓄場でアルバイトを
したことがある。その頃は、まだ屠蓄の方法が確立されていなかったので、ハンマーを
手に、随分むごたらしい殺し方をしたものだ。小さな兎なども逃げ回るのを追い回すして、
潰して殺した。コンクリートの床が流れ出た血で、真っ赤だった。・・・

その教師とは、十数年前に同窓会で会いました。
今はどうされているのでしょうか。
 
何故か僕、普段からおかしな物をたまに見るんですよ。
例えば真っ黒な人影とか、彗星型のUFOとか。
後は自分1人しかいない部室で背後のドラムが突然鳴り出したり、
寝ていると誰も蛇口をひねってないのに、水のしたたる音が聞こえたり。。
もう数え切れないですね。
でもこれまでたいして恐いと思った事はなかったんですけど、
「これは嫌かな」って思った話をしようと思います。
あれは約3年前、僕は中学3年生だった頃の話なんですけど。
その日僕は仲の良いT先輩と一緒に帰る約束をしてたんですけど、
先輩が三者面談で遅れちゃって。
その間、僕は廊下に座り込んで終わるのをまってたんですよ。
そしたら何故かわからないんですけど、突然すごい寒気に襲われて。
背筋が張り付くっていうか。
最初の方は「疲れてるんだなぁ」と思って、たいして気に留めなかったんですが、
悪寒もいやな気配もまったく消えず、それどころかどんどん嫌な気配は強くなってくるんです。
気味が悪くなって立ち上がろうとしたその時、
僕の左側にある階段から

「カツーン」
と誰かがヒールで降りてくる音がしたんです。
保護者の人か?と思ったんですけどどうやら違う様なんです。。。
カツーン、カーン.......
音がどんどん早くなってきます。

よく聞くと女の人の笑い声のようなものも聞こえてきて・・・。
だけどその笑い声、おかしいんです。
始めはクスクスと笑う程度の笑いかただったんですが、
階段を降りてくる音の速度に比例して、
どんどん笑いかたが恐ろしくなってくるんですよ。
「カツ、カツ、カツ、カツ、カツ・・・。」
ひ・・ひひひ・・・ひゃっはっはっはっぁ!!!
「これはやばい、逃げよう」、と思ったのですが体が動かないんです。
靴音と笑い声がMAXになって、体が動かなくて・・・。
「もうだめだ!!」
と思ったとき・・・。
音がぴたり、と鳴り止んだんです。
そのとたん教室のドアががたんとあいて。
「何してんの?」
そうです、先輩の三者面談が終わったのでした。
さっきまでの重い空気がはれ、緊張の糸がきれた所為か、
僕はその場にへたり込んでしまいました。
その姿を見てT先輩のお母さんは異様な表情をしました。
よっぽど自分は変な顔をしていたんだろうと思い、
すぐに顔を作り、何もなかったように3人でかえったんです。
後日談。。。
T先輩から電話がきまして。
「この間一緒に帰ったよねぇ。あのさぁ、あんたと別れてから
母さんから聞いたんだけどね。あの時、あんたへたり込んでた
じゃん。その時あんたのすぐとなりに髪の長い女の人が、
ずーーーっと立ってて、あんたのこと、見てたらしーよ。」
ちょっと待て。ってことはあのヒールの音と笑い声は。。。。。

しかもあの時のT先輩のお母さんの表情・・・カンベンしてくれ。(泣)・・・・・・
という話なんですけど、どうですか?ウソ臭いけど、本当なんで。
信じたってください。
 
>>58
とおりすがりのものです。
なんだか寂しくなってしまってるようなので、投稿させていただきます



これは霊感の強い友人から聞いた彼(同じく霊感が強い)のお兄さんの体験の話です。

以後、お兄さんを彼と呼びます。

実話なのでオチも何もありませんので、初めに断わっておきます。

また、文章力がなく、読みにくい文になっていると思いますので、初めに謝っておきます。

 地名はあやふやですが、富士山に近い槍ヶ岳の様な名前だったとおもいます。

そこには標高の高い所で、万年雪というか、切り立った斜面一面に氷が張ってしまってしてツルツルにないる所があり、

靴にノコギリの歯の様な物を付けなくては1歩も登れず、また、足を外すと何百メートルも斜面を、一番下に待ち構えている岩場まで止まることなく真っ逆さまに滑り落ちてしまうそうです。

人の体は、頭が重いので、滑る落ちて行く間に必然的に頭が下を向いてしまい、

最後に岩場に強打し、


まるでスイカ割りの西瓜の様にパッカリの弾けてしまい、その死体はそこの山男達の間で
「西瓜」
と呼ばれているそうです。

まるで水死体が「どざえもん」と呼ばれるように。。。。
山に詳しい人がいらっしゃればお分かりになると思いますが、山で遭難されたりして亡くなった方々の死体と言うものは、探し当てられた時には、死亡の確認がされるだけで、

麓まで下ろすのは非常に労力が必要とされるために、なかなか運ばれず、多くの場合ムシロを掛けるだけになってしまうそうです。

 彼は大学時代、山岳部の様なものに入っていました。いわゆる山男ですが、この話は、まだ入部して間もない頃にその槍ヶ岳(?)に登った時の話だそうです。

一行は縦に連なって山を登っていました。

こういった時、登山のルールとして、一番後ろには一番のベテラン、前には同じくらいのベテランが付くそうです。

この時、彼はまだ経験も浅く、隊の前から二人目にいたそうです。

例の氷壁にさしかかった所で、下を覗くと遥か下のほうに盛り上がっているムシロが見え、

前もって先輩に話を聞いていた

彼は「あぁあれが西瓜かぁ。まいったなぁ、嫌なもん見ちゃった」と思ったそうです。

しかしながら、まぁ、遥か下に見えるだけですし、なにせまだ初心者の域を出ていない彼にとって前に進むことが大変なことであり、そちらに夢中になり、すぐにその事は忘れてしまいました。

 一行に彼が加わっていたせいか、山小屋に到着出来ずに夕方になってしまいました。

しかしながら、難所は超えており、山小屋はもうすぐの所まで来ていたので、そう焦ることなく道とも言えないような道を進んでいました。

息を荒げながら彼がふっと見上げたその先に、下山してくる別の一団が見えました。

「あ、降りていく人達か........」。

「あれ?」。そうです、夕方に、山小屋に近い位の所から降りていく訳がないんです。。。。

夜になれば視界が無くなります。おかしいなと思った瞬間、前の先輩が前方の一団に気が付いたらしく、突然体を強ばらせ立ち止まってしまいました。

一行は張り詰めた様にその場に固まってしまい、彼は慣れない状況にパニックになってしまいながらも、声を出して原因を尋ねることもなぜか出来ずに前方を凝視していました。

前方の一団は、こうフワフワというかピョンピョンと浮かんでいるような跳ねるような足取りで、山小屋までの1本道を真直ぐにこちらに向かってきました。。。。

もう20メートル程という所まで近づいてきたとき。。。

その一団が一様に「西瓜」であることに気が付きました。

さっきまでの言いしれぬ不安感が、一瞬にして恐怖感にかわりました。

それらは、パッカリと頭を割って、真っ赤な血を流しながらも千鳥足で近ずいてきます。
とうとう、西瓜の一団と先頭がぶつかりました。それらは、ゆっくりと先頭から、メンバーの顔の前まで顔を持ってきて、じっくり覗き込んでは、次々と横を通りすぎていきました。

幾つ西瓜がいたのかは分かりませんが、どうやら交差し終わったのか、金縛りのようなものが取れ、

「なんだったんだろう」と彼が後ろを振り向こうとしたその時、

「後ろをふりむくなぁ〜!!」
と一番後ろのベテランの先輩が大声で叫ぶのが聞こえました。
ビクッとして体が強ばりしながらも、動ける様になった一行は、一目散に山小屋を目指しました。

 山小屋について、早速、先輩に西瓜の一団と、振り返るなと言われた理由を尋ねたのは言うまでもありません。

彼が聞いたのは、やはり、あれはここで亡くなった方々の霊の様なものであり、


また、一団が通りすぎた後に振り返ると、そのまま山を引きずり下ろされてそのままあの世に行ってしまうという言い伝えがあるとの事でした。
 最後に付け加えておきますが、彼ら一行は、その後何事もなく無事に山を降り、彼 (友人の兄)は今では神父になっているそうです。。。。
 
無限地獄の話
江戸時代、中山道は沼田の辺の話し。
ある親子が(父親と息子)が街道を行くと、水たまりがあった。
ちち親は水たまりを避けずに足を入れた。「む、む、これは。。!」
水たまりは程よいぬるま湯で、脚を抜く事知らず。
抜く事をはばかるうちに、思わず両手を付いた。
「気持ちよく去りがたし」うっとりとしていう
子供は「てて殿、四つ這いは武士にありまじき仕種で候」
とたしなめるが、水たまりから両手足を抜きんとすると、たちまち
耐えようもない寒さが襲ってくる。
「ああ。。気持ちよし」と、つひには顔をば浸けるに及び、
その子、大声で助けを求めし由、
通り掛りの出家者、急ぎて寄り、父を抱き起こし苦心すれども
かひなき候。
「ぬしのてふは無限地獄に落ちたなり、もはや甲斐なき事なれば、
我が元へつき、てふを供養したまへ」と説かれ、坊主になりけり。
 
大学時代の話。サークルの誰かがゴミ捨て場から鏡を拾ってきた。
幾分大きすぎたので、欠けて歪な形になっていた端の部分を押し割って、
部室の二つの窓の間に吊るすことになった。
翌日、部室に入ると同期の男が鏡の前で首を傾げている。
「こんなヒビ、あったっけ?」見ると、赤く錆びたようなヒビが一筋、
右下の隅から中央に向かって引かれていた。「割ったときにできたんじゃない?」
初めて鏡を見た私が言うと、裏側には何の傷もなかったにもかかわらず、それで皆、
納得してしまった。それが一日目。
翌日は雨。昼下がりの部室にしては珍しく無人。ドアを開けてすぐに、
真っ黒い四角が目に飛び込んできた。それはジジ、ジジ・・・と
音を立て、ザワザワと形を変えていた。締め切った窓と窓の間に
密集して蠢いているものは、小さな羽虫の固まりだった。
私は思わず叫んだらしい。有り難いことに、隣のドアから顔を出した
数人の知人と一緒に部室に入り、窓を開けて、虫を追い払った。
「うわ!」虫の波を見ても笑っていた一人が声を上げた。「鏡か。
びっくりした。人がいるのかと思った」虫が集っていたのは
これだったのかと改めて鏡を見ると、赤錆びの線が二本引かれていた。
昨日よりも、一本増えていた。それが二日目。

三日目になると、霊感少女の新入生が、鏡の中を横切る女を見たと
言い出した。他に目撃者もいなかったので、「自分じゃねえの。
思い込みすぎだよ、それ」で終わったのだが、さすがに「ちょっと
気味悪いね」ということにはなって、鏡を誰かが裏返しにした。
部員は多かったので、誰かがその後で元に戻したのかもしれない。
とにかく、次の日には鏡は正面を向いていた。赤い線は三本に増えて、
爪を立てて中から傷つけたようにも見えた。
結局その日、鏡を処分する事に決まった。それが最終日。
誰が捨てに行くかで、くじ引きをして、最悪な事に私と霊感少女が
当たってしまった。そもそも拾ってきた人間が捨てるのが筋だと
猛抗議したら、誰が拾ってきたのか誰も知らないということが判明して、
ますます鬱になった。結局、女2人に任せるのは気が引けたのか、
同期の男が3人加勢してくれて、5人で学校の廃品置場に向かった。
廃品置場は運動場横の並木道の奥にあって、部室からは距離があった。
男3人は2人ずつ交代で鏡を運び、辿り着いた時には夏の日も
暮れかけていた。雑多なゴミ置き場の端に鏡をそっと置いて、
その場を離れようとしたときに「ああああ」と、霊感少女が
情けない声を出した。また脅かそうとしてる。「おまえ、いい加減に」
言いながら振り向いた同期が、私の足元に尻餅をついた。
驚いて振り返ると、霊感少女が両手を前に突き出して泣いている。
その腰に、白い手が絡みついていた。目にしたのは一瞬だったと思う。
でも、腰を締め上げるように絡みついたその両方の腕に血が流れていた
こと、両の手首がパックリ開いていたこと、今でもはっきりと
目に浮かぶのだ。私達は必死になって、霊感少女を引っ張って
鏡から出ているらしい腕を引き離し、腰を抜かした同期を引きずって、
その場から逃げ延びた。部室に帰り着いて、全員で泣いた。
今からもう十二年前のことです。
 
