Taitol
当時、入社二年目の会社員だった私は、上司二人に連れられて栃木にある某洋酒メーカーの工場へ出張する事になりました。 勤めていた会社が関西にあったもので日帰りは難しく、宿泊施設が必要でした。 早速、事務員にホテルの手配をお願いしたところ、部長の同行ということもあって、そこそこなホテルを宛って貰えることになりました。 栃木に着いて打ち合わせまで少し時間があったので、先にホテルにチェックインする事になりました。 「三名様でございますね。ご予約承ってございます。」 フロントの小太りな中年男性が対応してくれました。 言葉こそ丁寧ですが、どこかにやけた表情のある男性だったのを覚えてます。 「こちらに住所と名前を記入して戴けますでしょうか…。それから、只今当ホテルの新館を改装いたしておりまして、お客様にお泊まり戴くのは旧館になります。」 先程から気になっていたその男のにやけた表情は目でした。明らかに目が笑ってました。 少なくとも私にはそう映ったのですが、上司二人はそれほど気にしていない様子でした。 「では、お部屋の鍵をお渡し致します…。」 先に上司二人に鍵を渡し、その後私に…、 「貴方はこちらです。」 と、何故か僕だけ部屋を指定してきました。 『…見るからに僕が新入社員なんで、部屋に差を付けているのだろう。』 その場はその程度でした。 私 「客が全然入って無いですね。」 上司「平日だからだろ。特に遊ぶ所も無い様だし…。」 旧館までの廊下と階段を結構歩いたのですが、その間別の宿泊者とすれ違うことはありませんでした。 階段を上がると左側が便所で、右側に客室が続いていました。 私 「この階は僕らだけですかね。」 上司「そうみたいだね。」 部長「じゃあ、5分後にロビーに集合な。」 私 「わかりました。」 階段から一番手前が私の部屋でした。 鍵を開け部屋に入った瞬間、一種の不快感に見舞われました。 臭いのです。 それは、RC造独特のコンクリートの臭いというか、黴びた臭いというか、埃っぽいというか…、明らかに久しく使われず換気不足な時に出る臭いがしました。 『最悪だな…。』 しかも風呂と便所がありません。 『そこそこなホテルねぇ…。』 事務員から見せられたパンフレットからはイメージ出来そうもない客室にがっかりしました。 仕事での宿泊、しかも一番若輩な者の不快感など主張出来る訳も無く、まして部屋を代えて欲しいなど言える筈もありませんでした。 私はそのまま荷物を置いて直ぐにロビーに向かいました。 打ち合わせに向かう途中のタクシーの中で、 私 「部屋、臭く無いですか?」 上司「そうでもないけど、君んところは臭いのか?」 私 「なんか臭うんですけど…。」 上司「仕事で一泊だけだし、我慢しろよな。」 予想通りの答えでした。 風呂に入るのも面倒になり、私はそのまま寝ることにしました。 何分経ったのでしょうか。まだまだアルコールが残っていたので、それ程経ってなかった様に思います。 突然目が覚めました。しかし、身体が全く動きません。 みるみる内に酔いが覚めていったのを今でも覚えてます。 それまで金縛りには何度か遭った事があるのですが、何時もとは比べようも無いくらいの強烈なものでした。 金縛りを解くべく懸命に指先を動かし、どうにか解けると、直ぐにまたそれ以上の金縛りに見舞われるのです。解けると直ぐ…、解けると直ぐ…、意識は徐々にハッキリしてくるのですが、金縛りは強くなる一方です。とうとう指先さえ動かなくなりました。 瞼以外の身体は全く動かず、意識だけがしっかりしている状態になりました。 その時です。見たこともない女性のイメージが脳裏に浮かびました。 パーマを当てただけの無精なヘアースタイルのオバさんで、二重顎、瞼を閉じて生気が全く感じられないオバさんの顔だけが、二度、三度私の脳裏に浮かぶのです。 『…。』 生気の無いオバさんの顔が、ずっと同じパターンで私の脳裏に浮かぶ…、…いえ、入ってくるのです。少し離れた処から迫ってくる様に。 目を開けると天井が見えました。そして廊下を歩くスリッパの音が聞こえました。 『誰かが起きてトイレにでも行くんだ。』 誰かに会いたい一心でした。 そう思った時、身体の自由が戻りました。私は急いで部屋を出ました。 向かって左側にある便所に駆け込んだ瞬間、更に恐怖が膨らみました。 便所の蛍光灯が点いてなかったのです。 真っ暗な便所の中は並んだ便器だけで人は無く、3つ在った個室からも人の気配が全くしませんでした。 何よりもそれ以前に便所の中は真っ暗なのです。 階段から向こうの廊下は便所しかなく行き止まりです。 便所以外に行くところがないのです。 確かにスリッパの足音は階段を上り下りすることなく、便所へ向かってました。 「これって、もしかして霊体験なのか?」 私自身、どちらかというと霊現象の様な超常現象は否定的な方でして、まして大事な取引のある出張中にそんな非現実な考えが入る余地などなかったのですが、程良く酔って眠りに就いていた私の目が覚める程の体験に、その時はじめてそう考えるに至りました。 私 「昨日の夜中に誰かトイレに行かれました?」 答えはNOでした。 私 「じつは…、」 昨晩の出来事を話しました。 上司「夢だろ?(笑)」 私 「でも…、程良く酒が入ってて夜中に目覚めたことなんて、今まで一度も無かったんですけどね…。お陰で寝不足ですよ。」 上司「帰りの新幹線でゆっくり眠ればいいじゃん。」 私 「そうします。」 外に陽があると、私の中でも昨夜の出来事は夢か錯覚だったのかと感じる様になってました…が、最後に確信させて貰えました。 チェックアウトの時です。 フロントの小太り中年男の目が昨日にも増して笑ってました。 私には全てが解りました。この男は確信犯なのだと。 最初、私だけにあの部屋を指定してきたことや、寝不足気味の私の顔をみて昨日以上に笑っているその目は、きっとあの部屋には何かがあるのだと。 何かがあるにも拘わらず、私を宿泊させたのだ。臭いから察して、私が泊まるまで長らく利用されて無かったのだろう。 鍵を手渡す際に私はその手をしばらく離さず、その男を睨み付けました。 男の目は笑いながら正に 『見えました?どうです?何か見えたでしょう?』 と言わんばかりでした。 私 「お陰様で、よく眠れましたよ。」 私は皮肉混じりに声に出して答えました。男の暗黙の問いへの答えの筈なのに、男は戸惑うことなく私の答えを受け入れた様子でした。 そして私達はホテルを出ました。 私が泊まる以前にあの部屋で何があったのかは知りません。真相は何も解らないままですし真相など何も無いのかも知れません。ただ私が十年経った今も忘れられない怖い思いをしたとあるホテルでの体験談でした。 当時は、怖い体験と共にあのフロントの男の行動に憤りを感じていて、あのホテルにはもう二度と泊まるものかと思ってました。 この文章を書いていて、今から思えばやっぱり錯覚だったのかという思いもあり、もう一度泊まって真相に迫ってみたいとも思いましたが、十年という歳月は少し長すぎた様です。今ではホテルの名前も部屋の番号も覚えておりません。 現場へ出向くことが出来れば薄らいだ記憶も戻って来るとは思うのですが、その後、会社を退職し別の職種で独立した私が栃木へ出向くことはまずないでしょう。 皆さんも、もし何人かでホテルを利用する際、あなただけが部屋の指定を受けたり、フロントでの対応に違和感を感じたならば、その夜は何かが起こるかも知れません。 乱文にて長々と綴ってしまいましたが、最後までお読み下さって有り難うございました |
会社では立場上帰宅するのは一番最後です。時間はだいたい11時前後。 疲れている日や体力を消耗した日、あるいは頭がカラッポの日には 帰ろうと席を立つと立てなくなります。 またか、と足元を見ると机の奥から手首が両足をつかんでいるのです。 最初はとても驚き、因果関係などの原因を探してみましたが特になく、 害もそれほどないので(約2分ほどで消える)そのまま普通に仕事をしています。 捕まれている間、すごく寂しい気持ちになりますがもう慣れてしまいました。 この時代、仕事がなくなるほうがよっぽど怖いしねえ。 |
同じゼミに気の合う友人がいました。 なぜか気の合う友人で、よく飲みいったりするそんな仲でした。 ある日、なんだか神妙な顔をして彼が話し掛けてきました。 「変なモノが撮れたんだ・・・」 彼曰く、先週の飲み会の時に撮った写真の仲に変なモノが移ったという事。 さっそく見せてもらおうとお願いしましたが、彼は何故か躊躇し、中々その写真を見せてくれようとしません。 もちろん気にはなりましたが、彼の落ち込みようを見てると強く押し通すことは躊躇われました。 その3日か4日後 彼は更に深刻な顔で落ち込んでいました。 目にクマまで作り、暫くの間、安睡できていないことは一目瞭然でした。 きっとあの写真が原因だろう、そう思った私は其の時湧き上がる嫌な予感を押し込めるようにして、彼にあの写真を見せてくれるように再度頼んでみました。 「・・・・・・」 「・・・・・・」 「わかった・・・」 何かを決意した彼は、やっとその写真を見せることを了承してくれました。 (本当に見ていいのか?) 自分でお願いしておきながらも、その写真を見る事への不安は纏わりついたままで、私は何だか気持ち悪くなっていました。 彼の家で其れを見せてもらう事を約束し、その場を後にしました。 「ピンポーン」 何度チャイムを鳴らしても、彼は一向に出てきません。 部屋の電気はついているのに。 (寝てるのか?) そう思った私は、ドアのノブに手をかけました。 「カチャリ」 開いてます。 狭い部屋なので、ドアを開け部屋を覗いた瞬間、不在か否か確認できます。 彼は家を開けたまま、不在でした。 と思いつつ部屋に勝手に上がらせてもらい、彼の机の上にふと視線を向けてみました。 灰皿があって・・・ 燃え滓が残っていました。 ・・・写真とネガの燃え滓です。 この時、なぜかわかりませんが物凄い押しつぶされそうな不安に捕らわれた事を、今でも覚えています。 その燃え滓については、燃え尽きてしまっていて、何が映っているのか?までは判別できませんでした。 そして次に、その机の下に一枚だけ写真が落ちている事に気づきました。 その写真には異様なモノが映っていました。 彼の顔がねじ切られるようにグニャリとしたものになっているのです。 (禍禍しい) 一言で言ってしまえば、それ其の物です。 もう其処には一秒たりともいられませんでした。 彼は其の日を境に行方不明になりました。 |