私の主人の話で恐縮ですが・・
主人のおでこに結構目立つキズがあります。
気になっていたのでキズの経緯について聞いてみました

子供の頃お姉ちゃんと喧嘩し、お姉ちゃんを家の外へ締め出しカギをかけ
内側の郵便受けの所から覗きこみ「バ〜カバ〜カ」と言っていたそうです
そしたらいきなり細型のノコギリ(パッチンと開くタイプの物)
を郵便受けに突っ込まれ、ガチャガチャやられたそうです。
勿論おでこはキズだらけになり病院へ・・
失明しなかったのが不幸中の幸いだと言ってました
これを聞いた時、マイナスドライバーの話とかぶりました。
 
私の田舎のトイレは、家の外に離れてあった。
夜中に一人で行くのはとても怖かった。
ある夜、小便がしたくて起きたが、
中学生にもなって兄貴を起こすのが恥ずかしくて怖いのを
我慢してトイレにいった。
小便をしながらふと、「今何時かなぁ。」とつぶやいたら
後ろから「2時だよ。」とか細い声がした。
振り向くとばあちゃんがにっこり笑っていた。
そして、すたすたと何処かへ歩いていった。
私は、真っ青になった。
今日は、そのばあちゃんの葬式で田舎に来ていたからです。
 
実際にあった話です。
ある夜友人が彼女と二人で自室で酒を飲んでいた時、外から
「お〜い こっちだよ〜」
と聞こえてきたそうです。
今の聞こえた?と彼女に聞くと彼女は聞こえなかったそうです。
気を取り直し飲んでると、また
「はやく〜 見てみろよ〜」
と誰かが呼んでるのです。
はっきり聞こえてるにもかかわらず
彼女は聞こえないと言い張るので、
事をハッキリさせようと思い勢い良く窓を開けた瞬間、
目の前5センチを植木鉢が落下していったそうです。
そんだけ。
 
添乗員時代の話である。

夏。修学旅行の添乗で広島市内のホテルに泊まった時のこと。
真夜中、たまらない喉の乾きに目を覚まし、寝ている同僚の脇を通り抜け洗面所へと向かった。
洗面所の蛇口を勢いよく開き、水を飲む。
しかし、一向に喉の乾きはいえず、ますます喉の乾きはひどくなってゆく。
「へんだな…。これじゃ、水っ腹になっちまう。」
私は、これ以上水を飲むのをやめ、布団へと戻ることにした。
部屋の空調の調子でこういった事はたまにある。
案の定、エアコンからは勢い良く風が吹き出している。
『明日にでもホテルの担当者に忠告でもしよう。』
布団に潜り込んだ私は、身震いし大きなくしゃみをひとつした…。
『いや、ちがう…。この部屋はエアコンのせいで寒いくらいだ。暑さで喉が乾くはずはない…。』
突然、窓の外が明るく光り出した。光は次第に強くなり部屋の中を照らし出した。
私は、あまりのまぶしさに思わず目を閉じた。
数秒後、私が再び目を開けたときは、部屋は再び闇につつまれていた。
ここは、ホテルの8階。 いったい、何の光がこの部屋を照らしたのだろう…。


ふと見た、腕時計の日付は8月6日になっていた
 
JR京葉線・新日本橋駅に部下『N』のと二人でいた時の話である。
私たちは一番後ろの車両に乗りたいと、下り線ホームの東京駅に一番近い側に立っていた。
その壁際のところに、奇妙な人の形をした染みがあるのに私は気がついていた。
「気味が悪いなあ。まるで女性が手招きしてるみたいじゃないか。」
なあ、と同意を求めて振り返ると、後ろで部下がうずくまってしまっている。
「どうした。」
「課長…助けてください。」
この部下は、ものすごい霊感の持ち主だった。そういう場所、そういうものにあうとすぐわかる。
「どうしたっていうんだ。」
「ひっぱられるんです、助けて。」
うずくまり、上体は後ろに反らしているというのに、彼の足はズズ、ズズ、とホームの方へずれて行くのである。
真っ青になった私は、とにかく彼を壁の方に引いて、ホーム中央に移動した。
彼が引きずられた距離はたかだか15、20センチだが、あのままではいずれ転落だったはずだ。
「何があったんだ。」
「課長、あの染み、見ました?。」
「ああ、人の姿みたいで気味悪いやつな。」
「…あの染み、女の人なんですよ。」
「え?。」
「あー、いるなー、と見てたら、目があっちゃったんです。
そしたら壁が一面無数の手になって伸びてきて、ぼくのことひっぱったんです。
…あれはすごく悪いものです。普通の人も近寄らない方いいですよ。」
部下は震えていた。


その後、新日本橋駅は改装されて、問題の染みも上から塗り直されたのだが、最近私はまた見てしまった。
塗り直した上に、人の姿の染みが再び浮きだしているのを…。
 
中学生の時
忘れ物をしたので教室に取りに行った。
被服室の前をとおった時、南京錠が左右にゆらゆら揺れていた。
その時は、「誰かが鍵かけたばっかりなんだろうな。」
としか思わなかった。
しかし、
帰りにまた通りかかった時、
南京錠はまだ揺れていた。
しかもさっきより激しく、かつ規則的に
『ガチャガチャガチャ』と。
走って逃げた。
 
女子一人暮らし ・激狭ワンルーム?(^・^)?

たまに休みで一日中部屋にいると
pm5時〜11時位の間、約1時間おきに
ドアをガンガンノックしてくる奴が・・・。
新聞屋の勧誘だと思われるのでいつも居留守してる。
先日ちょつとコワーイことが・・
夜10時。本日4度目の登場〜!いえーい。
また、奴が来た。
ガン、ガンガン、ガン!!!
ドアを叩く音。
・・・、いませーん、とばかりに息を潜める私。
はじめて、奴がしゃべった。
「いつも、居留守使いやがって!居るんだろ?!!」
げげー!こわーい、心臓が破裂しそう・・!!
この胸の高鳴り、どきどき・・これって恋?(笑
などと、つまらぬことを思いながらシカトしてたら
なな、な、、なんと新聞受けから、手が・・1本でてて
何かを探すようにうねうね動いている!!
「電気ついてんだよ!解ってるんだよ、開けろよ!」・・
家は一階なので窓からそっと出ていったのは言うまでもない。
だが、玄関の靴を取る時マジで恐かった。
新聞受けから伸びる、奴の手に捕まれないように身をかわして・・。

こわいから、今日もそろそろ出かけます。
おばけじゃないけど、自分的にかなり恐かったので。
長文失礼しました。
 
私の通っていた高校は築120年という気合の入りようでした。
改築が繰り返された校舎は、素人目に見ても奇妙としか言いようの無い形に湾曲しています。
今では珍しくなった平屋であるにも関わらず階段があり、廊下のどん詰まりの壁際際から天井に向かって伸びています。
そのほかにも玄関を入ってすぐにある音楽室や、ドアが埋め込まれて立ち入れなくなった教室。
(外から見るとベニヤ板で物々しく目張りされています)
その中でも奇妙極まりないのは「監視小屋」なるものがあるということです。
私は遠方から通っていた為、時々地元の友人の家や先生の社宅に宿泊させてもらうことがあったんですが、
たまたま泊めてもらえるあてがなかったその日、
「監視小屋」に泊まることにしました。監視小屋は一見、ただの民家のようです。 八畳一部屋で古い型の電話、小さな台所があります。
そしてここがなぜ「監視小屋」と呼ばれているのか、私はその晩、身をもって知るに至ったのです。
小屋には私のほかにもう独りの友人が一緒に泊まることになっていて、私たちは修学旅行ののりではしゃぎながら布団を敷いたりしていました。
夕食を取りながら談笑しているとき、突然電話が鳴りました。 何事かとびくつきながらも電話に出ると用務員のおじさんで、
女子生徒二人と言うこともあって心配してくれているようでした。 はしゃぎ過ぎないように色々と注意を促され、電話を切ろうとすると
「あぁ、忘れていたけど・・・西側の窓のカーテンは必ず閉めて寝なさい」とのこと。
そのときは「はぁい」と生返事で電話を切ったのですが、よくよく考えると意味がよくわかりません。学校の裏手にあたる墓地はその方向ではないのに、
おかしいねと話しながら友人は何の気なしにそのカーテンを開けました。
そこには麻縄で禍々しく祭られた、古びた井戸がありました。

丁度コの字型になった校舎と小屋に阻まれていて、今まで目にする機会の無かったものだったのに一瞬ゾクリと悪寒が走りました。
「なんか気持ち悪いね」などと言いながら、私たちは一つの布団にくっつくようにして晩は眠りについたのです。
どれくらい眠ったのか・・・私は肩口の寒さに身体を震わせて目を覚ましました。
ふと見ると友人の姿がありません。小屋にはトイレがなかったので、教員寮の方に借りに行ったのかと思い、
しばらく待ってみましたが戻ってきません。
ドアを開けて外の様子を伺ってみましたが、校舎のほうからも教員寮からも戻ってくる気配はありません。 「何処行ったんだろう・・」
と不安に駆られながら部屋に戻った私は、本当に何気ない気持ちで先の窓のカーテンを開けてみました。
下着姿の友人は、井戸の側にいました。
そして腰の辺りに手をやってゴソゴソしています。 「なぁんだ、裏で用を足すつもりなのか」と呆れながらカーテンを閉めかけた私は、
ふと奇妙な感覚に囚われてもう一度井戸の方に目を向けて声を上げそうになりました。
ゴソゴソしていたと思っていたのは、腰に縄を巻きつけていたのだと気づきました。
そして今はしゃがみこんで縄の先に大きな石を括りつけています。
私は声も出ませんでした。すると今度は井戸からぬるりと白い手が伸びてきたのです。
手は何かを探るように蠢いて、やがて近くの麻縄を掴みました。 友人は深く頭を垂れて項垂れ、最早何の反応も示しません。
縄を掴んだ手はずるりずるりと石を手繰り寄せていきます。私は夢中で叫んだつもりでしたが、声が出ませんでした。

「あぁ・・Aちゃんが連れていかれる・・っ!!」そう思ったとき、闇を劈いてけたたましく電話のベルが鳴りました。私はその音と同時に、敷いてあった布団に尻餅をつきました。
そのとたんに金縛りのようだった身体がふと軽くなるのを感じ、気がつくと裸足で外へ飛び出して井戸の側の友人のところへ駆け寄りました。放心状態の彼女を何とか小屋まで運び込み、
どれくらい呼びかけていたでしょう。 しばらくすると友人は我に返り、泣き出しました。恐怖から解き放たれた私も一緒になって泣き出しながら、とりあえず誰かに助けを求めようと電話を引っ掴みました。
そのとたん私はしがみついていた友人共々、又しても布団に尻餅をついたんです。
受話器ごと掴んだ電話機はガワだけで、電話線が繋がるどころか中の機械部分が空っぽだったのです。

後から聞いた話によると開校当時、なぜかこの井戸に身を投げて自殺を図る生徒が後を絶たなかったため、埋め立てようと試みたのですが関係者が相次いで亡くなるなどの不幸が続き、
結局は埋め立てを断念。
改築を重ねて井戸が人目につかないようにしたそうです。それでも何処からとも無く身投げをする人が現れるので、それを監視する為に人を置く「監視小屋」が設置されたのですが、
小屋に在駐していた監視役の男性も井戸に身投げを図り、小屋と井戸がそのまま放置される結果になったのだということです。

「カーテンを開けるな」と忠告した電話は、いったいどうやってかかってきたのでしょう?そして彼は、果たしてその監視役の男性その人だったのでしょうか。
 
今友達が帰っていった・・・
帰る姿を2階からのぞいてみていたら
走り去っていく彼のバイクの後ろに誰か乗っている
誰だろう・・・?
カーブを曲がる寸前に後ろに乗っていた少女らしき人が
僕の方を振り向いた!
そのつり目の怖い顔が口元に1本指を立て
「シーッ」というしぐさをした。
今友達に電話をしてるが携帯の呼び出し音だけで誰もでない


背中が引きつるような不安を感じる。
イラつきながらいつまでも続く呼び出し音にむかって
その友達の名前を呼びつづけた。
「おい・・ひろゆき!!出ろよ!!いるんだろ!!
  ひろゆき!!」
すると電話が繋がった。
低い声が喘ぐように言った

「馬鹿め、ひろゆきは死んだわ」
 
 私には死ぬほど、ではなかったのですが話した相手はパニック状態だったので条件は満たしているのかな?
 霊感体質、なんでいろいろなものが見えたり聞こえたり触れたりします
 
 夕方、くらいに部屋でゴロゴロ寝ていたら突如金縛りに
 おや、と思うと目の前40センチに突如出現した物体
 いやもうビックリしました、ヒトの生首がみっつ
 左右に女の首を従えた中年男が大口を開けて笑っています
 じわじわ接近してくるのでコレはまずいと
 声が出ないのは承知の上で吠えました
 ところが吠えたとたんに金縛りがはずれました
 男がギョッとしたのがわかりましたが、こちらも意外でした
 が、この機を逃すとヤバそうだったので即反撃に出ました
 唸りつつ手刀で男と右の女を斬ったらかき消すように消えたけど

 後日談、になるのですが消し損ねた?女の首のひとつ
 しばらくつきまとっておりました
 あまりにもわずらわしいので祓おうとしたらいなくなりましたが  
 
初めまして。私は都内で古美術を扱い、口を糊している者です。
さて、この仕事をしていますと色々な不可解な事象に出くわしますが、
今回は御挨拶も兼ね、今迄で一番強烈だった話をしたいと思います。

3年前のことです。私は稲城市のとある大きな農家から土蔵の整理を
召し使いました。なんでも息子さんが事業を始めるのにまとまった
入り用が欲しいとの事です。私は早速その立派な倉の中を相棒と物色
し始めました。めぼしい物を査定していると突然、相棒が「ほう」と
呟きました。何か面白い物でも見つかったのかと思い、相棒の元に
行ってみると相棒は一枚の絵画に見入ってます。
「狩野派だな?」「ああ間違いない」「誰だ?」
相棒はそれが入っていた箱の裏書きをみていましたが、何も書いてありません。
「無名か?」「いや暗くてわからん。でも調子から視て江戸中期だろう。
明和か安永か」「いずれにしても明るい所で落款、花押(署名)を調べないと」
私達は表に出て、改めてその絵を見つめ直しました。
絵は目が覚めるような美人画。流石は狩野派、線は堅くとも色使いは鮮やかです。
しかしどこを視ても、透かしても署名の類いはありません。
「無名だが、これは大した物だぞ!」「早く帰って調べてみよう!」
私達は相応のものを倉主に支払い、他の二足三文のがらくたと一緒にその絵を
持ち帰りました。その後その絵がもたらす不幸など考えもせずに…。
390さん。御丁寧に有り難うございます。
このくらいの短さでよろしいでしょうか?
ただ一気に書き込める程短い話じゃありませんので、
徐々に書き込んでいきたいと思います。
まあへたくそな連載小説とでも思って読んでいただければ幸いです。

さて、稲城からの帰途、車の中で私達はあれこれ絵のことについて
話し合いました。狩野派は江戸画壇界でも保守派で知られています。
作品の対象は殆どの場合、風景や動物、静物等です。
しかし、江戸の文化の本流が侍から町人に移るにつれ、絵の対象も
役者絵や美人画、応挙にみる幽霊画などに変わっていきます。
浮世絵文化の台頭です。しかし、狩野派はそれを由としませんでした。
そんな格式ばった狩野派を嫌い、狩野派を密かに抜け野に下った才能ある
若い絵師が当時沢山いました。これで絵が無名なのも理由が分かります。
「もしかして英山かもしれないぞ!」「まさか!!」
そんなことを話ながらふと、車の外に目をやると普段と全然違う光景が
目に飛び込んできました。(ここは? …下町だ!)私達は何故か
深川の辺りを走行していました。私は驚いて相棒に聞きました。
「お前…外苑で高速降りたよな?」「ああ…なんでこんな所いるんだ?」
相棒も首をかしげるばかりです。外苑で高速を降りたのは記憶にある。
ほんの五分くらい前の事です。で、何故深川にいるのか?
私達は狐に摘まれたような思いで、車を店のある港区某所に向けました。
皆さんお元気でしょうか? 今日も続きを書き込みたいと
思います。

さて、店に戻った我々は改めてその美人画を見つめ直しました。
絵は女が立て膝でだらしなく座っている様を描いてます。
女は下級遊女でしょう。乱れた高髷に簪が1本、櫛1本。ほつれた髪が
艶かしい。麻の衣は細い縦縞に朝顔の図柄。これをざっくりと羽織り、
帯を無造作に腰に巻いている様は夏の情事の後でしょう。
裾が乱れ真っ白な太股が見えます。まるでその奥の秘所迄見えそうです。
女は袂で顔を被い、口元は見る事は出来ません。
「……………」
私達は言葉を失いました。乱れ髪の描写の細やかさ、螺鈿の櫛の緻密さ、
着物の鮮やかさ! これだけの仕事ができる絵師は一体何者でしょう?
…ただ…何か…嫌な…落ち付かない感じがするのです。
深夜、何も理由がないのに急に不安がもたげて来る…そんな感じです。
理由は“目”でした。我々に流し目をくれる切れ長の細い目のその眼は、
針の先で突いた点の様に小さいのです。
相棒も同じ事を感じていたのでしょう、さっと絵を巻取ると、元の箱に
納めました。そして私に言いました。
「なんか…なんというか…」「嫌な感じだろ!?」「うん…ちょっとな。
もう遅いし今日はここ迄にするか」
たいして遅くもないのに相棒はそう言うと、さっさと車に乗り込み、
帰宅して行きました。私も店の照明を落とし、自宅のある2階へと戻った
のです。そして変異はその夜から起り始めました。
続きです

その夜の事です。私は祖母の夢を見ました。私が生まれる前に逝去し、
会ったこともない祖母ですが、仏壇の遺影と同じ服装で祖母だと
分かりました。一つ違うのは遺影の祖母は白黒写真ですが、目の前の
祖母はカラーでした。
祖母が悲しそうな顔で私に話し掛けようとした瞬間、けたたましい
電話のベルに飛び起きました。電話は相棒の奥さんからでした。
「こんな遅くにどうしたんですか?」
「○○(相棒の名前です)が…交通事故を起こして…意識不明の重体で…」
泣きじゃくる奥さんを制して事情を聞くと、相棒は車で電信柱に突っ込み、
頭を強打して頭蓋骨骨折。今、病院の集中治療室で生死の境を彷徨っている
とのことです。
「一体どこでそんな?」「それが深川なんです。何故そんなとこで…」
「深川!?」私はつい奥さんの話を遮ってしまうくらいの大声を出して
しまいました。
「とにかくすぐそちらに行きますので」「いえ。面会謝絶ですので来て
頂いても…容態が変わったらすぐお知らせしますので」
私は重い気持ちで受話器を置き、びっくりして見つめている妻に事情を
話し、眠れぬ夜を過ごしました。幸い容態急変の電話はありませんでした。
今晩わ。続きを書き込みたいと思います。その前に、
394〜395は私ではありません。私の口から聞きたいとおっしゃった方が
いましたので、応えます。後、やはり煽られるより“期待してる”って言葉が
あると、とても嬉しいです。ありがとうございます!

翌日はとても忙しい一日でした。まず同僚が入院している病院に行き、奥さんに
見舞金を渡しました。奥さんの話では、峠は越えたが予断を許さない状態とのこと。
その後、同僚の仕事と私のそれを一役でこなし、深夜に疲れ果てて帰宅。床に
付きました。
うなされて(悪い夢ですが、覚えていません)目が覚めると、いつも隣に寝ている
妻がいません。あれっ? っとその時、階下の店から女の泣き声がします。
妻の泣き声です。(なんだこんな時間に!?)私はいらいらしながら階段を降り、
うす暗闇の店の中で泣き咽ぶ妻を確認した時…この時私は始めて、はっきりと
パニックの虫が背中に爪痕をたてたのを、今でも非常に覚えています。
妻は接客用に拵えた店の奥座敷の床の間に伏せていました。そして床の間に飾って
あるのは………あの美人画でした。妻が箱から取り出して飾ったのでしょう。
雲の上を歩くような足取りで私は妻の元へ歩み寄り、その肩を優しくそっと揺り動かしました。
「どうしたの?」
妻は泣きじゃくり私の手をはね除け、いやいやをしながら増々大声で咽びあげます。
私はそんな妻の肩を抱き支えながら、掛けてある絵を外しました。

あれ程身も蓋もなく泣き叫んでいた妻は、私が絵を外した瞬間、急にぐったりと、
眠ってしまいました。信じられない程に穏やかな寝息です。
「どうしたの?」
はっとして振り向くと、娘(当時中学1年生でした)が不安そうな顔で見つめて
います。咄嗟に私は、
「ちょっとお母さんと喧嘩して…もう大丈夫だから」と答えました。
娘はまだ不信そうでしたが、納得したのか階上へと戻りました。
娘が部屋に戻って30分後、私は妻をおぶって寝室へ戻り、寝かせ付けたのです。

次の朝、私は明るい妻の呼び掛けで寝不足の目を覚ましました。
娘が学校に行った後、私は妻にさりげなく昨日の夜の事を尋ねました。
妻はニコニコしながら答えます。
「えっ??? 何それ?」
妻はまったく覚えていません。
その日もまず病院を尋ね、相棒の奥さんから相棒の命が助かった由を知りました。
しかも外傷に比べて脳の損傷が全くない事を知り、二人で手を取り合い喜びました。
さてその夜、昨日と全く同じ悪夢が繰かえされました。
私が厳重に隠したあの“絵”を妻は事もなく見つけ出し、床の間に飾っておいおい泣くのです。
この日は流石に娘に隠す事は出来ず、二人で妻をなだめ、寝かし付け、
三人一緒に奥座敷に布団を引いて寝ました。
翌日…妻は変になりました。
朝、私と娘は狼の遠吠えのような声で目を覚ましました。妻です。布団の中で仰向けの状態のまま、
「うおおおおぉおおん!! うおおおぉぉぉぉおおん!!」と獣のような声で哭き、
「しくしくしくしく」と子供のように泣くのです。
私は妻を大学病院へ連れて行きました。診断の結果は脳腫瘍でした。

ようやくここに書き込むことができます。
実はタクシーにはねられて退院してきたばかりです。
昏睡状態のなかで、祖母にこれ以上話してはだめといわれました。
みなさん、中途半端ですみませんね!
でも、待ってる人そんなにいなかったりして(笑)
それでは。。皆様の御健康を心よりお祈りして。。
ただ、ひとつだけ。。。
此所に書き込んだからには気を揉んだ方に話しておきます。
私の店にあるあるものが擬人化して、夢に出て来て助けていただきました。
また、私の店にその絵画に書かれていたある骨董品が現存してまして、
それを深川のあるところに絵と一緒に供養(焼却)しました。
それで落ち着いたのです。今、私の相棒も妻も元気です。
あの悪夢は私の子供をも巻き込んだ大変なものでした(娘はエクソシストの
リンダ・ブレアみたいになりました)。
まぁ、詳しく話す事はできません。それはタクシー事故で知りました。
では、みなさんお元気で! 唐突ですが、察して下さい。
みなさんお元気で! こころより祈ってます! 
 
そんなに怖い話じゃないんだけど、とりあえず今俺の身に起きている
事実。友人の友人とかじゃなくてね。

去年、自殺した友達がいるんだ。去年の4月。GWに入る直前だった。
まぁ悲しくてね、当然。俺はなんだと。なんなんだと。友人の苦しみ
を判らずに情けない。一通り悩みましたよ。今でも心に引っかかってます。

でね、お葬式も終わった5/1。去年の5/1にね、グリーディングカード
が届いた。ほら、インターネットでやるやつあるよね。自殺した友人から。
内容は他愛も無い事。いやまぁそれだけなんだけどね。
ただ、未だに毎月届いてるのさ。1日になると必ず。文面の少しづつ
変更していっている。一昨日届いたのね。
「ここはいいぞ。何にも苦しみがない。」だってさ。
多分ね、死ぬ前にそうやって死後に喜びを見出していたんだと思うけど。

>419
まぁ多分ね、ヤツにとってみれば、自分が我々の世界にいた何かを
残しておきたかったっていうのがあったんだと思うんだ。
未だに送られ続けられる身にとってはたまらんけどね。
でもヤツにはそういう寂しさがあったんだろうね。
だからこの話、機会があったら誰かに話してあげて。それがヤツに
とっても一番の供養だと思うから。

>423
424の言うとおりだと思う。多分ね、自殺する前にイッパイ予約入れたんだよ。
自分が死んだあとも、自分を忘れないでくれっていう意味だとか、死への恐怖
を紛らわせる為だとか、色々な思惑があったんだと思う。推測しかできないけど。

それだけ未練があるんだったら、自殺なんかするなって話だよね。
そう思う。でも、結果は本当に自殺してしまった。死にたくなかったんでは
ないか?っていうかそこまで追い詰められていたんだろうね。そしてそれを
感じてあげられなかった自分自身がふがいない。
 
これは私が実際に住んでいた家の話です。

4年ほど前に引っ越しましたが、
今も取り壊されていないところを見ると、他の一家が生活しているのかもしれません。

その家は、6部屋の平屋で、部屋を行き来するには、
家の中央を南北に貫く形になっている廊下を使う構造でした。

ある日、その廊下の丁度中央あたりが、腐り落ちてきたので大家さんに修理を依頼しました。
そんなこんなで、修理は終わり、床板が新しくなり、誰もその事を気に留める人は居ませんでした。