書かせてもらいます。 文才無いので読みにくいとは思いますがお付合いください。 小学五年生の林間だったと思います。 H高原のKという旅館に二泊三日だったはず。 一日目、二日目は怪我も何もなく、楽しく過ごしました。 三日目。「夜の集い」(だったと思う)をやるため、講堂(?)に移動。 みんな早く部屋に帰りたくてすっごいシケてたの覚えてます。 で、私と友達二人がこっそり抜け出して部屋に帰ったんですね。 しばらく三人で雑談して、ネタが尽きて帰ろうか、という時です。 部屋の外にでてドアを閉めようとしたら、何か聞こえたような気がしたんです。 女の子二人の話し声。何を言っているのかはわかりませんでしたが。 気の強いリーダー系の女の子と、聞き上手な女の子。 何故かそんな気がしました。 隣の部屋に誰か居るのかな、と思ってのぞいてみても誰も居ません。 空耳だと自分に言い聞かせてさっさとドアを閉めたら、 一瞬、話し声が止まりました。 私が驚いて手を止めると、また話し声が始まりました。 でもさっきまでと違う。私の事を話している。 また何故かそんな気がして、恐怖で頭がおかしくなってしまいそうでした。 凄い叫び声をあげて、友達放って階段駆け下りて… 無我夢中で走りました。女の子達が追いかけてきているような気がして。 講堂について、息を整えていると友達二人が追いついてきました。 何故急に走り出したのか、と訪ねてくる友人に必死で説明しました。 すると、友人の一人…仮にNさんとします。 その子が青い顔をして「…私も聞こえた」と。 Nさんの話によると、私の聞いたのとは違うみたいなんですけど 「○○ちゃん(私の名前)を追いかけてたときにトイレから女の人の笑い声が聞こえた」 そうです。女の子じゃない、あれは絶対に女の人だと言っていました。 もう一人の子は「何も聞こえなかった」と私たちの話を全く信じていませんでした。 なんか悔しかったので周りに居た子達にその話をして回ったんですね。 そしたら、ある二人の女の子の口から意外な言葉が… とかなんとか言って続けてみます。 その二人―仮にAさんとOさんとします―の体験はこんな感じだったそうです。 二日目の昼、二人が食堂で昼食を食べていると後ろで話し声がする。 振り返ってみると、誰も居ない。 空耳かなと特に気にもせずに食事を続けた。 すると今度はバタバタと足音がする。(複数だったらしい) 五月蠅いな、と振り向くと誰も居ない。 呪われると嫌なので誰にも言えなかったんだそうです。(ビビりすぎ;) 誰も信じてくれないことは解っていたのでもう言わないことにして、 集会が終わるとすぐに部屋に戻りました。 恐怖でテンションが下がってしまい、その夜は何もする気になれずに 集合写真を撮るとすぐに寝てしまいました。 家に帰ってから足音や話し声が聞こえるようになった、と皆言っていました。 私も勿論聞こえました。まぁ、ビビりすぎて幻聴聞いてただけかもしれませんが。 テレビが勝手についたり消えたりするとか、風も無いのにドアにつけてるベルが鳴る とかいうこともありました。 でも、それよりもっと怖いことがあったんです。 それは、最後の夜に撮った写真。 よく見ると、一番怖がっていたNさんの肩に小さな手が乗っているのです。 心霊写真なんて初めてみたので本気で吃驚しました。 これ以上怖がらせるのはいけないのでNさんには黙っておくことにしました。 今でも偶にこの話をします。その度にまた何か聞こえたりするのですが。 長いだけで余り怖くないですね;すみません。 |
長いです、スマソ。 これは、本当にあった話です。 長年乗っていた車が車検を迎えたのを期に、私は新しい車を買いました。 中古車センターで見つけたその車は、黒のスポーツカー。 値段の割に綺麗で走行距離も少なく、とても気に入って購入したのでした。 ところがその車を家に持ってきた翌日、 運転席に乗り込んで、妙なことに気付きました。 助手席に、何本かの長い髪の毛が落ちているのです。 一本手に取ってみると、少しばさついた真っ黒な毛。 しかし、中古車センターで試乗した人のものかもしれない、と その時はたいして気に留めませんでした。 私の自宅まで曲がりくねった山林を20分ほど走った所にあり この道は深夜にならずとも人通りがありません。 毎日通る慣れた道ではあるのですが、この時は どうしたことか、身震いを感じました。 「風邪引いたのかな……」 そう思った、その瞬間でした。 「はっ……?」 私は、左側の視界に”何か”が写ったことに気づき、一瞬凍り付きました。 「見てはいけない、見てはいけない……」 とっさに自分に言い聞かせ、私はハンドルを握り締めスピードを上げました。 しかしその時、パッと前方に白い影が走り、私は反射的に急ブレーキを踏みました。 キィィィィー。 凄まじいブレーキ音と共に車が停止し、前のめりになった時、 「ぎゃーーーーー!」 私は自分の声にならない声を聞きました。 助手席ドアの外側に、真っ黒な長い髪を振り乱した若い女性が張り付いて こちらを睨んでいたのです。 その髪と、今朝助手席で見つけた毛が自分の中で交錯してします。 「早く車を発進させなければ」 私は言いようのない恐怖と同時に、身の危険を感じ、 慌てて車を発進させました。 「入れて〜中に入れて〜」 ドアに張り付いた女性が、窓ガラスを叩き始めました。 その声は、か細くもどこか力強く、私は無我夢中でアクセルを踏みました。 きっと幻覚を見たのだ、私は疲れているんだ、そう自分に言い聞かせ、 その日はすぐに床につくことにしました。 しかし、部屋の灯りを消して、眠りに入りかけた時です。 ペタン……ペタン…… 廊下から、妙な音が聞こえてきたのです。 「連れて来てしまったんだ……!!」 鳥肌が全身に立ち、冷や汗がどっと流れました。 ペタン……ペタン…… その音は、生身の人間の足音とは違い、水分を含んだような音です。 「頼む、消えてくれ……」 私は一心にそう祈りました。 が、その音は段々私の方へ近づいて来ます。 ペタン……ペタン…… 「やめてくれ〜!!!」 恐怖のあまり、そう叫ぶと、私の頭の中に声がしました。 「入れて〜中に入れて〜」 私はもう半乱狂になり、とにかく知っているお経を全て唱えました……。 気付いた時には、朝になっていました。 やはり、疲れているため昨日の自分はおかしかったのだろうか。 しかし、廊下に出た途端、また昨日の恐怖が鮮やかに蘇りました。 なんと、玄関から私が寝ていた部屋の前まで、水跡のようなものが 人間の足跡のようについていたのです。 そう直感した私は、すぐに中古車センターに電話を入れ、 車をまた買い取ってもらうよう手配しました。 車は友人に頼んで、センターまで持って行ってもらいました。 その後、水跡のついた廊下は気持ちが悪いので、 板を全て剥がし、近くのお寺へ持って行きました。 私の話を全て聞いた寺の坊さんは、真っ青な顔をして 「その車にこそ霊がついている、その車を持って来なさい」と言いました。 しかし、車はもうすでにセンターへ返したことを告げると、 坊さんは静かに首を振りました。 そしてつぶやきました。 「その車についた霊は人を殺し兼ねない、いや既にもう何人かは……」 その後、私の身には何も起きていません。 しかし、あの車は今頃どうなっただろうか、と考えることがあります。 既に廃車にされていれば良いのですが……。 終わり。 |
220 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/04/20(金) 11:30 私の友人の話。 高校生の時、文化祭の準備で学校に遅くまで残っていたとき、何げなく4階の教 室の窓から外を見たそうだ。学校の隣には墓地があって見るとはなくそこに目 がいったときに、何だか背の高い墓石が見えたそうだ。 ん?と思いよく目をこらして見るとそれは墓石の上に人が立っていたらしい。 最初は不謹慎な…と思ったらしいが、よく見るとそれは一人や二人ではなく、 他の墓石にも沢山立っていて、その時初めてヤバイ物を見ていることに気が付 いて急いで学校から帰ったそうです。 226 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/04/26(木) 00:39 小学生の時、掃除の時間にふざけて文化ボウキを振り回していたら 天井ぶちぬいちまった。 「やべえ!」と思って慌てて引き抜いた瞬間、その穴から大量の人間の 髪の毛がじゅるじゅる出て来て床にとぐろ巻いて落ちたの。 大騒ぎしてた教室が一瞬でしんとなったね。 趣旨違いかもしれんが、これが今まで学校で経験したことで一番 怖かったよ。
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そのおかしな行為は小学校高学年のころがピークでした。 3、4日に 1度は夜中にむくりと置きだし、とっくに終わっているはずの テレビの 電源をつけて砂の嵐を無心にじっとみつめています。 パジャマのまま かばんを背負って、鍵がかかって開かない 玄関のノブをがちゃがちゃ と開けようとし、家族全員で引き止めたこともあります。 また、ある時は、誰かの気配を察して目をあけると、弟が私の首に手を 伸ばそうとし、 突然目を空けた私に驚いて身を翻したこともありました。 その頃、私達の家族に心配事が降りかかってきました。 それは、小学校5年で恒例となっているキャンプ合宿の授業が近づい てきたことです。 夜中に勝手にテントを抜けて歩き回ったりしたら・・・。 考えただけでぞくっとしました。 ここからは、弟のクラスメートから後に聞いた話です。 予想通りのことが起こりました。 夜中、キャンプファイヤーで盛り上がり、枕なげなど一通りの儀式的な ことが終わった後、就寝時間となり半強引的に先生達にそれぞれのテント に連れもどされました。 直ぐに寝息を立てるものもいましたが、なかなか寝付けない子供も多かった ようです。 何時間経ったころでしょうか、先生も眠りについて大分たったころ それが起こりました。 弟がむくりと起き上がり、リュックが山積みになっている 方へすーっと進んで行ったのです。 そして、リュックの山をまさぐりながら、「違う、違う。ない!おかあさん、ないよ!」 と言って騒ぎはじめたそうです。 起きていた子供達が1人2人と顔をあげてそちらを見始めました。 しばらく、 その異様な光景に恐ろしくて誰も声をかけませんでしたが、 勇気を出した 1人が「どうした?」と声をかけると、ハっと振り返り、 「行かなきゃ!」といって、 適当にリュックを手に取って外へ飛び出していったそうです。 さすがに驚いたみんなは力ずくで止めに入ったそうですが、遠くの方を見ながら、 「行かなきゃ、行かなきゃ。」と言い続けていたそうです。 その翌日、弟は腹痛と40度近い高熱で2日間うなされ続けました。 普通の風邪だと思っていた母は「明日にでも病院に連れていけばいいわ。」 と、 わりと気楽に考えていました。 ところが、その日の夜、寝ていた母の夢の中に弟が出てきたそうです。 母の枕元に立って、「お母さん、うらむよ〜。うらむよ〜。うらむよ〜。」 ハっとわれに帰った母は、これは直ぐに病院に連れて行かなきゃいけないと察し、 弟の寝ている部屋に駆け込んで行きました。 向こうを向いて寝ている弟に声をかけ、回り込んで弟の顔を覗き込むと、 寝ていると 思い込んでいた弟は、大きく目を見開いたまま動かずに 「うらむぞ、てめぇ。」 とささやいたそうです。 車で救急病院に連れて行くと、すぐ手術室に運ばれました。 あと1時間でも遅れていたら命はなかったそうです。 その後も弟にまつわる様様な事件が起こりました。 そして、訳あって彼はもうこの世にはいません。 |
当時私は仕事に追われ、毎晩終電で帰る毎日でした。 その日も終電で最寄の駅に降り、2km離れた社員寮まで歩いていました。 いつもは少し回り道してコンビニに寄ったりするのですが、 その日はそんなことは考えずに、自然に寮の方に歩いていました。 ふと気が付くと見渡す限り、私以外に人影はありません。 ちょっと気味が悪かったのですが、道には街灯もありますし、 少々ビビリながらも足早に歩いていたように記憶しています。 その道は150m程度の直線道路で、歩道は片側にしかないため、 私も当然のように歩道を歩いていたのですが、 それは突然私の目に飛び込んできたのです。 前方100mに白い服を着た女性・・・ 私の瞳は時間が止まったかのようにその女性を見据えたままです。 寮へと急いでいるはずの足は固まっています。 「ゆ・幽霊?おいおいマジかよっ!」私は独り言を呟きました よく見てみると50歳位のおばさんのようです。 「なんだ・・・人間じゃん!当り前か(笑)」←これも独り言 安堵し、先程まで固まっていた足も再び歩みを始めたその瞬間・・・ なんと、その女性は進行方向である私に向かって急に走り始めたのです。 しかも「キャハハハハ・・・」と叫び、右手をガードレールに触れながらです。 完全に意表を突かれた私はパニック状態になり後ずさりしました。 そして彼女との距離が10mになった時、私の恐怖は最高潮に達しました。 しかし逃げ出したいのに足がすくんで動きません。 私はガードレールとは反対側の壁に背をつけて、 彼女の走りを邪魔しないようにへばりつきました。 彼女との距離5mのところで私に気づいたのか、彼女は立ち止まりました。 もちろん視線は私の瞳を捕らえて離れません。 その間数秒、私に満面の笑みを投げかけたあと 先程と同じ様に「キャハハハ・・・」と叫びながら私の横を走り抜けていきました。 彼女が走り去った後も彼女の後姿を凝視していましたが 気を取り直して寮に帰るべく、どっぷりと冷汗をかいた背中を気にしながら 彼女は夢遊病者?それともちょっと脳の弱いヒト?などと考えつつ 寮の前に着きました。 この恐怖体験を早く同期の連中に話してやろうと、呼鈴を鳴らすも 何故か誰も出てくれません。 通常は管理人さんがいて、玄関の鍵を開けてくれるのですが 何度呼鈴を押しても出てこないんです。 少し焦ってきたその時、思い出したくもない声が遠くから聞こえます。 「キャハハハ・・・・」 「おいおい!戻ってきたのかよ!」 再び姿をみせることはありませんでした。 どうやら寮とは違う方向に曲がったようです。 そうこうしているうちに管理人さんが鍵を開けてくれたのですが 人生で一番ビビッた記憶です。 幽霊も怖いですが、狂った?人間の方が怖いですね。 長文で引っ張り駄文で申し訳ありません。 |