しかし・・・
1ヶ月くらい経ったらまたその板だけが腐りました。
その後、何度修理をしても、床が腐ってしまいます。
腐る、といっても日常生活には支障の無い程度ではあるので、そのうち修理をしなくなりました。

ここまでなら、家の欠陥で話は収まりますが

実はこの家には数多くの裏話、とでも言いましょうか、それなりの事が多発していました。
トイレに入っていると、裸足で歩く足音がだんだん近づいてきてトイレの前で止まる。
家には誰も居ないにも関わらず。

風呂に入っていると誰かに監視されているような感じがする。
毎日、どんな時間でも視線を感じるから、覗きの類では無いようです。

極めつけは、台所の横の部屋、そこで寝るとどんな人でも金縛りに逢うんですよ・・・
そして、寝ていると子供の駆けずり回る音が頭の上で聞こえるんです。
ベッドと壁との間が10cm〜30cmくらいしかないのに。

ああ、そうそう、私達の前に住んでた人連絡ください。子供の保険の受け取り通知が届いて困ってるんですよ・・・
 
くだらない上に長文なので心の狭い方は無視しちゃって下さい。

去年の今頃、俺が友達のTの部屋に居た時の事。
時間は午後の3時くらいだったと思う。
友達はネット、俺は漫画を読んでだらだらしていた。
そんな中突然Tが「何だあ?」と声をあげた。
「どうした?」
「いや・・・ちょっと画面見てみ」
そう言われてディスプレイを覗いてみると
何の変哲もないホームページが写し出されていた。
右上にはICQのメイン画面がある。
「このページがどうかしたの?」
「違え違え、ICQのとこ!」
意味が分からず視線をそちらに移す。
ICQをしてる人なら分かると思うが、
メイン画面にはメッセージを交わす相手のネームが並んでいる。
オンラインの人は青字、オフラインの人は赤字で・・・
そこでおかしなな事に気付いた。

「アレ?何で俺がオンラインになってんの?」
そう、俺のネームがオンラインの青字の所に並んでいたのだ。
「な!変だろ?さっきあがって来たんだけど」
俺がここにいるのに俺のQがあがるはずがない。
まるでわけが分からない俺とTは
とりあえず“俺”に向けて適当なメッセージを送ってみた。
俺とTはこの異常な事態に興奮状態になっていた。

しばらくすると返事が返ってきた。
勢い込んで見てみるとそこには
送ったメッセージがそのまま書かれているだけだった。
また送ってみても結果は同じ。
さすがに気味が悪くなった俺は家に電話をしてみた。
俺の家は3人家族で親は共働きなので
この時間家には誰もいないはずである。
案の定、誰も出ずに電話はFAXへと切り替わった。
こうなったら家に帰るしかない。

「俺、ちょっと家帰るわ」
Tの家から俺の家まで原チャリで15分。
当然家には鍵が掛かっており、俺の部屋も普段のままだった。
パソコンは消えており、俺はTAの子機でネット接続をしているのだが、
それのコンセントも外れたまま。
ネットに繋がるはずのない状態だった。
パソコンを起動し、TAのコンセントをつないだ。
タスクバーにあるICQのアイコンをクリックする。
見慣れた起動画面。
その途端――

パチン!と音がして画面が真っ暗になった。
どのキーを押してもパソコンはまるで無反応。
仕方なく再起動させもう一度Qを起動させると

パチン!また画面が黒くなった。
もう一度同じ事を試みたが結果は同じ。
かなり怖くなって来た俺がTに電話をしてみると
俺が出てって10分後くらいに“俺”は落ちたそうだ。
ただし落ちる前に“俺”から
無言のメッセージが立て続けに10回くらい来たらしい。
電話越しにもTがびびっているのが分かった。

その後もQを起動させる度に同じ状況に陥り、
腹が立ったのでICQ自体アンインストしてしまった。
その頃はもう身内くらいとしかQをやってなかったので支障は無かったのだが。
ちなみにそれ以外でパソコンに目立った不具合は生じていない。
あの時ICQをしていた存在が何だったのか、
今思い出しても背筋が寒くなる。
 
大学生だった頃、新宿駅のJRの連絡通路をいつものように歩いてたんですよ。
お昼くらいだったかな、時間は。
友達と二人で映画見に行くんで、東口の方へ駄弁りながら歩いてたら、
その友人が笑いながら、
「おい、あれ見ろよ」と前の方を指差しました。
見たら向こうのほうから、かぶりものを被った珍どん屋みたいな女性が
歩いてきたんです。
すごい人ゴミの中で、それがすごい目立ってた。
派手な和服を着てて、江戸時代の「おいらん」を模した大きいかぶりもののように見えました。
私もこのゴミゴミした雑踏の中で、ちょっと微笑ましい光景というか、
場違いな光景に可笑しくなって声を出して笑ってしまいました。
でも、その珍ドン屋の女性がだんだんと近づいてきて、
僕たちの脇を通り過ぎた時には、僕たち二人は顔をこわばらせたまま真っ青になってしまいました。
かぶりものじゃなくて、本当の顔だったんですよ。
異常にでっかい顔。中年の女性でした。
巨頭症というらしいです。
すれ違う間、僕たちをじぃ〜っとすごい形相で睨んでいました。
 
僕が今年の夏経験した話です。
今年の夏、田舎に帰るかどしようか迷っていた頃
ヨッシーから電話がありました。
「何年も戻ってないけどどうしてるんだ?
今年の同窓会には参加しないのか?
今年は、盛大にやるから先生たちも
同級生もほとんどみんな出てくるんだ。
幹事のミエもお前に連絡がつかないと
ぼやいていたぞ。
電話してやってくれ。」
そんな内容だった。
ミエの電話番号を聞いて、彼女に連絡して
今年の同窓会に出席することにした。

同窓会に出席すると
同級生や先生達の懐かしい顔があった。
25年目ぶりなので、ほとんど顔と名前が一致しなくて
みんなに怒られたり、あきれられたり
「相変わらず失礼なやつだなぁ。」と
仲の良かった先生にも笑われた。
しかし、その中にヨッシーはいなかった。

幹事にそのことを聞くと
「ヨッシーって誰?」と聞き返された。
確かにそのあだ名と顔は思いされるのだが
名前は、苗字も下の名前も思い出せなかった。
他の誰に聞いてもわからなかった。
そして、僕に電話をかけた人間は誰もいなかった。
幹事のミエも、そういえば
他のみんなにははがきで出席の確認を取っていたので
自宅の電話番号しか教えていないので
携帯に直接かけてきたのはあなただけだったので
ビックリした。
といっていた。
その場の空気が悪くなりそうだったので
それ以上話を広げなかったが、
誰も、嘘を言っている感じではなかった。

2次会でまたそのことが話題になった。
誰もヨッシーを思い出せなかったし、
後輩や両親、兄貴にまで電話をかけてみたけど
誰も知らなかったし、僕に同窓会を教えてくれた友人は
誰もいなかった。
ただ、母親がヨッシーらしき友人を覚えていた。
一度汚れた古本を誕生日のプレゼントだと言って
帰ってきたことがあった。
あんまり熱心に読んでいるので捨てろとは
言い出せなかったが、プレゼントに
ゴミ箱から拾ってきたようなものを渡すとは
へんな友達だなぁと思ったので良く覚えている
との話だった。

タニグチがリダイヤルか何か残ってないか?
と聞いてきた。
携帯の着信は、10件保存されるので
あまり使っていない僕の携帯には、
彼の電話番号が残っていても可笑しくはない。
調べてみると確かにそれらしい番号があった。
リダイヤルを押すといきなり扉の向こうで
携帯の着信音らしきものがいきなり鳴り出した。
友人の何人かがいきなり飛び出し
扉を開けたが、誰もいなかった。
その瞬間僕の携帯がいきなり電池が切れてしまった。
(それ以来壊れてしまった。)
みんな怖くなって2次会は早々に切り上げることになった。

そして、先日ヨッシーからのメールが届いた。
「そのうち、そっちに遊びに行くからその時は
とめてくれよな。」と書かれてあった。
返事はまだ書いていない。
 
友人の話を一つ。
あ、オチはありませんので。

一昔前、かなりぼろいマンションがあったそうです。
で、そのマンションの2階から3階までを階数を数えながら登りきると
死ぬといわれていたそうです。

当時の友人もその話を聞き、死ぬかどうか試してやろうということで
そのマンションに行きました。
外見はかなり気味が悪かったそうですが、好奇心に負け、2階に駆け上がった
そうです。

チャレンジ開始。
が、半分の踊り場まで来たところで突然、上から白い着物らしきものを着た
おばあさんらしき人が降りてきて、友人にこう尋ねたそうです。
「いま、何段目ですか?」
人がいるとは思ってなかったらしいので、かなりびっくりしたそうで、
今何段目だか忘れてしまったそうで、
「いや、忘れちゃいました」
するとおばあさん、チッ、と舌打ちして早々に降りていったそうです。
おばあさんが降りたあと、友人もなぜか気味が悪くなって数えるのをやめて
一目散にマンションを出たそうです。

ところが、帰り道、よく考えてみると、あのおばあさんはなんだったんだろう?
あのマンションはとっくに人は出払ってるはずなのに、何でおばあさんが?
それに、自分は階段の段数を声を上げて数えていたわけではない。
じゃぁ、なぜあのおばあさんは、段数を数えていたことを知っていたんだ・・・?

あれは、そのまま上りきったら死んでしまうというおばあさんの警告だったのか、
はたまたそのおばあさんがあの世へ引き込もうとしていたのか・・・
永遠の謎だそうです。

文才ない上、つまらなくてスマソ。
 
自分の体験談を書きます。

当時大学入学で上京してきた私は板橋区加賀の女子学生会館に入館しました。
7階に住んでいました。
音楽をやっていたので、別館の練習室も借りてました。
その練習室
本館とは長い渡り廊下で続いているのですが、
何だか異様に無気味なんです。
誰もがそこで上半身だけの女性を見た、ベランダのない練習室の窓から女の人が覗いていたといったことを言っていました。

正直私はその手のことはまったく信じておらず、
いや、怖いのでなるべく触らぬように人生を過ごしてきたタイプでして。

なんですけどついに私自身も経験することになってしまったんです。

つづく

次の日が実技試験だという前の晩に、
そろそろ12時をまわろうかという時刻私は最後の悪あがきをしてました(関係ないですけど試験はぼろぼろでした)
その時、他の練習室からたくさん聴こえてきていたはずの楽器の音が
突然聴こえなくなりました。
みんな練習をやめて部屋を出ていったのかとも思い、最初は気にもしていなかったんですけど、
気を取り直して練習しようとしたその時に、ドアがノックされました。
訪問者はよくあることなので何の気なしにドアを開けたんですけど、そこには友人のIさんが真っ青な顔をして立っていました。
彼女はこう言いました。
「窓の外に手が……」
それを聞いた瞬間私も背筋がゾッとしました。
私は彼女にこう言いました。
「今まで音なってたよね?みんな帰っちゃったのかな」
すると彼女は恐怖に顔を歪めながら
「‥‥Kちゃん(私)とわたしだけじゃなかったの‥‥?」

つづく

いよいよ気味が悪くなった私はIさんを連れて本館へ戻ろうとしました。
その時自分の部屋の窓など振り返りもしませんでした。
絶対にそういうの見るの嫌だったので。

でも失敗してしまったんです。

その本館と別館を繋ぐ渡り廊下
途中で一ケ所クの字に折れる場所があり、そこにはめこみの窓がついています。
場所は地上から数えると2階分あり、ベランダもありません。
その窓をIさんと私は無視してただひたすらに通り過ぎたその時でした。

「コン コン」

叩いてるんです誰かが。
窓を1メートルほど離れた場所で、凍り付いて動かなくなった私達に、さらに追い討ちをかけるように

「コン コン コン」

振り向いてはいけないと、頭の中で警告が鳴ってたのですが、
行動は正反対となり、Iさんと二人でしっかり振り向いてしまいました。


その窓には
長い髪の、首から上だけの
口から血を流して狂気の嘲笑を浮かべている女性が
首しかないのに同じようにちぎれている両腕で今度は窓を力一杯叩き付けている光景がありました。

今でもあの時の、ちぎれた両腕が窓を叩く音が忘れられません。

翌月自分はそこを引っ越しました。
Iさんは何だかその日以来、誰とも口を聞かず、
そのまま彼女も引っ越して行きました。

あとで聞いた話ですが加賀は昔
首切り場だったとか

おわり
 
初めて書き込みします。
俺の先輩の話を聞いてください。
俺の空手部出身の先輩の話。
その先輩、心霊オカルト系が好きでちょくちょく話題の心霊スポットに行ったりしてたけど
最近様子がおかしい。
ワンルームに住んでいるのに猫を飼ってみたり
毎日バーボンをストレート飲んで3日で空けてしまう。
で、この前先輩の部屋で一緒に飲んでいた時の事
部屋には半死の猫が3匹、先輩はミッキーマウスのマグカップについだ
バーボンをストレートでガブガブ飲んでいる。
俺『ここ猫とか飼っていいんっすか?』
先輩『ああ、猫は魔除けになるから...』
しばらく沈黙。
俺『そんなに強い酒、一気に飲んで大丈夫っすか?』
先輩『いや、酔ってないと怖くて寝れないから...』
その後、その先輩は日代わりでやってくる霊の話をぼそぼそと語りだし
俺はその不気味さに
俺『明日、早いんでそろそろ帰りますよ。』と言うと
先輩『頼むから朝までいてくれ。今日は貞子の日なんや。』
と半泣きですがってくる。
再び、腰をおろした俺だったが酔って先輩が寝てしまうと
ダッシュでその部屋から逃げ出した。
ちなみに先輩の部屋にやってくる霊は以下の通り。
@兵隊さん:ただの兵隊さん。そんなに怖くないらしい。
A893:ブツブツ言いながら部屋に侵入。『お前、るっせーんだよ。』と言って先輩の頭を殴る。
Bミグ:高速で部屋を横切る発光体。
C貞子:足をつかんで部屋中を引きずりまわすらしい。
 
第三者の立場からみるとあまり怖くはないかもしれませんが、僕の体験談を一つ・・。
皆さんは「こっくりさん」ってやったことありますか?僕が小学校の低学年くらいの時に、
学校でこっくりさんが流行った時期がありました。毎日のように休み時間になると、クラスの
誰かが「こっくりさんやろうよ!!」と言い出し、みんなが集まってくるという光景が見られました。
僕は小心者なので、「たたりがあったら嫌だな・・。」なんて思いながら、こっくりさんには
参加せずにいたんですが、あまりにみんなが盛り上がっているので、ある日ついに意を決して、
こっくりさんに参加したんです。まあ、そのこっくりさん事態は、特に何かあったというわけでもなく、
怖いことは何もなかったんです。その日、家に帰って母親に、「今日、こっくりさんやったんだよ!」
と言いました。すると母が、ものすごい形相で、「あんた!そんなこと二度とやっちゃだめよ!!」と
激怒しました。普段は温厚な母が、あそこまでムキになって怒ったことに、幼心にかなりのショックを
受けたことを覚えています。そのあと母が、おこった理由を話してくれました。
 母が当時の私と同じくらいの年頃だった時、同じように学校でこっくりさんが流行った時期があった
そうです。クラスのみんなが休み時間にわいわいと騒ぎながらこっくりさんをやっていたそうです。
しかし、私の場合と違うのは、母と仲の良かった女の子が、ある時期から精神を病み、とうとう狂って
しまったそうなんです。母の話によると、その女の子の目に、兄弟と思われる三人の男の子が四六時中
映っているらしいんです。しかも首だけの・・・。その男の子たちは常にニコニコと笑っていて、
その女の子のあとについてくるそうなんです。その女の子はしばらくして、精神病院に入ったとのことでした。
>>>続く

>>>続き
 その日の夜・・、私はある夢を見ました。セピア色の風景、昭和初期を
思わせる、純日本風の家々が立並ぶ町並み・・。私は神社の階段らしき場所で
遊んでいました。背後に妙な気配を感じ振り返ると・・・。いたんです!!首だけの
男の子が三人!!ニコニコと私に向かって笑いかけています。怖くなって走り出した
んですが、三つの首は私から離れませんでした。真夜中にびっしょりと汗をかいて目を
覚ました自分がいました。
 あんな夢を見たのは母の話のせいだと思いますが、あの時の恐怖は今でも鮮明に思い
出せます。皆さんもいたずらにこっくりさんをやるのはやめたほうがいいかもしれません。
 
 http://yasai.2ch.net/test/read.cgi/out/987074734/l50

 2001年4月11日の夕方、奥多摩の御前山避難小屋に到着しました。
先客が一人ラジオを大きな音でかけながら寝ていました。すでに暗
くなってから(6時半ごろ)の到着でした。
 私は挨拶をしながら入っていきましたが、相手からはまったく返
事がありませんでした。寝ているわけでもないようなのに、少々不
気味に感じましたが、このごろの中高年登山者は挨拶をいっさいし
ない人もときどきいるので、まあ、そんなもんかなと思っていました。

 その後もそのオッサンは、ラジオを大きな音でかけつづけていま
した。9時ごろになって音を小さくはしましたが、それでも歌の歌詞
もアナウンサーの会話もはっきり聞こえる音量でした。(イヤホンに
切り替えたようですが、イヤホンでも大きな音を出せばはっきり聞こ
るし、かなり迷惑です)
 結局、深夜までラジオは鳴りつづけました。

 翌朝もオッサンはメシの準備をしながら、ラジオを鳴らしつづけました。
 出発の準備がだいたい終わったオッサンは、テラスに出て、今度はラジオ
の音をスピーカーからまた大きな音で鳴らし始めました。
 私はまだ寝たかったので、ラジオの音を控えてくれないか?と言いました。
 すると、「オマエのところまではラジオ、聞こえないだろう? なんだ、
このヤロウ」 といきなりキレはじめました。
 私は「あの、私の寝ているところでも聞こえるんですよ。と言いました。
 オッサンは「イヤホン使ってただろが、ええ?」といいました。
 私は「イヤホンでも音は漏れます。夜も夜通しラジオの会話や歌が聞こえ
たんですよ」といいました。
 オッサンは「このヤロウ、挨拶もしないくせにバカヤロー」とどなりました。
(私は挨拶は二回ほどしているんですが。)
 そして、「オマエ、殺してやろうか? といって、いきなりナイフをとりだし、
振り回した」


 私は急いで、小屋に逃げ込み、ガラス戸を閉めましたが、オッサンはナイフを振り回しながら、戸をドンドンたたきました。
 逃げ切れないと思い、とにかく何回も土下座し、やっとのことで事なきを得ましたが、まったく、生きた心地がしませんでした。

 当日、御前山避難小屋の利用者名簿には「大沼文男と犬、茨城、54歳」という書き込みしかありませんでした。あとの利用者は私だけだし、オッサンは犬を連れていました。
 利用者名簿を見返すと、過去にも何度か「大沼文男と犬、茨城、54歳」という書き込みがありましたので、こいつに間違いありません。
 身長は165cmくらい、「アホの坂田」にちょっと似ているが、目つきはするどい。アルミフレームのついた背負子タイプのザック、マジック止めの運動靴。「埼玉吉田」と書いた、農協の帽子です。犬は中型の白い日本犬でした。

 こんな、危険な人間が山に入っているなんて、とてもショックです。しばらく山に登れなくなりそうなくらい、衝撃を受けました。
 とりあえず、奥多摩駅前の交番に届けました。東京都山岳連盟や雑誌、パソコン通信等にも知らせたいと思います。

 皆さんも、くれぐれもご注意ください。そしてこのような異常者を山から追放するために努力しましょう。

http://yasai.2ch.net/test/read.cgi/out/975776239/34

俺の親友は山で殺された。

大学の登山部では訓練と称した新入部員イジメがあって死人も出ている。
表には出て来ないが何処の大学でも一人くらいは死んでるらしい。
登山中のいわば密室殺人のようなものだから事故死になっているが本当
はしごきによる心不全。

これにかかわったやつらも社会ではそれなりの地位になり、子供も大きく
なっただろう。自分の夫、父親が殺人者だとは・・・

こいつらの住所、勤務先、子供通う学校は調査済み。
目撃者の証言もある。
具合が悪くなって顔面蒼白になっている親友を見た一般の登山者がリュックに
詰められた石を取り出すように命じても応じなかったそうだ。

懺悔するなら今のうちだぞ。
 
これは、母から聞いた話です。

親戚に体格の良い、叔父さん(私から見て、母からは義理の兄)がいた。
特にスポーツをやっていた訳ではないが、
子供の頃から農作業を手伝っていた所為か腕っ節は強かった。
その叔父さんが、結婚したばかりの頃
夜中の12時頃になると、訳の判らない事を口走ったり、
自分で自分の首をしめたり、いきなり高いところへ駆け上り跳び下りようとしたり、
と奇行が目立つようになっていた。
しかも不思議なことに30分ほど経つとピタリとおさまり
その間にやっていた事は、全然覚えていなかった。
そのようなことが、1〜2週間続き、周りで取り押さえる方が
疲れ始め、また此のまま、ほおって置くと本当に自殺するのではないかと
いろいろな所へ遭ったっていると、或る親戚の一人が
良いお祓いやさんがいると、とあるおばちゃんを連れてきた。

おばちゃんは特にこれと云って変わった感じは受けなかったが、
叔父さんを見るなり、
「あんた、呪われているよ。心当たりはないですか?」と聞いてきた。

叔父さんには、心当たりが一つだけあった。
最近結婚した奥さんが、以前やくざの女で(正しくは相手は本当のやくざではないし、
情婦と言うほどの付き合いでもなかったらしいが)相手のやくざから
強引に別れさせ(無論、今の奥さんに頼まれて)、それが切っ掛けのような形で
結婚したのだ。
呪いをかけられる相手として浮かんだのは、その男しかないと思ったので
そのおばさんにそう答えた。
すると、おばさんは「そんな男に大きな力はないと思うから、きっとお金で雇っているのね。」
「まあ、任せときなさい。今晩一晩お払いしときますから、
一週間ほどしてからまたきますから、本当に払えていたらその間なにもないはずですから。
お金は、その時に準備して置いてくださいね。」
そういって、1〜2時間ほど不思議なお祈りをして帰っていった。

ところが、その夜からピタリと奇行は無くなり、家族みんなグッスリ眠れるようになった。
やがて、一週間が経ちそのおばちゃんにお金を払い(母の話だと普通の人の月給程度)
お礼をした。
母は、好奇心が強いので、そのおばちゃんと世間話をしながらいろいろ聞いてみたが
一番気になっていたことを聞いた。
「もう、相手の人は、呪いをかけ直すと言う事はないんですか?」
「ええ、一週間も経っていれば大丈夫です。
わたしのは、呪いを払ったんじゃなく、返したんですから。
相手は、私と同じような商売の人、恨みはないし、
まあ、私もこんな商売していれば、畳の上では死ねないと思ってますから。」
そう云っておばちゃんはにっこり笑った。
母は、人の笑顔がこんなに怖かったのは初めてだったと言っていた。
 
これは、或るスタジオミュージシャンがラジオで話していたものですので
御存知の方がいらっしゃるかも知れませんが・・・。

家族ぐるみでつきあっていた占い師がいました。
占い師と言うより近所のおばちゃんとしてつきあってましたが、
時々「今度大きな仕事がはいるわよ。私が力を入れてあげとくからね。」
と云われた2〜3日後、CMの仕事が入る。
なんてことが何度かあり、「さすが・・・」と思ってました。

CMの仕事が増えだし、収入も上がったので
近くのマンションを(中古ですが)買った後、それが始まり出しました。
まず、子供の体中に湿疹が出来始め、私も妻もおかしな夢を良く見るようになり
ぜんぜん眠れなくなりました。
占い師のおばちゃんも心配し始め、子供の見舞いがてら看に来てくれました。
その時、急に「子供をこの部屋に寝せていてはいけない。」
と言うなり、子供を抱きかかえ居間の方へ連れて行き、
またその部屋に戻り、「こっちのほうから妖しい気が感じる・・・。ここね。」
エアコンの裏をさぐるなり「前の住人かしら、変なことをして行ったわね。」
そうつぶやきながら私にあるものを見せました。
それは、髪の毛で割り箸のかけらみたいなものをぐるぐる巻きにした
不思議なものでした。
「強い呪いがかけられてるよ。どうするの。一番良いのは引っ越すことかもね。」
その時、子供がひどい目にあっていることと、此の侭引越すのは、逃げていくみたいで
いやだたことで、おばちゃんに尋ねました。
「この呪い祓えませんか?」
「少し高いわよ。それでよければ・・・。まあ、このおばちゃんに任せなさい。」

そして、次の日おばちゃんは、どこから持ってきたのか沢山の御札を部屋中に貼り、
ちっちゃな香炉みたいなものの上で護摩を焚いていくつかの呪文をとなえ・・・。
「これで、良いはずだけど。まあ、暫く様子をみましょう。」そう云っていましたが・・・。
なんと、次の日から子供の湿疹は治り始め、おかしな夢を見なくなり、これですべて
終わったとそう思いました。