の絵本(写本?)がありました。かなり古い記憶なので、内容は覚えてないのですが 先生がその本を読んで聞かせてくれるときは、怖くて泣き出す子がいたことは 覚えてます。 ある夜、私は直美の夢を見ました。その内容は近所で私は遊んでいるのですが 時間は明け方の4時くらいなのです。それで私はもう帰らないとお母さんに叱られる。 と思い帰ることにしました。すると帰り道の空き地に何かがあるのです。 なんだろう?と思いよく見てみると、それは、体がばらばらになった直美でした。 私は「あ、直美だ。でもなんでこんな所に?」と思いながら通り過ぎようとすると 直美の目が赤く光り「Yちゃん、遊ぼうよ」「私の体を元に戻してよ」と言うのです。 私は、怖くてものすごい勢いで家に帰った所で目が覚めました。 「夢かぁ。よかった」と思い、再び眠りにつこうと思ったその時、ドアの方から 視線を感じました。恐る恐るドアのほうに視線を向けると、なんとそこには 直美がいたのです。うちには日本人形なんてありませんし、閉めたはずのドアを開けて 直美は立っていたのです。 私はすぐさま、布団を頭から被り母に抱きつきながら震えていました。 (その当時は母と一緒の布団で寝ていたので) その後知らない間に眠りについていたらしく、気づいたら朝でした。 幼い頃の事なので、全てが夢だったのかもしれませんが、20年近くたった今でも 内容、映像がはっきり思い出せるのです。 あの体験は5歳の私には洒落にならないほど、怖かったです・・。
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127 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ メェル:sage 投稿日:02/04/18
13:01 夫と中国地方のとある県境の林道を、カーナビに任せてどんどん走っていたら、 どんどん道が狭くなっていって、車が1台通れるくらいの幅になった。 前後にも車はないし、対向車もちっとも来ないし、 ところどころに車をかわすスペースもあるし、大丈夫だろうと そのまま走っていくと、なんかおかしい。 あっちこっちに真っ白い、新しい感じの布がかけてある。 カーブを曲がるごとにどんどん白い布が増えていく。 128 名前:127 メェル:sage 投稿日:02/04/18 13:10 最初は「工事用なのかな?」なんて言っていたけど、 薄くてやわらかそうな、真っ白い布で、工事用のシートって感じじゃない。 ガードレール、山の斜面、カーブミラーまですっぽり白い布で覆われてて どんどん布も大きくなってきた。 「変だねー」といいつつ、進んでいって、カーブを曲がると そこに異様な感じの車と、たくさんの人がいた。 129 名前:127 メェル:sage 投稿日:02/04/18 13:18 車は小型バスくらいのが数台、 車体は目玉を様式化したような宗教的なマークのステッカーが 下地が分からないくらいにびっしりと貼ってある。 フロントガラスまで、運転ができるくらいのスペースを除いてステッカーだらけ。 そして、たくさんの人が白い頭巾に白いマスク 白い作務衣みたいなのを着て ガードレールに白い布を巻きつけているところだった。 130 名前:127 投稿日:02/04/18 13:26 作業中の人たちは、すすすっと道を明けてくれて、 車も退避スペースまでのけてくれて、 無事、通り抜けることができたけど・・・。 スピードを出すこともできず、皆さんにじーっと見守られながらその場を 去る気分は、もう、冷や汗もので、まっすぐ前だけを見て通り過ぎました。 本当に怖かった。見てはいけないものを見たようで。 車のナンバー覚えられたなかぁ、とか。 夫と数ヶ月はおびえて暮らしました。 2年間何もありませんが、もうあんまり知らない 細い道は通りたくないです。 中国地方の人、林道走る時には気をつけてくださいね。 他にも見た人いませんかね?? |
談じゃないのでここに書くつもりなかったんだけど…
似た話かどうか判断しれ>>452 4年前? 先輩と彼女と、彼女の知り合いの男女と4人でデートすること があった。で、帰りにメシ食ってたら、知り合いの女の子が 「ヤマニシさん見に行きたい」って言い出したんだって。 あ、先輩と、その男女ってのは面識なくて、 その日が初対面だった。先輩の彼女が、男女の男の方と同じ中学 だったとかの仲で、男の方は大人しい感じだったらしい。 もう夜も遅いし先輩も彼女もヘロヘロだったから帰りたかったし、 その女の子が勘違い爆発な奴で、途中から先輩もキレ気味だったんだけど、 その女の子がけっこう可愛くて、もう一人の男のほうがヘラヘラ機嫌 取ってるような感じだったんで、こいつらつきあってるわけじゃねー のかよ、なんだかなー思ったんだけど、まこの場はこいつの 顔立ててやっとこか、みたいなノリで、 行くことにしたんだって。 今珍しくないけど、ネットの掲示板か何かで知り合ったらしかったのね。 まぁようするに、ちょっとインドアーな感じのカップルだった、 ってことです。 そのころ地元でちょっと有名になった話で、ラブホ山の裏の廃屋に 「ヤマニシさん」がいて、こちらから「ヤマニシさんヤマニシさん」 て呼ぶと 「もーすもーす」とか何かいう声で応えるらしい。 Y子はその話をどっかから聞いてきたらしくって、車あるんなら いきましょーよー、って言ってたそうな。 町中から車でちょっと行ったところに、ラブホがバンバン立ってる山が あって、その裏の方にお屋敷通りがあるんだけど、そこは、 基本的に表から車でぐるっと上って、降りていかないとそっちに行けない ようなふうになってるから、確かに車じゃないと、裏から歩いて 上るしかない。まぁ車があればこれ幸い、というのはわかるんだけど、 なんかとことんまで図々しい奴だなぁ、と先輩も思ったらしい。 でなんだかんだで行くことにした。 まぁ帰りに適当なこと言ってホテル行くか? とは先輩思ってたんだろうけど。(笑) 先輩の彼女は、相当嫌がってたんだけど、なんとか言い含めた。 Y子はそうとうはしゃいでいたらしい。だーれもオマエの話なんて聞きたくないっちゅうのに、自分の知ってる怪談話をペラペラしゃべりだしたりして、まぁ後になって考えるとおかしい状態に入ってたのかもしれんとは、先輩言っていた。 山頂から少し下った駐車場に車を止めて、Y子が教わったっ ていう廃屋の場所まで歩いて行った。 その廃屋っていうのが、元華族の家だったのをバブルの時に全部つぶして 2件並びに家を建てたんだけど、持ち主が借金か何かでいな くなったんで放置されてる家らしい。1件は貸家にするつもりだった らしいけど、それもそのまま。 屠殺場とか、精肉工場とか、外から見えないようにやたら高い生け垣に なってるでしょ。 あれに近いような感じの屋敷が、ちゃんと2件並んで建っている。 Y子は誰に聞いてたのか、どんどん歩いていって、一方の屋敷に入っていく。 先輩と彼女もだんだん、まずかったかな、という気になってきて、 一応年上だし(先輩は高校浪人かつ大学も浪人) 止めとこうかな、と思ったんだけど、Y子がどんどん歩いていくので、 仕方なかったらしい。Y子やたら髪が長かったんだけど、 もうそれが肩に付かないくらいの早足だったそうです。 表は草ぼうぼうなんだけど、屋敷そのものは案外きれいで、建物は 暗かったけど、街灯はけっこう明るかったらしい。 なんだか思ったほど凶悪な雰囲気でもなかったし、門扉も開いていたので、そのまま中に入っていった。 後ろからX男が黙って歩いてきているので、 先輩が「君大丈夫?」って聞くと、 「すいません、僕がこの話教えたんですよ…」って、 ものすごくすまなそうにしてる。 「ああ、別に暇だし、気にせんでね。ヤマニシさんの話ならけっこう知ってるし」 って先輩が言うと、X男がブルブル震えだして 「すいません、すいません、すいません」 なんでかやたら謝るんですよ。 で、そっからよくわからないんですけど、 (肝心なところなのにスマンけど先輩はその場面をよく見てなかった。 ここは先輩の彼女の記憶) 玄関先にいたY子が、いきなり庭の方にダーって走って回りこんで行って、 縁側のサッシを開けると、そっから顔だけ差し入れて 「おおねたたまつり、もーすもーす」(?)ってでかい声で わめきはじめたらしいんです。 Y子は縁側から靴脱いで上がろうとしてたらしい。 こう、足を4の字にして右足のスニーカーを左手で脱がすためにつかんで、もう上がる寸前だったんです。 スニーカーの裏が妙に白かったんで覚えているらしい (我ながらヘタな表現、どーゆー体勢だったか伝わるかな?) これはヤバイ、って思って、慌ててX男と二人がかりで引き留めて 押さえたんですけど、けっこう強い力だったみたいです (憑き物だったかどうかは不明)。 放っておくと何回も「もーすもーす」って言うので、 彼女にハンカチ借りて、自分のとあわせて、Y子の口の中に押し込んで、 両脇から抱えて連れて帰ったったらしいです。 その後は、特に事件も起きずに、なんとか車のところまでたどりつけたそうです。 Y子はばたばたしっぱなしでしたが、車に入ると落ち着きました。 反対側で抱えてるX男も、ぼろぼろ泣きながら「もうす…」って言ってたのが、なんか気味悪かったそうです。 それからすぐ、散会するのは気味が悪いので、4人で同じラブホに入ったそうですが、もちろんなんにもできなかったそうです(笑)。 X男とY子は、朝が来ても放心状態のままだったそうです。 やっぱりY子はちょっとおかしくなったみたいで、半年大学を休学 したらしい。けっこう地元では通りのいい大学の、理系の学部に 入ってたんだけど、そのまま退学して、芸術系の専門学校に入り直した そうな。先輩の彼女が会ったときには、髪はぐりぐりに短くしてたらしい です。ちょっとお茶飲んだらしいのですが、やたら後ろ髪を気にして、 しゃべりながら自分の手で引っ張ってたのが怖かったとか。 その会ったっていうのも、これ見に行った翌年だったらしいから、 それからどうなったのかは先輩も知らないそうです。 X男とは全然会ってないそうです。 この話聞いたのは、先輩が部活の合宿に差入れに来た時で、 3こ上で直接面識もなかったし、うさんくーさい人だったし、 この人担いでるんやろと思ってたけど、免許取った後実際友達と行ったら、 それっぽい家はあった。 (「ヤマギシ」っていう表札じゃないからね、念のため。 廃墟つっても普通の家だしこの書き込みで荒れるのイヤだから 地元の人は行かないように) 確かに気味悪かったですが、友達が馬鹿だから、ダーって走って入って、玄関のベル押して戻ってきた。 俺はビビリなんで入ってないけど。 っていうかこれのどこが「ヤマニシさん」なのか意味不明。やっぱ違うのかも。 あ、先輩と彼女の人(もう付き合ってない)はピンピンしてます。 ピンポンダッシュしてきた友達はこの間バイクで事故起こしたけど、とくに怪我はなし。 ま、影響されにくい人とそうじゃない人がいるってことです。
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昔の小学校で教員やってたときの先輩の話してくれた話なのですが
その先輩は50くらいですがたくましい体のおじさんでした。 その先輩の若いころ 先輩はサイクリングが趣味で一人で自転車にのり、いろいろなところに行ったそうです 大学受験が終わり、暇をもてあましたころ、ふと思い立って泊りがけでG県に行きました 詳しい経過はよく覚えてませんがなんやかんやありG県のとある駅に野宿することになり 先輩はそういう野宿はよくやってたそうで戸惑うこともなく寝支度をしていました 寝袋の中に入ってもなんだか寝付けなかった 真っ暗の無人駅なので暗い、暗い、暗い。 ぼんやり暗闇を眺めていると、明かりが近づいてきました 何だ・・・? 目をこらすと、蝋燭。蝋燭を持った老婆。 「何をしてる?」 老婆は比較的明るい声で聞いてきました その声に先輩は比較的安心し野宿することになったと事情を話しました すると老婆は気の毒そうな顔をして 「コレをたべんさい」 といって持っていたカバンから 茶碗に盛られたご飯を出しました 先輩は驚き、なんですか?と尋ねると 「ああ・・ご飯だけじゃ食べにくいなぁ」 と答え、まだ暖かい時計に「腕時計」を乗せました 蝋燭の乏しい灯りでみると、やけに、赤い。 なんだか皮膚らしきものも付着している。 先輩はパニックにおちいり、寝袋をひっつかんで逃げました。 話はこれだけです。 殆ど意味不明だったのですがとても怖かったので・・ |
デザインのもととなるものを、政府が一般 に公募したことがあった そうです。横断歩道のイメージに合った写真やイラストの応募が、 全国から集まりました。その中から、九州に住むカメラマンAさんの 写 真が見事採用されました。そしてその写真をもとにして作られたのが、 親子が仲良く手をつないで歩く風景を表した標識。今わたしたちが普段目 にしている横断歩道の標識です。ところが、Aさんのカメラは仲のよい 親子どころか、とんでもないものを写 してしまっていたのでした。 標識の絵柄を募集していると聞いて、早速Aさんは愛用のカメラをもって 町に出ました。横断歩道にぴったりな被写 体を探すうち、公園で父親に手 をひかれて歩く女の子に目がとまりました。「これだ!」Aさんは迷わず シャッターを切りました。仲のよい親子の自然な表情が撮れたことにとても 満足していました。 写真を送付してから何日か後、テレビでは誘拐殺人のニュースを報道していて 、幼女を誘拐した犯人の顔がアップで写 し出されていました。それを見ていて Aさんは妙な感覚に襲われました。知らないはずの犯人の顔を知っている…。 どうしてだろう。どこかで見たんだ…。それもそのはずでした。Aさんはつい先日、 その男をモデルに写 真を撮っていたのですから。Aさんが父親だと思ったのは誘拐犯、 娘だと思ったのは彼に誘拐された少女だったのです。可哀相なことに女の子はもう生きて はいませんでした。そして彼女が殺害されたのは、皮肉にもAさんが彼女の写 真を撮った 次の日だったということです。 横断歩道の標識、いちどじっくり観察してみてください。 手をひかれている女の子が、いやがっているようには見えませんか? |
1988年(昭和63年)3月18日午後7時半すぎ 会社員の森山靖男(仮名/当時31歳)は仕事を終え 名古屋市中川区の新興住宅地にあるマンションの 自宅へ急ぎ足で向かっていた。 自宅には当初の出産予定日が3月13日ですでに5日が 経過している愛妻の美保子(仮名/27歳)が一人でいるからだった。 日に2回は自宅に電話を入れ、妻に陣痛の始まる気配がないかを確かめていた。 そして、18日の当日の午後1時の電話で、「まだか?」と問いかける靖男に 美保子が電話に出て「まだみたい」と明るく答えている。だが靖男が会社を 出る間際の午後6時50分に自宅に電話をかけてみたがいつもなら3回と 鳴らないうちに電話に出るはずの美保子がなぜか呼び出し音を10回 鳴らし続けてもついに出なかった。 午後7時40分、靖男はたどり着いたマンションの入口で道路側2階の自宅を見上げた。 いつもなら灯りがついているはずの部屋が真っ暗になっておりその時刻には取り込まれ ているはずの洗濯物も干されたままであった。靖男は急いで階段を駆け上がりドアノブに手をかけた。 するといつもは用心深く施錠してあるはずのドアがスーッと開いた。静まり返った家の中の 奥の部屋から声が聞こえてくるようだった。最初その声を靖男は空耳だと思ったという。 ゆっくりと声のする奥へ足を進めながら次第に声の意味が分かり出し、靖男は自分の耳を疑った。 それは間違いなく人間の赤ん坊の発する泣き声だったのだ。 臨月若妻殺人事件(未解決事件)その2 奥の部屋に入った靖男は、今度はわが目を疑った。電気こたつの横に両足を大きく 開いた状態で仰向けで動かない美保子を発見した。青いマタニティドレスにピンクの ジャンパーを羽織り、黒いパンストをつけたまま、白い紐のようなもので後ろ手に縛られ 電気こたつに接続されたままの電源コードで首を絞められていた。両足の間には弱々しく 泣き声を上げる血まみれの嬰児がおり、そのお腹からはおよそ30センチほどのヘソの緒が うねうねと畳に延びていた。 美保子の体は胸からみぞおち、下腹部にかけて薄いカッターナイフのような鋭利な刃物で 真一文字に縦38センチ、深さ2.8センチに切り裂かれていた。刃物は通りにくいヘソの 周りは迂回して切り裂き、嬰児が異常分娩で産まれたのではない証拠に、子宮も12センチ に渡って切り開かれていた。犯人がそこから胎児を取り出したことは明らかだった。 母親の子宮から取り出された胎児は、乱暴にヘソの緒を切られ、刃物の切っ先によってひざの裏 大腿の裏、股間の3ヶ所に傷を負わされていた。靖男は救急車を呼ぼうとして電話のある玄関に 引き返したが、あるはずの電話がなく、コードが引き千切られていた。なぜ電話機がないのか? 考えている時間はなかった。靖男はドアの外に転がり出て階段を駆け下り、階下の住人から ひったくるようにして電話を借りて119番通報し奇跡的に男の子の一命はとりとめた。 体重は2930グラムであった。 臨月若妻殺人事件(未解決事件)その3 しかし、なぜ電話機がなかったのか? それは鑑識の現場検証で明らかになった。美保子の 遺体を調べてみると切り裂かれた子宮の中には最新型プッシュホン式電話機と車の鍵がついた ミッキーマウスのキーホルダーが無造作に押し込まれていたのだった。犯人は現場に何も残しておらず 指紋はきれいに拭き取られ台所には血を洗い流した跡があった。また、遺体には性的暴行を受けた跡や 激しく抵抗した跡はなかった。警察はいくら捜査してみても何を目的とした犯罪であるのか解らなかった。 ちなみに、この事件のとき、数千円の現金が盗まれているがそれ以外の金目のものには手付かずである ことから空き巣狙いという線は薄いと見られていた。その日靖男や美保子の交友関係を調べたほか マンション近くを通りかかった通行人435人を確認、一人ひとりを丹念に捜査したがいずれも該当する 容疑者はいなかった。靖男自身も疑われたが帰宅直前まで会社にいたという完全なアリバイがあるので 疑惑は晴れている。 殺害の推定時刻は人の往来も頻繁な午後4時前後とされた。マンションの周りをウロウロしている 30歳ぐらいの小柄な男が3人の主婦によって目撃されており、警察はこの人物を捜したが まったく足取りは掴めなかった。結局、犯人像を「死体破壊を好む性的倒錯者」とし近隣の各駅辺りには <身の周りに妊婦に異常な興味を持つ人がいたらお知らせ下さい>という立て看板が一斉に設置された。 その後の懸命の捜査にもかかわらず、現在まで犯人の逮捕には至っていない。 『犯罪地獄変』(水声社/犯罪地獄変編集部編/1999)という本があり、この事件のことを 取り上げているのだがこの本によると事件のあった前日の3月17日、テレビの深夜番組で 歌川国嘉と芳年の残酷浮世絵「無残絵英名二十八句」を紹介したという。芳年の浮世絵には 「縛り上げた妊婦を切り裂き、赤ん坊を取り出す」というモチーフがあるらしい。犯人がこの番組を 見て犯行に及んだと考えるのはいささか短絡的ではあるのだが、まったく関連性がないかと 言われると否定はできない。 また、子宮の中に押し込められていた「電話機」と「ミッキーマウスのキーホルダー」からその意味 するところを「ねずみ講」と推測し、その関連からの恨みによる犯行ではないかと指摘する人もいる のだが、真相は闇の中である。 引用・参考文献 『報道できない超異常殺人の真実』(竹書房文庫/犯罪心理追跡班編/1997) 『犯罪地獄変』(水声社/犯罪地獄変編集部編/1999) 『猟奇殺人のカタログ50』(ジャパン・ミックス/CIDOプロ編/1995) 『週刊文春』(2001年8月16・23日 夏の特大号) |
1階の角部屋。立地条件もよく、日当たりも良好。文句なしです。 引っ越した初日は手伝ってくれた友人たちと飲み明かしました。 翌日の昼過ぎ、友人たちが帰った後シャワーを浴びました。 友人たちの中にたばこを吸う人がいたので髪についた臭いが気になっていたんです。 髪は、私の自慢でした。パーマもカラーリングもしたことのない、まっすぐな黒髪。 手入れも欠かしません。 その日もシャンプー、トリートメント、リンスを済ませてさっぱりした気持ちで浴室を出ました。 さて、昨夜の後かたづけです。ちらかったスナック菓子の袋や空き瓶を片付けて、 掃除機をかけていると、おかしなことに気が付きました。 ちょうど私と同じぐらいの長さでしたが、髪質が違う。 友人たちの中に髪の長い女性はいなかったし、引っ越したばかりの部屋に・・・? 少し不思議に思いましたが、自分の髪だろうという結論に落ち着きました。 今日は昨日の引っ越しの手伝いに来れなかった友人が訪ねて来ます。 友人から最寄り駅に着いたという電話を受けて、私は駅に向かいました。 その友人は霊感が強いことで有名だったのですが、 髪の毛のことは特に気にしていなかったのでとりとめもない話をしながらマンションへ帰りました。 ・・・? 部屋の床に再び長い髪の毛が落ちていたのです。ま、さっき取り忘れたのでしょう。 さっさとゴミ箱に捨てました。 友人は県外から訪ねて来たので、当然、泊まるつもりです。 「シャワー借りるねー。」 勝手知ったる他人の家、友人は早速、浴室へ。シャワーの音が聞こえます。 と、いきなり蛇口を閉める音が聞こえたかと思うと、友人が慌てて浴室から出てきました。 友人は真っ青です。とりあえず落ち着かせてから話を聞きました。 「お風呂場に髪の長い女がいたの!」 ここは新築のマンションです。幽霊なんているはずがありません。 しかし、説明しても友人は帰ると言って聞き入れませんでした。 とはいえ、なにしろ遠くからきたのでこの時間では帰れません。 「とにかく私はこの部屋にはいられない。 私は近くのファミレスで夜明かしするから、あんたも何かあったらすぐ電話するのよ。」 そう言って、友人は出ていってしまいました。
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実家に、日本人形がある。 それは、私の小さい頃の姿を映して作ってもらった人形。 こいつがなかなか不思議で。 私の髪型は、昔からずっと腰までのおかっぱなのだが、 私が美容院に行くのを怠ると、人形の髪も伸びる。 ここまでは普通(←普通かな?)なのだが、 私が髪を切り揃えると、人形の髪も短くなる。 糸目の人形で、瞳は入れてないはずなのだが、 一度睨まれた事がある。 これはまずいのだろうか。 今後また何かあって、その時まだこのスレがあったら書き込む事にする。 |