おばちゃんに電話でそのことを話すと、ずいぶん貰ったから心配してたのよ。
巧くいかなかったら怒られると思って・・・。などと喜んでいました。

しかし次の日から、またおかしなことが始まりました。
朝、玄関の前に泥をちでこねたようなもので作ったものが置いてありました。
そのことをおばちゃんに話すと血相を変えてやってきた。
「とんでもないことになったわね。これからどうするの。」
「戦いますよ。妻や子供を守らなきゃ。手伝ってくれますよね。」
「任せときなさい。出来る限りのことはしrてあげるから。」
しかし、・・・血の泥団子が置かれるとおばちゃんのお払いをすると言う
いたちごっこが数回続き、おばちゃんへの礼金も私の年収に近い額になり
精も根も就きかけ始め、どうしようかと思った頃
おばちゃんが一つの方法を提案してきました。
引越したふりをして、相手を安心させ暫く時間を作り
その隙に対抗策を考えると言うものでした。
巧くいけば、完全に引越したものと思ってくればすべて終わるのでは・・・。
そう考え、妻と子供は妻の実家へ、私は、仕事もあるので
スタジオ、ビジネスホテルあるいは、友人宅へ等を泊まり歩いていました。
しかし、いつまでもそうしてもいられないので、10日ほど経った頃
一旦様子を見るのとこれからの生活に必要なものもあるので、
家に戻りました。妻も子供を実家においてこれからの事を話し合う為に
二人で泊まりました。

次の日、玄関の扉を開けるとそこには、
昨晩までは無かったあの血で練られた泥団子が置かれていました。
この方法でも駄目なのかと落胆していると
妻が「私、見たのよ。泥団子置いている人。」
「誰なんだそいつは。」
「・・・・・・・あのおばちゃんが、朝早く玄関の前に置いていたの。」

後日談
おばちゃんにそのことを問いただすと
そんなことはないの一点張りだったが、
「妻とあなたとでは妻の方を信じます。全部とは云わないが
せめて半分は返してもらえないですか。」
・・・「解ったわよ!」とおばちちゃんはそういったけど
次の日夜逃げしていた。
 
“S(東京都内)”と言う町に引越した。
引越してきたばかりで、何も知らないし友人もいないので
日曜日は、近所の食物屋、雑貨屋などを探すのが決まりとなっていた。

或る日曜日に久々に床屋に行くことになり近くで探すことにした。
私は元来待つのが大嫌いなので、込んでいる床屋は駄目なので
なかなか見つからなかった。
電車で遠くまで出ようかと思ったとき駅の裏側に床屋を見つけたので覗くことにした。

窓から中を見ようとしたが良く見えなかったので、扉を開けて中を覗うことにした。
扉を開けたら、ちょっと薄暗く黴臭かった。
中には誰もいなかったのでそのまま帰ろうと思った。
その時、店の奥から「どうぞ。」とちょっとこもった声がした。
声の主は、店の電気をつけるとのっそり出てきた。
私は、「結構です。」の言葉を言い出せずにふらふらと彼の声にさそわれるように
店の中に入っていった。
「どうぞ。」店主は席へ座るように促した。
そこには席が三つ有ったが、右側には何か荷物が乗せてあり比較的きれいに見える
真ん中の席に座った。
その椅子は昔はすごく高級だったと思われる黒い革張りの椅子であったが、
微妙に湿っていて、中の綿がほとんど抜けていてすっぽり包み込むというより
後ろからしがみつかれている感じすらした。
部屋の中を見渡すと古新聞や雑誌等がそこ等重に積重ねられ埃が積もっていた。

右側の席の荷物を確かしかめようと首を傾けると
そこにも古新聞が載せられていて、その上に普通の床屋にも良く置いてある
髪型のデザイン用の首だけのマネキンが置いてあった。
そのマネキンは、まるで子供の悪戯の様に適当に切られてあり、
片目は白くにごりひび割れてあり、もう片方の眼は私をじっと見ていた。

店主は音も無く後ろに立っていて、私にまえかけ(床屋で切った髪避けのための)
をかけてくれた。それも少し湿っていて、生乾きのまま取り込んだ洗濯物のような匂いがした。
「今日は、どうします?」
その問に少しでも早くこの店を出て行きたい私は、
「適当にざっと切ってください。急いでますので。」というのがやっとだった。
さらになんだかいつもの床屋とも妙に違和感があった。
店の汚れ、乱雑さ、普通はかかっているラジオやテレビの音も無く
清潔であるはずの床屋の妙な黴臭さ。
そう、これは空家の匂いである。
さらに、目の前に普通の床屋であるはずのものが無かったのである。
そう、鏡がないのである。
自分の後ろに刃物を持った男が居て、その表情が何もわからないと言うのが
こんなに怖いとは始って知った。
しかし、後ろを振り向いて店主の顔を見る勇気も無かった。

無論、刺されることも無く、剃刀で首を切られることも、脅されることすらなかったが
(だから、当然のようにこの話を書きこめられるのだが)
何度も書き直したが、あの時の恐怖はここに全て書けてはいない。

普通の怪談話だと、後で見るとその床屋は廃屋で・・・という落ちになるだろうが
いまでも、その床屋の3色灯は回っていて営業を続けているみたいだ。
それ以来私は、人の多い床屋に行くようにしている。
 
アパートで起きた不思議な事です。

あの日を境に部屋の物の位置が変わっている。
私は、使った物は元の場所に戻すようにしているのに
朝起きると放り出されている。
微妙に違うとかじゃなくて、もう明らかに違う。
気のせいじゃないのは分かってたけど、実際あんまり気にしてなかった。
そんな事が1週間くらい続いたある夜。
コンビニでお菓子とか買ってきて、それをテーブルに置いたまま布団に入った。
ウトウトしてたら、物凄い勢いでビニール袋を漁る音がする。
ゴキブリかと思ったけど、1匹2匹のゴキにあんな音は出せない。
中身を確認してる感じ。
頭上の引き戸を開けてみる勇気はないから、音が止むのを待っていた。
それから引き戸を開けて、異常はないか見たら
買ってきたお菓子が袋から出されている。
ゴキにこんな真似はできないし。やっぱり誰かいるんだな・・

なんか急に腹が立って
お菓子は冷蔵庫に入れて、袋はしまって
その日は寝た。

別の日。
夜の11時頃、テレビも何も付けない無音の中
台所の床を拭いていた。
私の住むアパートは安普請な為、2階への階段を上がると
手すり等が揺れて、カシャンカシャンという音がする。
だから誰か上がってきたら分かるし、台所にいたらイヤでも聞こえる。
なのに、玄関前でいきなり女の足音が聞こえた。
コツ、コツ、コツ。
ん?誰か帰ってきたのか?
隣の奥さんが帰ってきたと思ったけど、隣は角部屋でいつもはもう1つの
階段を使ってるから、私の部屋の前を通る事はまずない。
私は耳を澄ませていた。隣のうちかな。
が、真っ直ぐ私の部屋の前で足音は止んだ。
は?
思わず鍵がかかっているのを確認した次の瞬間
ガチャガチャガチャと凄い力でドアを開けようとしている。
なに!?
ドアを押さえようとか、覗き穴から見てやれとかは一切思いつかなかった。
ただ、ボー然と見てるだけ。
力づくで開けようとしていたが、諦めたのか音は止んだ。
私は、酔っ払った隣の奥さんが部屋を間違えたんだろ。と思って
また足音を聞いていた。
さっきも書いたように、うちは安普請のアパートだから
隣の人がドアを開ける音なんかも聞こえてくる。

じっと耳を澄ませて、隣の家のドアが開く音を待っていた。
でも、何も聞こえてこない。
外へ出てみる気は、さらさら無かった。
考えてみると、階段を上がってきたカシャンカシャンって音はせず
いきなり、玄関前でコツコツという足音。
それに、階段を降りていく音もしなかった。
たっぷり5分は経ってから、ドアを開けてみた。
何もないし、変わったところもない。
下まで降りてみたけど、誰もいなかった。

次の日にでも、隣の奥さんに聞きたかったが交流もないし。
今だに謎のまま。

家で起きた不思議な事はこれくらい。
が、今度は職場で不思議な事が起きた。
 
数年前亡くなった爺さん。
亡くなる前には程よく呆けでました。
その爺さん時折庭を見ながら
「何であの人達はあそこに立っているんだろうねぇ」
と呟く事がありました。それは全然怖くなかったんですが
ただ1つ気になる事があって、爺さんが亡くる前の年
私が帰省した時、爺さんまたお決まりの
「何であの人たちそこに居るんだろうねぇ?」を呟いてたのですが
見てる方向が、いつもの庭じゃ無くて、家の居間に変わってました
爺さんだけに見える人達は、どうやら家の中に入ってきちまったようです。
 
幼稚園の時の話しです

私はよく幼稚園でボール投げをしてあそんでました。
しかしコントロールが悪いせいかいつもボールは塀をとびこえてしまいます。
そのつど幼稚園を飛び出してはボールを拾いにいきました。

ある日いつものようにボール投げをしていると
案の定ボールは塀を越えてしまい。「あ〜〜またとりにいかな」と
取りに行こうと思った瞬間。

「コラァ!!なめとんか!!いまから殺しにいくからな!!」

と大声でどなられ私は半泣きで先生のとこ逃げました
先生は事情を聞いてきましたが、言うと殺されると思いいいませんでした
結局はそのおっさんらしき声の主は現れませんでしたが・・

後日塀を飛び越したボールを捜しに行くと
ナイフかなにかで刺されたのかボールがむちゃくちゃになってました。

その当時は本当に死ぬと思いました・・・
 
さっきから,踏切りの音が聞こえる.
カンカンカンカンカンカン
半径2k以内に線路なんかないのに.
カンカンカンカンカンカン
すげーきしょい.

俺の部屋からも聞こえる。
なんで近所の住人達は気にならないのだろうか?
部屋の窓から外を見てみたら、隣接する公園の
ブランコの鉄柱を一心不乱に叩いている女性が居た。
この寒空でいったい何やっているのだ?
延々2時間程続いている。止めさせるべきか?

3時ちょい前に音が止んだ。
ちょっと気になったんで、パジャマの上にスウェット履いて
パーカー着て公園見に行った。
公園には誰も居ない。ブランコの傍らにぐんにゃり曲がった
パターが落ちていた。
自分のアパートの部屋を見上げたら、俺の部屋の窓から誰かが
覗いていたのでビックリして部屋に戻ってきたところです。
誰も居ないし、別段変わったところもない・・・・。
でもこうしてパソコンに向かっているのも気持ち良くないなぁ。
 
中学生のとき俺の家にグループ学習のため男女6人集まったときの話。
その中には俺の好きな子もいてめっちゃドキドキしていた。
ところがその子がトイレに行ったきり帰ってこない。
1時間くらいして様子を見に行くと、その子が泣きながら出てきた。
「流れないの…」
先に女の子2人が中に入りしばらく水を流す音が聞こえていたが、
らちがあかないらしく、俺らが呼ばれた。
…とうもろこしかと思った。
長さは15センチはあったし太さは5センチくらいあっただろう。
彼女はショックで帰ってしまい、俺も泣きながらそのとうもろこしのようなウンコを
割箸で砕き、流した。
俺の恋も終わったYO!
 
取引先の奥さんに気に入られ,30代も後半になってるのに未婚のおいらを
結婚させようと,いろいろ画策された.
とある市長の孫娘な娘(けっこーかわいかったがおとなしすぎ)が,おいらと
会わないうちにその気になり,けっこー盛り上がってから,偶然を装い,会わ
された.なぜか,その娘は,ますますその気になり,件の取引先の奥さんと
一緒に,有名な祈祷師のところにまで相性を見てもらいに行くほどだった.
おいら自身がその気にならんので,3つほど,話が流れたんだが,それらの
人,みんな占い系統が好きらしく,それぞれ,別の祈祷師の類いのとこでみ
てもらったらしい.
まぁ,ひらたく言えば,それぞれな話で内容はバラバラだったが,ひとつだけ
共通事項があったそーな.それは,,,
 『この男の人は,将来自殺しますね』
ってことだ.
生年月日と名前だけで判断すんな《゚Д゚》ゴラァァァァァァァァァァァァァァア!!!!!!!!!!!!!!!!
 9〜
続きます!雑誌ねた。

とあるカメラマンがなんの因果か自殺の瞬間をスクープしようというので
有名なそのテの名所(とうじんぼうか?)に隠れて見張っていたそうです。
何日か過ぎ、粘ったかいあってかどうやらそれらしい人が現れました。
カメラマンは不謹慎にも内心、大喜びでした。
レンズを換え、ファインダーを覗き、その人の行動をみていました。
その人は勿論自分がこれからやろうとしてることがカメラに撮られるなど
知るはずがありません。
絵に描いたような基本的な自殺前の心得(遺書とか)をしてその人はためらい
もなく崖に飛び込みました。
カメラマンもプロですからチャンスは逃がしません。見事スクープを撮りました。
現像の段階でカメラマンは蒼くなりました。
普通、飛び降り自殺するひとは飛んですぐ気絶するんだそうです。
現像したその写真には気づくはずがない距離、存在なのに
カメラ目線で、しかも二ィっと笑った顔で写っていたそうです。
 
どうしたらいいのかわからなくてしばらく眺めていると,
いつのまにか連れのダイバーがすぐ側に来て,私の肩を叩き,
ある方角を指差しました.
その方角を見やると,ダイビングの装備をまったくしていない,
至って普通の格好をした老人が鎌で少女たちを刈り取っているのです.