小学生の頃、クラスにWさんという女子がいた。彼女は先天的な病で体がただれていて、声もうまく発声できなかった。
大人しい子でいつも本を読んでいた。 男子の友人はいなかったが、女子の友人は不思議と多いようだった。 修学旅行で旅館に泊まった時、友人が女子の部屋に遊びに行こうと言い出した。 俺も同意して、どうせだからこっそり行って驚かせてやろうってことになった。 そしてクラスで一番人気のあった女子のいる部屋に行く事となった。 こっそりドアを開けると(どのように鍵を開けたかは忘れた)恐ろしい光景が。 体育座りで座り込むWさんを円になって囲むようにクラスの女子全員が立っていた。 そして、Wさんに対して「豚」「焼けど野郎」などと罵声を浴びせていた。 さらにクラスで最もかわいかった子が「じゃあ、カツラはずしまーす」と笑いながら言ってWさんの頭に手を伸ばした。 次の瞬間、Wさんの髪の毛が全部その女の手にあった。Wさんは頭皮も病気で、髪の毛が生えないためカツラをしていたのだ。 男子は誰もそれを知らなかった。ショックで何が何だかわからない俺の前で女子はWさんを蹴飛ばしたりカツラをライターであぶったり。 Wさんはかすれた声でうめく。助けを呼びたくても呼べないのだ。 俺と友人は無性に怖くなって見つからないように逃げた。 次の日、Wさんもクラスの女子も何事も無かったように京都を観光していた。 それが一番怖かった。 時がたって同窓会が開かれた。Wさんはすでに亡くなっていた。 俺は思い切って女達に修学旅行でのことを聞いてみた。 すると例の一番かわいかった女の子が「あんなの別に死んだっていいじゃん」といった。 趣旨がちょっと違うかもしれないが、これが俺の経験した最も怖い話です。 |
Aは免許取りたてで車を購入し、試し運転中での出来事だった。 夏の夜の海は波の音だけで、静かで良い、心が落ち着く。 俺達は海岸で将来の事や彼女の事など、夜の海を眺めながら 色んな話をした。話をしている内に夜もふけてきて帰ろうかと 車に戻る途中、遠くから、人の声が・・・「まだ、だめ!」 と友人Aと俺は2人して気にかけた、そして、その声の方に 歩きだした、夜の海辺は真っ暗で何もみえない。俺達は月明かりと ライターの火で声の聞こえたあたりを歩いてみたが、人っこ 一人もみあたらない、深夜の1:00をまわっていた。誰かのいたずらか 空耳だろうと2人は解釈して、帰る事に・・・車で帰る途中、俺は Aに「さっきのなんだろな」「お化けかなあ」ってAは「俺は今まで そんなの見たことないし、お化けなんているなんて思えない」「きっと 空耳か波うちの反響音がそうきこえたんだと思う」と俺はその言葉を聞く と安心した。海からの帰り道は山道をこえる、免許取りたてのAは 夜道なので道がよく解らないと言い出した、困った、俺もよくわからない。 俺達は来た道を帰るだけなのに、どういう道を走って来たか、あまり 憶えていなかった。俺達は誰かに道を尋ねたかったがなんせ山道で 何にもない、仕方なく、今、走行中の道を走っていれば、どこか しっている道に出るだろうとひたすらその道を行く、その時、あせり とか恐怖は別になかった。ところが、道の先に(100mぐらい)で 小さな子供のよな人らしき者がこの車に手を振っている、暗くてよく 見えないが、婆さんか爺さんにも見える、俺は思わずゾットして ヤバイと思い、Aに「あれは人間じゃない!そのまま、突っ走れ」・・・ Aは「バカな!そんなのいるわけない」・・・車をその者の前で止める その者は見るからに人間じゃないと俺は思った!Aはまだ、そんな事は ありえないと言いきる、そして、 その者は気持ち悪くニタっと笑い、「死ね」といった! それはまさしくこの世の者ではなかった。 顔はタダレしわくちゃの視線を合わすと凍りつくような! みるもおぞましい者だった! 俺はタダタダ怖くて怯えていた、Aもそれをみてびびっているのが わかる、でも、Aは車(左ハンドル)のウィンドウを10cmくらい の隙間にしながら、こういった。「なぜ、死ななきゃならん」「おまえが 死ね」「お前は化け物か?化け物だったら、この窓の隙間から入ってみろ」 とその瞬間スッーとそいつの顔面だけが車内に入ってきた!・・・ その顔面は気持ち悪くニタって笑っている。 2人とも大声で悲鳴をあげる!「ギギギギギャー」!!!! そして、2人でその気持ち悪い顔面をつかみ、車の外に押し出し 車を発進、逃げる逃げる逃げる、もうAも俺も恐怖で逃げる意識しかない 後ろが気になるが振り向けない!ヤツが追ってきているのがわかる・・・ 必死で逃げる!Aがまた、悲鳴をあげた!「どうした」・・・ 「バックミラー!」Aの悲鳴に反応した俺は思わず、バックミラーを みてしまった!そこには逆立ちで走って追いかけてくるヤツの姿が! もう、ヤツから逃れることしか考えていない。 人間、一瞬の恐怖よりも、長時間の恐怖のほうに弱い 事をこのとき悟った、新車も2人の尿でシートがビチャビチャだ。 ヤツがおってくる、逃げる逃げる逃げる、今度は音が聞こえてくる ばたばたばた、きっと、ヤツの手の音だ、でも、夢中で逃げる。 俺達は逃げるしかない!その恐怖は3時間も続いた、いつしか 音がしなくなった。だんだん、明るくなってくる、Aと俺は希望を 感じた、バックミラーを見た、ヤツの姿はない、しかし、もう びびりまくっているので、油断できない、そのあともひたすら逃げた 民家が見えてきた、少し落ちついてきた、日が指してきた。気が付くと 昨日の夜にきた、海岸沿いだった。 そして、その海の家のおばさんに話しを聴いてもらった。 まだ、恐怖が残っていた、そのおばさんは優しく、素直に 俺達の話を聴いてくれ、お払いをしなきゃ行けないといい 俺達をそこの近くのある民家へと案内してくれた、そこには 年をとった老婆がいて、おばさんが俺達の事情をはなしてくれた。 そのばあちゃんはアラ塩をとりだし、何やらおまじないの言葉を つぶやき、それを繰り返した、そして、車にも同じことをしてくれ ・・・「怖かったろう」って、「もう、大丈夫だから」って、でも、夜に ここには絶対くるなといわれた。それから、他の友人に向かいにきてもらった Aはその後、車に二度と乗ることはなくなったらしい、そして、俺はその土地を はなれ、アレから20年たった今、こうして、書いてみた、Aとはあの件いらい 一度もあっていない、俺は何事もなく、過ごせたのだが、Aはどうなんだろうと 思い他の友人からAの情報をたまに得ているが、別に変わりないという。 |
実話ですので、人名地名は一切省いて書かせていただきます。 小学校の時、よく神社で遊んでいた記憶がある。 神社は町の高台にあり、同じ敷地内に公民館や駐車場などの公共設備もあった。 私はよくそこを友人達と遊び場にしていた。 ある日、小学校からの帰り道に友人と二人で神社へいったところ、 神社の建物の斜め向かい、つまり公民館の正面にプレハブで出来た家が建っていた。 いつの間に建築したのかわからなかったが、結構立派だった。 別に何の気にもならず、無視して友人と公民館の周りを駆け回っていると、 突然友人が立ち止まり、プレハブの窓から誰かがこちらを見ている、と言った。 私には確認できなかったが、確かにガラス窓のカーテンの隙間が開いている。 それは私達が騒いでいたから、怒って睨み付けているのかな?と思い、 その日はさっさと友人と帰った。それからしばらくは、神社には近寄らなかった。 その日も友人と駄菓子屋で低料金のお菓子やラムネ等を買い、 ドコで食おうか迷ってると、高台の神社を思い出し、そこへ行く事にした。 同行していた友人は私とともに神社で遊んだ事を思い出した。 そういやぁ、あのプレハブから誰かが覗いてたんだよなぁ、 実はあの時、子供心に少しビビッって帰っちまったよなぁ。 懐かしい。あれから何年か経ってるのに、まだ小屋は健在だった。 小屋の窓はカーテンが開いており、ガラスを通して中に障子が見えていた。 まだ夕方なのに部屋には明かりが煌々とついているのが障子越しにもわかり、 誰かが居るのは明らかだった。 私達はなんとなくそこの住人が事が気になり、二人で窓から覗こうと近寄った。 小屋の床は地面から半メートル近く空間があり、玄関には怪談が設置されており、 窓枠は私達の首から上あたり、少し高めに位置していた。 奇妙な事に窓ガラスはとても新しくツルツルで、中が非常に良く見えた。 障子の中に人影は無く、ただ部屋の蛍光灯がついているだけのようだ。 大して面白くも無く、帰ろうとすると友人が窓ガラスに ペタペタ指紋をつけて遊んでいた。面白そうだったので、私もペタペタつけてみた。 救急車とパトカーが数台。クラブ活動していた私は他の生徒とともに、 強制下校させられた。友人は木の枝や茂みのクッションにより一命を 取り留めたようだった。彼は私の隣りのクラスであり、 私に知らない人間関係やイジメに悩んでいたのかも知れない、と私は考えた。 それは学校中の話題になり、私は見舞いに行くのにも神経を使わなくてはいけなかった。 病室のドアを開けると、そこには中年の看護婦さんと、 全身を包帯で巻かれ、眠っている友人の姿があった。看護婦から聞いたところ、 彼は全身打撲と内出血、多数の擦り傷によって今は安静が必要だという。 私はその顔まで覆われた姿に恐怖を覚えたが、平静を装ってベッド脇の椅子に座った。 見ると、友人の両手が念入りに包帯で五指ともにグルグル巻きにされていた。 気になった私はそれを看護婦に尋ねると、数日前に、彼は自分で指の表面を ぐちゃぐちゃに食いちぎったのだという。きっとノイローゼなのでしょう、 とだけ言って看護婦は退室していった。すると、友人が目を開き、こちらを見た。 彼は何かしきりに、包帯で包まれた手の指を動かしているようだった。 「頼む、カーテンを閉めてくれ」と私に言った彼は、予想以上に落ち着いていた。 安心した私に、彼はきつそうに口を開いた。 私は結局その意味をわからず、彼はもう学校には来なかった。 それから私達は会う事はなかった。それから私は平々凡々とした生活を送った。 20歳を過ぎて、大学を卒業した私は久しぶりに実家に帰って来た。そして、 古い知人達の口から、その友人は無事に県外の学校を卒業して就職できたようだ、 と聞いて、肩の荷が下りたように感じた。彼が無事に人生を送っている事は 何よりの朗報だった。 この文を書く事にしたのは、昨日、久しぶりにバイクで神社を見に行ったからです。 私の願いも空しく、小屋はあり、窓にはカーテンが閉まっていました。 あの小屋を見て、当時を思い出すたびに、私は友人に深い感謝の念を感じます。 彼に何があったがわかりませんし、あの小屋に何がいるのかもわかりません。 ただ私には、彼に救われた、という感覚のみが残りました。
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数年前私が特別国家公務員だった頃の話。 練馬で祭りがあると言うのでその支援のため北関東から大宮に出張しました。 そこの外来宿舎に泊まったのですがとても古い建物でした。 他から来た人(A氏としよう)とも話していたのですが何だか建物の作りがおかしかったのです 「何だか病院みたいなところですね」とその人気味が悪そうには言いました。 そして何よりも気がかりだったのは地下に続く階段が閉鎖されていたことだったらしい。 私は別に気にしないで仕事に就いていました。 しかしある日A氏が高熱を出して寝込んでしまったのです。 そしてA氏は「ここはおかしい!何かいる!金縛りに遭ったんだ!」と真剣な顔をして話すのです。 霊感などまったく無い私には彼の言っている事がさっぱりわかりませんでした。 そしてA氏は「隣の階段に気をつけろ」と言いました。 私たちが泊まっている部屋のすぐ隣にあの階段があるのです。 結局A氏は交代となり別の人員(B氏とします)が派遣されることになりました。 私がA氏のことについて話すとB氏は呆れ顔でした。「霊感がある奴も大変だよな」 結局その後は何も無くそこを去るときがきました。 そのときB氏が「あの階段の地下に行ってみようか」と言い出したのです。 無理をすれば入れなくも無いのですが例のA氏の件もありあまり乗り気ではなかったのですが、 B氏に付き合うことにしました。 障害物を乗り越えて地下に入ったはいいのですが夏の昼間なのに空気がひんやりとしていました。 薄暗い地下に降り立った私たちが見た物は 壁がコンクリートでできた何も無い空間でした。 しかしB氏が「あれは何だ」と言って奥を指差しました。 やはりコンクリートでできた長方形の土台のような物が3個。 ちょうど人が寝れるような。 それに近づいたB氏が急に顔をしかめました。「なんだよこれ」 その土台の隣に土台と同じぐらいの幅のくぼみがあったのです。 ちょうど人が入れるような。 古い病院のような建物の地下のこの物体。 私はB氏と顔をあわせると足早にそこを去りました。 その後あの土地の話を聞くと昔米軍の病院があったとか、旧日本軍の施設があったとか いろいろ話を聞きました。 聞いているうちにA氏が体験した事は本当だったのかも知れないと思いました。 そこには化学物資を扱う団体がいるのです。 |
そのコンビニは、深夜になるとかなり暇になるらしい。 後輩はいっしょにバイトしている先輩と、いつもバックルームでのんびり漫画など 読んで過ごしていた。 ある日のこと。 いつもと同じようにバックルームでお菓子を食べながら、 後輩は先輩と駄弁っていた。 仕事と言えばたまにモニターをチェックするくらいである。 モニターは画面が4分割されていて、レジ2箇所、食料品棚、本棚を映しているのだが、 ふと見ると、本棚のところに女の人が立っているのを後輩は見つけた。 腰まである異様に長い髪をした女の人だ。 「おかしいな、チャイム鳴らなかったぞ」と先輩はいぶかしむが、 たまに鳴らない事もあるので、さして深く考えず二人はまたしゃべり始めた。 しかし、である。 いつまで経っても女の人は動く気配を見せない。 本を読んでいるのかと思えば、何も手にしていない。 ひたすらじっと本棚を見つめているだけである。 「おい、こいつ万引きするつもりなんじゃないか」 先輩が言った。どことなくおかしな雰囲気のする女の人である。 後輩もその考えが浮かんだところだったので、頷いた。 二人で挟み撃ちすることにして、バックルームを出る。 先輩はレジ側から、後輩はバックルームへの出入り口から本棚へ向かう。 そこには誰もいなかったのだ。 おかしい。絶対挟み撃ちにしたのに…。 すると、トイレのほうから水を流す音が聞こえてきた。 何だ、トイレに入っていたのか。 おかしな人だな、と思いつつ、二人はすぐバックルームへと戻った。 しかしモニターを見て、二人は初めてぞっとした。 さっきと全く変わらない立ち位置で、女の人が本棚を見つめていたのだ。 早い。早すぎる。 トイレからそこへ向かうのと、バックルームへ戻るのとでは、 明らかにこっちの方が早いはずなのだ。 しかも、なんで同じ格好で本棚に向かってるんだ? もしかして、モニターの故障では。 顔を見合わせ、頷きあって二人はもう一度、バックルームから挟み撃ちの隊形で 本棚へと向かった。 すると、また女の人はいない。 冷や汗がにじむのを感じながら、今度は何も言わずに二人はバックルームへと戻った。 無言で、しかし真っ先にモニターを確認する。 「あ、いなくなってるぞ…」 先輩が呟いた通り、モニターからは女の人の姿は消えていた。 後輩の心中にほっとしたものが広がる。 よく確認しようと、先輩の横に顔を乗り出した。その時。 「待て、動くな」 は?と思ったが反射的に従う。 二人、モニターを覗き込んだ格好のまま固まっている。 「いいか、絶対に今振り向くなよ」 やはり先輩が押し殺した声で言った。 何でだろう、と思った後輩だが、モニターをじっと見てそれを理解した。 画面の反射で、自分の顔と先輩の顔が映っている。 しかし、その真ん中。 もう一つ、女の人の顔が覗き込んでいたのだ。 悲鳴をこらえ、後輩はまさしく硬直した。 じっと耐えること数分、その女は 「…………」 と何事か呟くと、すっと離れた。 そしてさらに1分。 もういいぞ、と言われて後輩はやっと息をついた。 恐る恐る振り向いても、誰もいない。 どくどく脈打つ心臓を押さえ、後輩はモニターから離れた。 「ここって、なんかでるんやなぁ〜」 先輩は感慨深げに呟き、後輩のほうに同意を求めた。 「そうですね」 と、先輩を振り向いて、後輩は再び硬直した。 その視線をたどったか、先輩もモニターのほうへ向き直る。 そこには、さっきの女の人が。しかも今度は、 カメラの方を向いて大口を開けて笑っている!! もう二人は何も言わなかった。 何も言わず、某ソンを裏口から飛び出したと言う…。 |
後書きから考えて、実際にあった話だと思う。 太平洋戦争末期、北海道の漁村に、ある日たくさんの日本兵の水死体が流れ着いた。 数は500体近く。どうやら兵士を満載した輸送船がアメリカの潜水艦に攻撃され、沖合い で沈没したらしい。死体の中に将校のものは無かった。将校たちは救命艇で脱出できたらしい。 死体を収容していた漁師たちは、奇妙なことに気づいた。腕のない死体がかなり混じって いるのだ。手首の欠けているものもあれば、上膊部から失われているものもある。海水に 洗われて血はにじみ出ていなかったが、鋭利なもので断ち切られたように断面は平らだった。 中には片腕がない上に、顔面に深々と裂傷の刻まれているものもある。船から海中に飛びこんだ 折に出来た傷かとも思えたが、死体の半ば以上が腕を切り落とされていることは異様だった。 ・・・・・さてクイズです。なぜ死体には腕が無かったのでしょう? 軍刀で手を切り払われた。ってのはありきたりか? あら、いきなり答えが出てしまった。この話知ってましたかね?ちょっとヒント を出しすぎたかなあ。 -------------------------------------------------------------- (筆者が生き残りのKから話を聞くシーン) 「切りましたか?」 私はたずねた。 「なにをですか?」 かれは、いぶかしそうに私を見つめた。 「兵士の腕です」 男は、一瞬放心したような眼をした。徐ろに視線を落としたが、あげた顔には 妙な笑いが薄くただよっていた。 「私は、切りませんよ。暗号書を抱いて舟艇の真中に座っていたのですから・・・。 かれの微笑は深まった。 「切った将校もいたのですね」 と、私。 「いました」 と、彼。 「船につかまってくるからですか」 と、私。 舟艇は激しくゆれました。乗ってくれば沈むということよりも、船べりをおおった 手が、恐ろしくてなりませんでした。海面は兵の体でうずまり、その中に三隻の 舟艇がはさまってました。他の舟艇で、将校が一斉に軍刀をぬき、私の乗っていた 船でも、軍刀がぬかれました。手に対する恐怖感が、軍刀をふるわせたのです。 切っても切っても、また新たな手がつかまってきました」 「あなたは、なにもなさらなかったのですか?」 「靴で蹴っただけです」 男は、かすかに眉をしかめた。 「腕を切られた兵士は、沈んでいきましたか」 「そうです。しかし、そのまま泳いでいる者もいました。 「兵士たちは、なにか言いましたか?」 私は、たずねた。 男は、口をつぐんだ。微笑がこわばった。フィルターつきの煙草を手にした が、火はつけなかった。 男が、口を開いた。 「天皇陛下万歳、と叫んでいました」 私は、ノートをとる手をとめて、男の顔を見つめたが、窓の外に視線をそらせた。 吉村氏はプロデューサーからK氏の住所と名前を教えて欲しいと何度も懇願さ れたが、口をつぐみ続けたらしい。取材のため老漁師に話を聞いたときも、終戦 から25年もたっているのに、憲兵に口止めされているからといってなかなかしゃべって くれなかったそうだ・・・ 吉村昭では、他に「総員起シ」もおすすめ。戦争中、瀬戸内海で訓練中の潜水艦が沈没、 102人が死んだ。9年後に潜水艦を引き上げたのだが、艦内には水の進入を免れた区画が あり、当時のままの姿で保存されていたのだ・・・。 |
今考えてみると夢だったのかもしれないんだけど、 当時の濡れにはとても恐ろしくて、今でもけっこう正確に覚えてる。 小学1年時の7月の夜なんだけど、めずらしく突然目がさめたのね。 夜中の3時前くらいに。 小さいときからテレビの怪談モノとかそういうのは好きで、そういうのにも興味あったんだけど、 もともとビビりな濡れは夜中に目がさめてしまっただけですごく怖くて、 「何で目がさめたんだよ」と思ってた。 その当時は、父親と母親と妹と濡れの4人が12畳間にそれぞれの布団(両親は二人で) に寝ていて、当然濡れ以外の家族は寝ていた。 それを見てとりあえず安心し、もう一度眠ろうと思い目を閉じた。 しかし、目を閉じてまもなく声が聞こえたのだ。 「たすけて」 みたいな女の声が。 濡れの家は国道に面して建っているが、夜は非常に車は少ない。 最近は近所にマンションが乱立してしまっていて、 コンビニができたり、ファミレスができたりで夜だろうが、 若者たちが夜毎さわがしいのだが、 当時の夜は静かで、人なんてほとんどいなかったはずだ。 でも、そんな声が聞こえてしまい、濡れは完全に恐怖で目がさめてしまった。 しかも声は止まるわけでもなく、何度も何度も、庭のあるほうから 「たすけて」「たすけて」、と呼ぶのだ。 濡れの寝ていた部屋から障子を開くと廊下があってすぐその向こうが庭だったから 声はとても近かった。 濡れはあまりの恐怖に目を閉じてじっとしていた。耳をふさいでも声が聞こえるので ホントに怖かった。 でも、しばらくして声が消えた。 濡れはほっとして、少し落ち着き、とりあえず隣にいた父親の方を起こそうとしてみた。 仕事柄(ポリ公)泊まりの日も多く、緊急の際にも起きられる体になっているはずの 父親だったが、なぜか起きてくれず、 しかたなくそのむこうに同じ布団で寝ている母親のもとに近づこうと布団を出て、 母親の方に近づこうとしたときだった。 父親と母親の顔の間にもうひとつ見知らぬ女の顔があり、 笑ってこっちを見ていた。濡れがそれの存在を確認すると同時に目が合い、 「たすけてよ」、と言ってきた。 本気でビビったのを覚えているが濡れはそれから意識がなくて、 気づいたときには布団の外で寝ていた。いつもどおりの朝6時に目がさめていた。 とりあえずその時は「夢だ、夢だ」と思うことにした。 両親の間にいたとか言えないし。 しばらく夜中におびえながら寝てたんだけど、それからは何もなかった。 でも、あのときはホント死んだかと思った。 夢かもしんないんだけどね。夢だとしてもリアルで怖かった。 長レスで申し訳ない。 |
18の頃自動車の免許を取りに鳥取に行きました。 そこで同じく免許を取りに来ている人達と仲良くなり、ある日、六人で花火を しに行くことになりました。 一人の子は免許を取って車に乗ってある海岸へ行きみんな楽しく花火を楽しんでいた時、 雲行きがあやしくなり引き上げようとした時、案の定激しい雨が降ってきました。 花火をしていた砂浜から車まではトンネルを越えた向こうに止めていたのですが トンネルの前まで来て(トンネルの距離は大体70メートルほどですか) 中間位に小さな人影が見えました。その時嫌な予感がしたのですがこの時予感が的中するとは・・・ 思いもしませんでした。 あれは霊だ!そう思った僕はほぼ目を塞いだ状態でドキドキしながら トンネルを走り抜けました。 人間って好奇心旺盛ですよね、ふっと僕は後ろを見てしまいました。 !すると目の前に片腕、顔が分からないくらいぐちゃぐちゃに潰れた子供が立っていました。 思いもよらないものを見た僕は声も出ない身体も固まったまま凝視していました。 するとその子供は僕にこう言ったのです。 [友達ちょうだい・・・」 何がなんだか解らなくなって僕は車へと必死で逃げ込みました。 そのまま家に帰り次の日またそのメンバーで待ち合わせをしたのですが、 一人なかなか来ないので心配になりその子の家に電話をしました。すると・・・ 電話の向こうから恐ろしい言葉が返ってきました。 「昨日ねうちの息子・・・死んだのよ・・・。車の前に子供が飛び出してきたらしいの。 でも、そんな子供なんてどこにも見当たらなかった・・・。 片腕がとんで顔もあの子だと解らない位いだったわ。」 僕の頭の中でトンネルにいた子供の言葉が響いていた。 [友達ちょうだい」 |