無表情だった少女は,刈り取られる瞬間,何ともいえない
苦痛の表情を浮かべます.
海中でも叫び声が聞えてきそうな表情でした.
しかし,その顔も,やがて切り取られた足下から広がる少女の血によって
見えなくなってしまいます.

そうして老人は少しずつ私たちの方へ近づいてきました.
やがて,私たちのすぐ側までやってきた老人は,
完全に固まっている私たちの方へ顔を向け,にやりと笑い,
手にした鎌を差し出しました.
まるで「お前たちもやってみるかい?」とでも言わんばかりに.

次に気づいたとき,私たちは二人とも病院のベッドの上でした.

酸素がなくなる時分になっても上がってこない私たちを心配した
仲間のダイバーが助けてくれたのです.

そのダイバーはわれわれが見たようなものは見ていないといいます.

「海ではいろんな幻覚を見るものだ.それが海の怖さであり,
素晴らしささ」と,その年長のダイバーは私たちに諭すように言いました.

しかし私ははっきり言えます.あれは決して幻覚などではなかったと.
 
自分は家で猫を飼ってるんです。
で、猫が家を自由に行ったり来たりできるように
ドアの下端にちっちゃい穴をあけてるんです。
まあ、猫一匹すんなりと入れる穴が。
もちろん、そのドアには鍵とかがかけられないので
プライバシー(藁)を守るために、鍵みたいな役割を果たしてくれる
スノコを使うわけです。
スノコというのは直径1m、幅50cmのごく普通のスノコです。
それをドアとドア(出入りのドアと、押入れのドア)の
押入れ側の前のドアに、ドアとドアの間にはさむように入れるんです
(文章下手なのでわからないですよね・・まあ、これでロックができると思ってください)
そして自分の家のカーテンはすべて光を遮断してくれて
外からは、全然明かりが見えナイといった具合でした。

で、ある日家族がたまたまいないときのことです。
まあ、普通に過ごして、寝てました
するとです。お風呂の所から窓ガラスが割れる音がするんです
続いてドアを引く音が(古いので音がします)

もうこの時点でわかりきってました。
これは泥棒だ、と。
考えられない恐怖が襲ってきましたが、自己防衛はしなくてはなりません
そう、そのスノコを使ってドアに鍵をするんです。

つづく

しばらくたってから、(すごく長く感じましたが)
何も音がしなくなりました。(もう行ったのかな?)
(金目のモノとって行ったかな?)などなど
もう怖さで頭が麻痺しそうでした。

と、次の瞬間
ドアを泥棒が引こうとしたんです。
でもドアにはスノコがかかってるので開くはずがありません。
泥棒は力を込めてこじ開けようとしました
猫の出入り口に足を突っ込み、蹴り、こっちの部屋に入ってこようと泥棒はもがいていました
僕はもうダメだ。これで死ぬんだと、このとき感じました。

でもです。ホントなぜだかわかりませんが
自分、ここで枕をドアにおもっきり投げつけて
「殺すぞコラ―――――――――――――ッ!!!!」って叫んだんです
「殺すぞコラ―――――――――――――ッ!!!!」
3回ぐらいはさけんだと思います

すると泥棒は玄関から慌てて逃げていきました
正直、これほど怖い思い出をするのはもうこりごりです。
 
ある寺に一人の盲目のK住職がいた。
これはそのK住職が数人の若い住職を連れて恐山に行ったときのこと。
知っている人もいると思うけど恐山には所々に死んだ人の冥福を祈るために
それぞれの思いが込められた、たくさんの小石が山のように積まれている。
盲目の住職は若い住職たちに向けて言った。
「ここに積まれている小石は絶対に持って帰ったりしてはいけない。」
それを聞いたある一人の若いT住職は
「なんだ?どってことない普通の石じゃないか。これが何だっていうんだ?」
と思い小石をひとつ掴み取ってふところに入れてしまった。

帰りの車の中でのこと。しばらく走っていると盲目のK住職が
突然ものすごい顔つきになり
「何てことだ!一体なぜ・・・」と叫んだ。
驚いた住職たちがどうしたんですか?と聞くとその住職は
「女がものすごい形相でこの車を追ってきている・・・」
「えっ、どういうことですか?」みんなで後ろを振り返ってみたがなにもいない。
しかしK住職の顔はどんどん険しくなっていく。
「この中の誰かを追ってきている・・・お前たち一体何をしたんだ?」
若いT住職ははっと気がついて自分のふところから石を取り出した。
「まさかこれが・・・?」
そして何気なくその石を裏返してみた。すると
そこにははっきりと女性の名前が書かれていたのだ。
「ひぃぃぃっ!」
完全に取り乱したその住職は思わずその石を窓の外に投げ捨ててしまった。
「ああっ追いつかれる!」K住職が叫んだ瞬間、
石はアスファルトにたたきつけられ真っ二つに割れてしまった。
「助かった・・・」
そう思ってT住職は胸をなでおろした。
しかし次の瞬間、K住職が青ざめながら言った。
「女が血だらけになりながら必死に車を追って来た・・・」
「そっ、そんな!」

あせったT住職はすべてをその住職に話した。すると
「ちゃんと元の場所に返しに行けば何とかなったものを・・・。なぜこうなる前に
 話してくれなかったんだ。残念だが石を割ってしまった今はもう・・・。」

その後その若い住職は高熱にうなされあっけなく亡くなってしまった。


すごいありがちな話だけど俺にとっては結構怖かった話です。
 
さて,この話ははじめは「笑える怪談教えてくれ!」というスレに投稿しようと思ったんですが,
実際にこの環境にいると洒落になんないほど怖いんで.
もし,こんな環境にいたら,と想像しつつ読んで下さい.

私は大学院で生物学を専攻しているのですが,私の所属する研究室のある棟には
この季節になっても蚊が飛んでいます.
その大学院は,もう今の時期になるとかなり冷え込む,
日本でもかなり北に位置するところにあるのですが.
まあそれだけなら,研究棟にはほぼ24時間人が居ますし,だから
暖房もずっと効いていて,暖かいからかな,とも思うのですが,
この蚊がまた,「あんたホントに蚊?」と聞きたくなるほどデカイんです.
そのうち,実は生物系の研究室で遺伝子操作された蚊だとかいう噂まで出はじめて.
刺されると痒くなるだけじゃすまないんじゃないか,て.
あの蚊に刺された後,頭がおかしくなった人もいるという噂まで….
真偽のほどは分からないんですけど.
昨夜も,研究室にいると,ぶんぶんと耳元を飛び交っていて「刺されたらヤバイ」
とかなり恐怖で,きゃつの本体を見極めようと音のする方を探してたんです.
すると,一瞬見ただけだから気のせいだと私は信じたいのですが,なんとその蚊は
緑色なのでした(でもそれははっきりと蚊でした.でかかったけど).
今日,さっそく研究室の人たちに話してみたのですが,
さすがに緑の蚊を見たという人は誰もいませんでした.

おしまい.
 
>>122,>>123

おお,さっそく感想ありがとうゴザイマス.

さて,手持ちのネタはこれが最後です.これは昔のバイト先での話です.

そのときのバイト仲間に暗い雰囲気の女の子がいました.
ちょっとおどおどした感じの無口な子です.
あまり好きなタイプじゃないなと思ったのですが,
私はその子と二人だけになってしまうことが多かったので,
手が空いたときにいろいろと話しかけていました.
しかし,これがまあ,盛り上がらない.
みごとなくらい互いが合う話題がないのです.趣味がまったく違う.

私はスポーツをするのも見るのも好きなのですが,彼女はスポーツにまったく興味がない.
彼女はゲーマーだけど,私はテレビゲームにはまったく興味がない.
音楽の趣味もまったく違う.
本好きということでは一致しているのですが,本の趣味が微妙に違う.
私は理系だから,ドーキンスやローレンツの本なんかが好きなのだけど,
彼女はニーチェだとかサルトルだとか….誰それ?って感じです.
しかし,読書は私たちの唯一の共通点のように感じたのでしつこく食い下がってみました.
すると「乱歩とか好き」「あ,私も好き!」「鏡花は?」「ああ,好き好き」
といった感じで盛り上がってきました.

「怖い話は好きなん?」「うん,結構」
「私も好きなんやけど,私自身は怖い体験したことないねん」
「私は一度,すごい怖い体験したよ」「え,そうなん?聞かせて聞かせて」
「うん.いいけど,霊とかそういうのとは関係ないし,少し後味悪いよ」
と意地悪そうな笑みを浮かべて彼女はその話をはじめました.

(つづく)

予想通り,と言っては失礼ですが,中学生の頃,彼女は酷いいじめに遭っていたそうです.

そんなある日の放課後.
彼女はしつこいいじめっ子たちの目から逃れるために
旧校舎の地下室,すなわち旧校舎の音楽室へと駆け込みました.
かなり不気味なところだったそうで,彼女は自分でも
よくそんなところにいったなと思うそうなのですが,
そういう曖昧な恐怖よりもその時は現実的な恐怖の方が優っていたから.
と彼女は言いました.
そして彼女はそこでまた別の部屋へと通じるらしい扉を見つけるのです.
あまりに定番なんで,「ほんまにそんな扉あったん?」と茶々を入れたかったのですが,
そのときの彼女の,なんというか,そのぼそぼそと語る様子がすごく怖くて,
とても横やりを入れる雰囲気はありませんでした.

さて,話を戻しますと,彼女は興味半分でその扉を開けました.
鍵はかかってません.そして扉の向こうにはさらに地下へ向かう階段があります.
そこで彼女は扉を開け放しにしてその階段を降りていきました.勇気ありますね.
しかし階段を降りている途中で扉がばたんと閉じられます.
彼女は驚きで階段を転げ落ちそうになりましたがなんとか踏みとどまり,
途中まで降りていた階段を慌てて昇りました.
扉を押しても(入るときは扉を引いて開けました),びくともしません.
試しに引いてみましたが,結果は同じです.
彼女を追いかけてきたいじめっ子たちの仕業だと思ったので,
がんがんと扉をたたいて叫びました.
「やめてや!出してよ!なんでそんなことするん!開けて!」
いつもならそこで,口汚ない罵詈雑言が飛んでくるところですが,
扉の向こうからは何の音も聞えません.

その扉は金属製の厚い扉なので,向こうの音が聞えないだけだ.
そう彼女は思おうとしたのですが,体はその思いとは反対に
がたがた震えてきて,冷たい汗が腋からつぅーと流れてきました.
いじめっ子たちの仕業なら,いくらなんでもそのうち出してくれる.
しかし,これがもし何かの拍子に勝手に閉まったのだったら?
そしてもし,誰にも発見されなかったら?

(つづく)

扉の向こうの地下室は地下室とはいっても半分は地上に出ているので窓があり,
まだ,薄暗いという程度だったのですが,この部屋には外からの光がいっさい入らず
真っ暗な闇で覆われています.
その闇がまた彼女の不安を増幅させていきました.
彼女は必死で扉をたたき,大声で叫びます.しかし,外からは何の反応もありません.
彼女はしばらく無駄な努力をした後,階段を降り,地下室の床に座り,
少し落ちついて,何とかここから脱出できる方法を考えようとしました.
彼女はふと思いつきました.扉には内側にも鍵がついているはずだ.
内側から開けられないはずはない.
だいたい,外から開けられなくても少し困る程度だが,
内側から開けられなかったら,それこそいまの自分のように生死に関わる問題だ.
学校の施設がそんなお粗末なことをしているはずがない.
自分でも意外な冷静さで以ってそう判断した彼女は再び階段を昇りました.

(つづく)


そして扉を手でなぞって鍵を探しますが,なんだか扉にはところどころ
突起物のようなものがあります.
それはともかく,鍵らしきものはなかなか見つかりませんでした.
すると,彼女の足に何かがコツン,と当たりました.
まさか….恐ろしい想像を一瞬彼女はしてしまいましたが,
思い切って足下を探るとどうやら懐中電灯のようです.ほっとしました.
もしこの懐中電灯がまだ生きているならだいぶん役に立つな.
彼女はあまり期待せず,手探りでスイッチを入れてみました.
すると,明かりが点いたのです.
よかった.彼女は扉をその懐中電灯で照らしてみました.

しかし.

そこには,その金属製の扉には,
人間の血まみれの,はがれた生爪が食い込んでいたのです.
そして「たすけて」という血文字が扉いっぱいに….