とあるサイトの管理人です。 私自身が体験したあまりにも不可解な現象を載せてみたいと思います。 くどいようですが実話です。自分のページにも載せてます。 霊能力者スレでも本気で見てもらったほうがいいのだろうか…。 ---以下自分のサイトよりコピペ。 こいつは他の人に話すと笑い話にされてしまうのだが(´Д`;)、体験した本人は本気で怖かった。 これもまぎれもなく怪奇現象なのであるが・・・。 今から6年ぐらい前、社会人(独身)で高知県宿毛市のアパートに住んでいた時の事だった。 (ちなみに今現在住んでいるところから約40m(笑)。 しかし、そのアパートはもう取り壊されていて存在しない。) いわゆる老朽化が激しいボロアパートで、2階建て。1階はほとんど物置に使って2階の四畳半2部屋を ぶち抜いて九畳間として使っていた部屋である。 そこに住み着いて約1ヶ月後、私は信じられないような体験をした。 ある夜、目が覚めて天井を見ると・・・ 信じられないものが天井にあった! それは・・・ それは・・・ 続く。 で、続き。 --- それは・・・ ベビーメリー(´Д`;) そう、赤ちゃんをあやす時に天井につけてグルグル回るアレである。 音は鳴っていないのだが・・・。まぎれもなく回っている。 「えっ? えっ?」 幻覚か?と思い、一端目を閉じて、目を開く。 しかし、やっぱりソレはある。夢では無い。 「まだ回ってるよ。オイ!!」 前述の通り、当時は独身。 当然の事ながらそんなものを天井につける趣味は無い(笑) 天井を見続けて10数分。それはスゥッと消えていった。 ちなみにその後私は2ヶ月間、そのアパートに住んだのだが、そんな体験はその一度きりであった。 後で聞いた話だが、私の部屋の隣の部屋には赤ちゃんと母親が住んでおり、その母親がとんでもない人だったようで 赤ちゃんを寝かしつけた後、ほったらかしにして遊びに行くような人だったらしい。 私が見たその日も、遊びに行っていたようだ。(ちなみに深夜1時半ごろ) もしかすると、子供をあやす為に出て来た物が部屋を間違えたのかな・・・なんて馬鹿げた事を今更ながら思っているのである。 ホンマに正体が知りたいんだけど、これって何だったんでしょうね? |
私は仕事がら転勤の多く、各地を転々としていました。 時にはアパート、時には貸家 私が山口の萩というところに転勤になったときの話です。 安く家を貸してもらえるというので、しばらくの間家を借りることになりました ただ問題だったのがかなりの山奥で、大きい家なのですがかなり古いもの だということでした。 住み始めてから1ヶ月がたとうとするある日、私の娘が庭で妙な箱を 見つけてきました。家の中も庭も、家に住み始めてから最初の連休のときくまなく 見て回ったはずでしたが、庭に箱などありませんでした。 そう思ったのは何よりその箱が特徴がある箱で、見て解りそうな 目立つものだったからです。 私には霊感はほとんどないのですが、 その箱が異常に不吉な感じがしていました。 この時私の選択が正しければ、恐怖を体験しなかったと思います。 私はこの不吉な箱を燃やしてしまったのです。 ただ一般人的な考えからは必要無いものは燃やすか捨てるか、 そういう選択しかなかったのです。その当時は・・ 私の友人の一人が車で事故を起こしました。 車は炎上、友人が病院に運ばれたときは全身火傷で、 すでに息がなかったということでした。 その数日後、またも私の友人が家で焚き火をしている際 火が服に移り右腕と右顔半分を火傷する大怪我をおいました。 病院に入院した友人に会い、事情を聞きました。 友人の話では、事故が起きる数日前、体が焼かれる夢を見た とのことでした。私は迷信など信じない性格でしたが、 このときひょっとしたら・・・と思いました。 それから家に帰りすぐ庭を調べました。 ごみを焼却するごみ穴を調べました。あの箱は焼け残っていました。 箱を調べようと手を伸ばしたとき、ものすごい寒気が体を襲ったのを 覚えています。箱の中からは人形が出てきました。 全部で3体。そのうち一体は丸焦げ、一体は半分が焼けた状態でした。 一体はまったく焼けていません。人形はごく普通の日本人形で、着物を着た 女の人形です。焦げかけた人形を手に取ったとき、焦げた人形の和服がぼろぼろと 落ちました。 そこには友人の名前が書いてあるのです。クロ焦げの人形のほうは 名前が見えませんでしたが、大体解りました。 焼けなかった人形に私の名前が書いてあったからです。 何もかもが不思議でした。誰がなぜこんな事を、 私と友人もこれといって共通点はありません。他にも友人はいるのですから。 誰かに恨まれる覚えはありません。なぜこの家にそんなものがあるのか・・・ 家に私を恨んでいた誰かが住んでいたのか・・私の知っている人間には 山口に住む人はいません。 何もかもが不思議でした。 私はそれからすぐその家を出ました。 あの人形は寺に預けました。寺の人の言葉が今でも心に残っています。 「供養しようと思った、でも供養できるものではない この人形についた怨念は、人間のものではない」 |
私が以前に交際していた男性は、非常に霊感の強い人でした。 ある日その人と、町中を歩いていた時の事です。 交差点で信号待ちをしていたら、彼が「アッ、あの人の鞄・・・」と驚いたように呟きました。 「どうしたの?」 怪訝に思い、私は彼に尋ねましたが、彼は何も答えてくれません。 それでも私は、「一体、どうしたって言うの」と、彼にしつこく尋ねました。 すると彼は、緊張した表情をしながら、こう言ったのです。 「あそこの男が、持っている鞄」 「多分あの中には、沢山のお金が入ってる」 「でも沢山の手が、そのお金をつかんでるんだ」 私は、彼が言っている男が誰なのか、すぐに見当がつきました。 男を見た瞬間、私は背中が寒くなる感じがしたからです。 その時、信号が青になり、男が歩き出しました。 私と彼も、人の流れに沿って歩き始めましたが、男との距離が縮まるにつれ、私の緊張感も否応なしに高まります。 すると彼が、私にこう、ささやきました。 「大丈夫さ」 「でも・・・可哀想だけど、関わり合わない方がいい」 そして彼は、私の手を握り締めたのです。 あんな彼は、初めてでした。 だから私は、思わず彼の顔を見ながら、呆然と歩いてしまったのです。 彼も私の事が心配なのか、私の顔を覗き込んでいました。 するとその時、「ドッ」と音がし、男が私にぶつかったのです。 男はよろめき、すぐに倒れ込んでしまいました。 そして、男の鞄から沢山の札束が飛び出したのです。 私は「すいません!」と男に謝り、札束を拾おうとしました。 すると彼が、「ヨセ!」と大声で怒鳴ったのです。 でも私は、「彼の態度に、男が怒り出すかも・・・」と考えました。 だから私は、慌てて「急いでいたので、すいません」と謝りながら、札束を拾い上げて男に手渡したのです。 男は札束を鞄に入れながら、「私も前を、よく見ていなかったので・・・すいません」と言い、特に怒っているように見えません。 男はそのまま、立ち去りました。 その時、私は彼が居なくなっている事に気付いたのです。 私は彼に、何度も電話をしましたが、彼は電話に出てくれません。 仕方がないので私は、そのまま一人で家に帰りました。 家に帰ってから気付いたのですが、私は財布を落としたようです。 でも、どこで落としたのか、私には全く見当がつきません。 そこで私は、彼にも話を聞いてもらいたくて、もう一度、彼に電話をしました。 今度は彼も、すぐに電話に出てくれ、すぐに私の家に来てくれる事になったのです。 でも、私の家に来てくれた彼は突然、私に封筒を手渡し、こう言いました。 「愛情は、多くの人を救うけど、お金はもっと多くの人を救うと思う」 「君には、これが必要だ」 彼の手渡した封筒の中を見てみると、数枚の一万円札が入っています。 私は無性に腹が立ち、「何を考えてんのよ」と彼を怒鳴りつけてしまいました。 すると彼は、泣きそうな顔をしながら 「ごめん」 「もう君とは、つきあえない・・・」 と言います。 私が彼と会うのは、それが最後になりました。 その後、私の人生は不運続きで、今では多くの借金を抱えています。 また、不気味な体験も、私はよくするようになりました。 例えば、買い物の代金を払おうとお金を取り出すと、 「お金を、持っていかないで・・・」 と声がし、私の手やお金に沢山の手が、つかみかかってくるのです。 その手の中には、もう一人の私も・・・ もう一人の私は、私を恨めしそうに見ながら「どうして、お金を持っていくの?・・・」と叫ぶのです。 もしかしたら私も、あの人達の仲間になりつつあるのかも・・・。 |
N県S村に牛ヶ首という場所があります。私の祖母がその近郷出身です。 小学生の頃に、その祖母から聞いた、牛ヶ首近辺であった昔々の話です。 祖母の曽祖母の弟にあたる人が、金貸しをやっていました。(江戸時代らしいです) 私にとっては、ご先祖さまなんですが、残念ながら名前はわかりませんので、仮に 太郎さんとします。太郎さんは、高利貸しであったらしく、あまり、評判は良くな かったようです。 ある夏の日、太郎さんは小僧さん一人をお供につれ、貸した金を取り立てるため、 山中の集落に出向きました。 集落の人たちに貸していたお金の取り立てがどのように行われたかは、はっきりと は伝わっていません。ただ、山の集落の人たちは酒席を用意しかなりお酒を勧めた そうです。 そして、太郎さんは、酔っ払ってお供の小僧さんと一緒に夜の山道を帰ったという ことです。 で結局、太郎さんと小僧さん、二人とも家にもどることはありませんでした。その まま行方知れずとなりました。山の集落の人たちに尋ねても、お金を返し酒を飲ん で別れた後のことはわからないと、皆が答えたそうです。 残された家の者は、山の集落の人たちではなく、ふもとの村人たちにお願いして、 山の中を捜してもらいました。そして帰り道とは逆方向の崖の下で太郎さんの遺体 をようやく見つけることができたそうです。遺体はすさまじい形相をしていました。 最終的には、夜の山道で酔っ払って落ちたんだろうとされましたが、帰るべき家と は逆方向にある崖から落ちたなんて妙な話だと、噂になったそうです。 さらに、取り立てた(山の集落の人々が払ったといってる)お金は、結局どこから もでてきませんでした。また、お供の小僧さんがずっと見つからないのは、神隠し だとか、主人を殺して金を奪い逐電したんだとかいろいろと、噂になったそうです。 わたしは、この話を初めて聞いた小学生の時から、きっと小僧さんも ×のXXの人たち に殺されたんだと思っています。 山の集落は、過疎のため昭和30年代前半に廃村となっています。 |