…そこまで話して彼女はにやっと私を見て笑いました.

しばらく沈黙が流れました.やっとの思いで私はかすれる声で聞きました.
「そ,それで?」「それで,て?」「いや,だから…」一番大事なことを聞いてない.
「あ,その懐中電灯で床を照らしたら白骨死体とか見付かったり…とか?
そしたらこの話ももっと怖かったんかもしれんけど,それは見なかったなあ.
まあ,実体験なんて,怖いといってもそんなもんやて.…それじゃ,そろそろ仕事に戻らな」.
いや,そうじゃなくて.もっと肝心なこと.

しかしその日は,いや,その日だけでなく,その後も,いまにいたるまで彼女と話す機会はありませんでした.
彼女はその日を最後に何の挨拶もなく,そのバイト先を辞めてしまったのです.

(おわり)
友達の高校がそーゆー事件あったって。
地下に予備(?)の理科室か理科準備室があって、殆ど使われてなかったんだけど
肝試しに女の子2人が入ってたら、守衛さんがたまたま開いてるのに気付いて、
鍵をかけてしまって。
生きて見つかったか、死んでたかは覚えてないけど。
お腹も空くから、ホルマリン漬けの蛙とか食べ散らかされてたらしい。可哀想。
 
某所で建築関係の仕事をしている。

とある工場でプラントの監理で働いている時の話である。

その工場の建築監督官の中にエンマと渾名される男が居た。
いつもメモ帳を持ち歩き(閻魔帳といわれていた
工事の粗探しばかりして、しかもタイミングの切り出しがいつも悪く
工事業者はいつも泣いていた。

あるとき、事故がおきた。
彼のヘルメットにボルトが直撃して即死したのだ。
ちょうど閻魔帳に何か書き込んでいたときらしく、閻魔帳を握り締めていた。

不思議なことに彼が亡くなった場所付近には無くなっているボルト等は無く
どこの責任範囲かが不明であったが、とりあえず一月ほど工事が中止となった。

これは、その中止の間にまた別の訃報を聞いた。
ちょうど彼が亡くなったその日に(時刻もほぼ同時期に)
彼があまりにも無理な注文を言い過ぎた所為で
ノイローゼとなり、会社から解雇されていた男が自殺していた。
 
ある家族が、都内に家を買った。中古の家屋だが、2階建てで家族3人で住むには充分な広さ、そして何より格安の物件だったので家族は満足していた。
そして引越し当日、とりあえず大きな荷物は片付け終わり家族は初めての夜を迎えた。父と母は一階、今度小学校にあがる息子は2階の自分の部屋に・・。
深夜1時ごろ、引越しの疲れもあり深い眠りについていた夫婦の意識を現実に引き戻したのは、息子の声だった。
「怖くて、寝れないの。壁が、怖いの。一緒に寝ても、いい?」息子の部屋は2階の角部屋。
以前家族の趣味であろうか、壁に木の板が満遍なくはられ一見ログハウスのような部屋である。
「もうすぐ一年生になるんだから、一人で寝る練習をしなさい。楽しみにしてたでしょ?自分の部屋」と母親。
「だけど・・・」  しばらく押し問答を続けた挙句、母親は埃よけに使っていた一枚のシーツを息子の部屋の壁に貼ると、
「これで、もう怖い壁は見えないでしょ?いいかげん寝なさい!」と息子を一人残し階下に戻った。
しばらく2階ではバタバタと息子の暴れている音が聞こえたが、そのうち静かになったので母親は安心して眠りについた。
そして次の日・・母親が息子を起こしに部屋に行くと、そこには、空の、冷えた、ベッドがあるのみだった。
母親は驚いて心当たりを探し回ったが息子の影も形もない。靴も玄関に残っている・・。母親はふと息子の部屋に戻り
昨晩、自分が貼った壁のシーツをおもむろにめくってみた。そこには・・見覚えのあるかわいらしい手が、
助けを、求めるかのように・・・・
 
国勢調査のバイトをしてたときのこと。
ワンルームのアパートを担当させられたんだけど、
世帯主が女のはずなのに、男が出て来た。
僕「すみません、国税調査の…」
男「今忙しいからあとにしろ」
僕「以前、お電話で約束してあったはずですが」
男「俺は留守番だからわかんねえよ、あとにしろ」
でも、部屋の奥のほうから女のあえぎ声みたいのが聞こえる。
僕は「ああ、そういう事なら出直してくるか」
と勝手に思い込んで引き下がったのだが、
数日後、そこのアパートでストーカー殺人があったことを知った。
2年くらい前、神奈川県の某市での話です。
ずっと秘密にしてたけど、懺悔のつもりでここに書きます。
 
私がまだ4〜5歳の頃の話です。
当時家には風呂が無く、よく母親と銭湯に行っていました。
ある日銭湯の帰り道、ある公営住宅が立ち並んでいる場所を通りかかると
ある家の玄関先に警官が2人居て、女性が何かを大声でまくしたてているのです。
なんだろう?と訝しんだものの、まぁ警察が居るのだから大丈夫と私たちは帰宅しました。
次の日、昨日の件の家の隣の住人が母親の知り合いらしく話を聞いてきたのでした。
それによると、昨日の女性はその住宅に越して来てまだ一週間足らずだったのですが
引っ越して三日目辺りから、寝室にしていた和室で変なことが起こりはじめたそうです。
夜中、人の気配で目を覚ました。なんだか子供が騒いでいるような気配だった。
キャッキャという子供の笑い声。同時に畳をみしみし踏む様子がハッキリわかった。
部屋には霧のようなものが漂い、その中を3人の子供がはしゃぎまわっているのだそうです。
そしてさらに母親とおぼしき女性の声が「ごめんね、ごめんね・・・」とボソボソ言っている。
目をこらしてみると、部屋の隅の方に女性が正座をしてひたすら頭を下げている・・・・
その女性がハッとしたように顔を上げ、こちらを向いたそうです。そのギラギラした目と
視線が合った瞬間、その住人は気を失ったのだそうです。
次の日、ヒドい悪夢だったと半ば強制的に思い込んだのだそうです。
しかしそれは次の日にも、さらには三日目に現われた。
そして次の日、まだ深夜でもない時間に部屋が妙に霧がかかったように霞始めた。
住人は堪らず半ば半狂乱になって警察を呼んだのでした。
後日、詳しい経緯は知らされませんでしたが、その住宅の前の住人が逮捕されたのでした。
そして立会いの元、その寝室の床下が掘り返されたところ・・・・案の定、発見されたのでした。
合計4体、バラバラだったそうです。
怖かったのは、その犯人は「家族は実家に帰した」と触れ回り、自分は一人で住み込みで働いていたのです。
私たちがいつも行っていた風呂屋でした
 
昔の家、や現在でも農家などは玄関を入って土間が有り、その土間に
石段が置かれていて居間に続くというようになっています。
様は土間に居間に上がるための石が置いてある訳です。

問題はこの石段なのですが、建てかえの時に気づいたりするのですが
以外に古い墓石だったりするのです。こういう家はなぜか一人で居て
も誰かの気配を感じたりするものです。
あなたの実家や田舎の祖父母の家どうですか?土間に石が置いてあっ
たりしませんか?
 
うちの父から聞いた話だから、私が騙されてない限りガイシュツではないと思うが…

私の父の友人に、Yさんという船乗りがいます。
そのYさんの家の近くに、また父の別の友人Kさんがいます。(会社の同僚で一人暮し)
で、家も近いしと言うことで一度そのYさんとKさんと父とで飲みに行ったそうです。
もちろん、YさんとKさんは初対面です。
そこでYさんが「先日恐ろしい目にあった」という話を始めました。
数日前、Yさんが船室で寝ていると、金縛りにあったそうです。
ふと部屋の角を見上げると、そこには女の生首が浮いていたのです。
Yさんは声も出せなかったのですが、生首はニタニタ笑いながら急降下してきて、
寝ているYさんの目の前をスレスレで飛んでいき、また対角の天井の角で止まりました。
するとまたクルリと向きを変え、同じように急降下してくるのです。
それが何度も繰り返されたそうです。
たまらなくなったYさんが全身の力をこめると声が出たので、
大声をあげると、生首はスーッと消えたそうです。
続く。

>231の続きです。

そこまで話すと、Kさんの顔色が変わりました。
おかしく思った父とYさんが話をKさんに聞くと、
Kさんも数日前に恐ろしい目にあったというのです。
(Yさんに会うまで、Kさんは自分が寝惚けたと思っていたらしい)
その内容は、数日前、Kさんが夜中に目が覚めてトイレに行きたくなり、
トイレのドアを開けると、足に何かがぶつかったそうです。
何も置いていなかったはずなのに、と足元を見ると、
女の首から下の体がゴロンと横たわっていたのです。
驚いたKさんは慌てて部屋にかえり、布団を頭からかぶって震えていると、
トイレの方向から足音がしてくるのです。
足音はそのままこちらに近付いてきて、Kさんの部屋のドアを開け、入ってきました。
布団の隙間からそっと部屋の様子を見ると、案の定、首なしの女が明かにKさんを探しているのです。
Kさんはそのまま恐怖で気を失い、気が付いたら朝だったそうです。

その後、YさんとKさんにそれぞれの話の正確な日付けを聞くと、
二人が恐ろしい目にあった日は全く同じだったそうです。
ちなみにKさんは必死で父に頼みこみ、その日はウチに泊まりに来ました…。
(その時はウチの家族は事情を聞かされていなかったけど)
よっぽど怖かったんだろうなぁ…
 
実話でオバケ話じゃないんですけど、聞いてください。

3年くらい前まで、晴海の倉庫で働いていたんですよ。
 マイナス25度くらいの冷凍庫でした。
そんで、6階建てで、一つの階に2人で仕事するって
感じなんですが、俺と同じ階で働いていたおじさんが
来ない日があったんです。
 結構サボるおじさんで、「また俺一人かよ。たまん
ねーな。」って感じで、朝 倉庫の鍵を開けたら、
倉庫の入り口で体中霜まみれのおじさんが、うずくま
っていました。
前の日に、まだその人が中にいることを確かめないで
社員の人が鍵を掛けてしまっていたそうです。
もちろん死んでいました。
 気持ち悪かったんですが、その頃金がなかったので
その後半年、その倉庫で働きました。
 ドアの内側には、おじさんが必死で指で引っかいた
跡がずっと残っていて、結構嫌な気分でした。
 
私がまだ十代のころの話
ある日突然、市松人形が欲しくなった、もう欲しくて欲しくてたまらない
白い着物に赤い帯、紅はほんのり紅い、市松人形がなんとしてでも欲しいゥ
それでお店のお客に手当たり次第情報を求めた、何処で売ってて・オーダーで作れるか・幾ら位するか・などなど、どうにかして手に入れようとした、何日か過ぎた頃、お店の女性客にこう言われた
「それ本当に貴方がほしいの?」
???!目から鱗が落ちた、そうだ私何で人形なんか欲しいんだろ。(続)

しかも市松人形、
するとそれまでなんとしてでも欲しかった人形が欲しくも何とも無くなった
ただその話をしている間中お客の後ろで市松人形が私を睨んでいた、私は現実なのか目の錯覚なのか自分に自信をもてずその事を忘れた
私は結婚・出産・離婚・と色々あり五年ほど過ぎた
離婚し実家に戻った私に、姉と姉の友人が訪ねてきた、昔話をして楽しんでいる最中、姉の友人が話始めた
「そういえばあの時貴方が住んでいた家の近くに橋があったよね?」(続)


「家の近くに橋があったよね」
そう私がその時住んでいた家の近くに小さな橋があった、
別にこれといってなんてことない小さな橋、ただ私はあまり好きじゃなかった
姉の友人は続けてこう言った「私ねあそこの橋で女の子を見たよ、それが
おかっぱ頭の着物着た子だった」(姉の友人はよくこの世じゃない世界の人を目撃する人だった)
私は鮮明に記憶が甦った
忘れてた市松人形
恐かったけど私は聞いた、
「その子白い着物に紅い帯してなかった?」(友人)「そうそう何で知ってるの?」(続)

(友人)「けっこう恐かったよ顔が突然ブワァッて大きくってこっちによってきて」
私は間違いないと確信した、あの時私が突然欲しくなり、店の女性客に「貴方の意志じゃない」と指摘され恨めしげに私を睨み消えたあの市松人形だ
あの橋を渡る時私に憑いてきたのだろう、そして自分が入る体が欲しくなり私に用意させようとした・けれど不覚にも女性客のたった一言で私や周囲にきずかれた、だからあんなに恨めしげだったんだ
なぜ市松人形が突然欲しくなり、たった一言で欲しく無くなり、なぜ恨めしげに私を睨んだのか・五年後に分かった体験だった。



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