-こっくりさん- ある小学校で4人の子供が死んだ。 血まみれの文房具が散乱する教室には遺体の他に ろうそく、灰になった紙、十円玉、テープレコーダー等があった。 警察では捜査の為、テープを検証することになった。 これはそのテープの内容である。 「あ、あ〜・・・・・・まわってる?」 「多分大丈夫」 「なんか、ホントに知らない人の声入ってたらどうする」 「やめてよ、気持ち悪い」 「静かにしろよ、見つかっちゃうだろ」 「そうだね」 「じゃ、はじめよう!」 「○ッちゃん、ろうそく」 「ちょっとまって・・・・・・はい」 「火事にならないかな?」 「大丈夫だって、カーテン閉めてるし、先生も帰ったから見つかんないよ」 「いい? はじめるよ」 「うん」 「いいよ」 「×太、力入れんなよ」 「入れてないよ、ほら」 「全員ちゃんと(指)置いて」 「いい? こっくりさん、こっくりさん、お越しくださいませ、 こっくりさん、こっくりさん、お越しくださいませ」 (中略)・・・・以下しばらく、雑談と呼び出しが続く 「おかしいな、こっくりさん、こっくりさん、おいでになりましたら お返事お願いします」 「あ!!」 「動いた!!」 「『はい』!!」「いやー」「動いてる動いてる」 「おれ、力入れてないよ」「来た、こっくりさん」 (中略)・・・・以下しばらく、騒ぐ声と質問が続く 「もお、いい?」「うん」「そろそろ帰ろう」 「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」 「・・・・・ッ!」「『いいえ』」 「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」 「・・・・・また『いいえ』だ」 「ちょっと、まずいよ、帰ってくれないよ」 「○木ちゃんどうしよう」 「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」 「また!! やだ、やめてよ!!」 「×西!! おまえだろ、やめろよ」 「私じゃないよ!!」 「絶対、(指を)離しちゃ駄目だよ」 「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」 「・・・・・・」 「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」 「・・・・・・」 「こっくりさん、こっくりさ・・・」「もう、やめろよ!!」 「(指を)離しちゃ駄目!!」 「こっくりさん、こっくりさん、どうすれば、お帰りくださいますか?」 「そんなの用意してないよぉ!!」 「どうしよう・・・・・・」 「こっくりさん、こっくりさん、油揚げはありません。」 「動かない・・・」 「こっくりさん、こっくりさん、油揚げはありません。 どうすれば、お帰りくださいますか?」 「『お』『み』『き』・・・・なにそれ?」 「わかんない。どうしよう」 「こっくりさん、こっくりさん、オミキはありません。 どうすれば、お帰りくださいますか?」 「『こ』『ろ』『す』・・・・・・うそ・・・」 「もう止めろよ!! ×西!! おまえだろ、やめろよ」 「私じゃない!!」 「もう、やだ」(泣き声) 「×村! 静かにして!!」 「こっくりさん、こっくりさん、許してください。 もう、おかえりください」 「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」 「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」 「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」 「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」 「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」 「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」 「・・・・・・『ひ』『と』『り』」 「こっくりさん、こっくりさん、『一人』なんですか?」 『て』・・・・『い』『く』」 「やだ、やだ、やだ!!」 「(泣き声)」 「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」 「まだ、動いてる!!」 「『ほ』・・『か』『は』・・・・・・」 「・・・・・・」 「『こ』『ろ』『す』」 「こっくりさん、こっくりさん、許してください」 「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」 「こっくりさん、こっくりさん、許してください」 「こっくりさん、こっくりさん、許してください」 「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください」 「『いいえ』」 「もう、いや!!」 「(指を)離しちゃ駄目!!」 「もう、知らない!! 私帰る!!」 「離しちゃった・・・・・・」 「こっくりさん、こっくりさん、許してください」 「・・・・・・動かないよ・・」 「どうしよう、ねえ! どうしよう!!」 「私、知らないよ! 私、しらない!!」 「やだ、(戸が)開かない!!」 「鍵かけられちゃったんだ!!!」 「どうしよう! ねえ、どうしよう!!」 「こっくりさん、こっくりさん、許してください」 「いつまでやってんだよ!」 「だって、帰ってもらわなきゃ!!」 「窓は!?」 シャッ(カーテンレールの音) 「いやあぁぁぁぁ!!!」「キャァー!!」 「こっくりさん、こっくり・・」 テープはここで切れていた。 もう片面にはなにも録音されていない。 遺体の状況から、各自の手にした血にまみれたカッター、 定規、縦笛、箒、などから、互いに殺し合たようにも見えた。 学校では、各教室に鍵が取り付けられていたが、数年前から、 実際に鍵をかけるのは、使われていない教室だけになっていた。 事件当夜も、現場となった教室の鍵は開けられたままだった。 ろうそくは途中で消えており、もし、ろうそくの明かりが 点いていれば、用務員が見回りをする際に気が付いたはずである。 また、窓には全て鍵がかけられていたが、窓の外側には、 一つだけ、子供のものと思われる、血の手形が残されている。 不思議なことに、教室からは四人の遺体が発見されたが、 遺体のどの指紋もその手形とは一致していない。 声紋鑑定の結果、テープには五人の声が録音されていた。 教員、生徒に確認をした所、テープ中の「○ッちゃん」 と呼ばれる女子生徒を知るものは、誰も居なかった。 この事件の真相は、未だ解明されていない。 |
祖母がほぼ寝たきり状態になり、うちのオカンが 世話をしていた時のこと。 オカン「おばあちゃん、リンゴむいてきたよ」 祖母 「えらいすまんなぁ」 オカン「二切れでいいでしょ?」 祖母 「うん、じゃあ中谷さんと半分づつ分けるわ」 オカン「はぁ?中谷さん?誰?どこにいるんよ?」 祖母 「ここにいはる。ハイ中谷さん、リンゴやで」 と明らかに誰もいない場所にリンゴを差し出す祖母。 あっけにとられる母に祖母がつぶやいた。 祖母 「あれ、中谷さん、よく見たら目も鼻も口もあらへん!」 それから一週間ほどで祖母が亡くなった。 母からその話を聞いた当時、かなりビビったもんだ。 |
僕らが、初めてあった恐ろしい体験です。 夏休みにキャンプに行きました。 かなり遅くまで起きていて、話をしたり 海も近かったので泳いだりして遊んでいました。 僕とNは泳いで疲れたので、砂浜に座って話しながら 泳いでいる友人たちを見ていました。 ふと沖の方を見ると、ぼんやり光るボロイ小船が浮かんでいるのに 気づきました。Nにあれ何かな?というと 彼は真っ青になって、泳いでいる友人たちに海から あがれと叫びました。びっくりした友人たちが 海からあがって集まってきてから、彼が語りだしました 僕には船しか見えなかったのですが。船の上に 白い着流しのような服を着た子供が乗っていて 表情は怒りにみちているてこっちを睨みながら手招きしている と彼はいっていました。その後キャンプ場では様々な不思議な 事が起きました。トイレの電気が勝手についたり、僕らしかいない のに、山のほうから笑い声が聞こえたり恐ろしかったです。 Nと僕はその後も二人でいるとよくこんな不思議な体験をします。 よければまた書きます。長くなってすみません |
>>70さんのまとめ集見ていたんですね。 最初から読むと怖いですから拾い読みで。 ぱちっ!ぱしっ!ってお約束のラップ音が聞こえてきたり わずかに家が揺れたりしたんですよ。 いや、これぐらいは大したことないんです。しょっちゅうですしね。 自分が座っている真横が窓になっていて開け放していたんですよ。 煙草吸うんで換気もよくしなくちゃすぐヤニ臭くなりますし。 20分ぐらい読んでたと思います。 膝に乗せてた飼い猫が落ち着き無くし始めたんですね。 天井を凝視したり、机の下をのぞき込んだまま動かなかったり。 空気が変わってました。すごく空気が冷たくなってきて・・・。 気配がすごいんですよ。 素人でもなにかいるなーってわかるぐらい。 窓の外には簾がかけてあってその隙間から冷たい風が流れてきて 猫はわかるんですね。 膝の上で凝視したまま警戒体制に入ってるんです。 潮時です。 「さーねようかー!」ってわざと大きい声を出してPC落として窓を 閉めようとしたんですよ・・・。 驚きました! 大きな卵の形に窓が結露してるんです。 結露するような陽気ではなかったですし(東京在住) 結露するなら窓全体が結露しますよね。 でもきれいな卵形に細かい結露でした。 他の窓は全然結露してないし、乾ききってるんですよ。 触ってみると内側の結露でした。 卵形に温度差があったって事になりますね。 隣の部屋が自分の寝室なので移動しましたが猫は警戒体制のままです。 無理やり猫を布団の中に押し込んで寝てしまおうとしたんですが。 やはりその卵形の何かがいたであろう場所をじっと見つめてました。 蒲団かぶって寝よう寝ようとしている時、気配が寝室の窓の外に移動してきました! カーテン閉めてたんですが、開けないほうが良かったと思います。 馬鹿ですね。開けちゃったんです・・・。 !!! どのように形容したらいいんでしょうか? 40センチぐらいの乳白色に発光する卵形の顔がそこにありました。 目鼻ははっきりしませんが確かに顔でした。 微動だにもせずそこに浮かんでました。 ほんとうにきれいに卵形で音もなく・・・。 そこで失神したんでしょう。自分は。 気がついたら朝でした。 いま、盛り塩して高野山のお守りぶら下げてますが アレは今夜も現れるんでしょうか・・・。 心配です。 長々と書いた割にはつまらないですし、スレ違いかと 思いますが確かにそんなことがありましたのでご報告までに。 |
という会社でパートをしていた頃、そのパート仲間のAさんの家に起きた話です。 ある日からAさんのお姑さんの言動が変に他人行儀でお上品な物に変わり、 それに相反してお漏らしをする様になったのだそうです。 本人に粗相について言うと、「わたくしはそんな事はいたしません」と 全く他人事の様な返事が帰って来る。 温厚元気でつい先日も町内の敬老会の旅行に行っていたような人が かくもボケてしまうのかと家族一同が暗澹たる気持ちでいた中、 Aさんは藁にも縋る思いで近隣では知られた霊能力者のBさんを尋ねました。 BさんはAさんの話を聞くと、おかしくなる前後のお姑さんの動向を尋ね、 その頃に撮った写真を求められました。 丁度敬老会の旅行の記念写真があったのでこれを見せると、 お姑さんの背後に赤ん坊を抱いた和装のご婦人の霊が写っている写真が あったそうです。 実は先の敬老会の旅行では広島原爆資料館を訪ねたらしいのですが、 その際、お姑さんは原爆犠牲者の霊に憐れみをかけ過ぎた為、 霊が救済を求めてくっ付いて来てしまったらしく、 上品な物腰は婦人の、失禁は赤ん坊の霊の所為だった訳です。 その後、何をしたのかは分かりませんが、とにかく除霊は成功し、 体力の落ちたお姑さんは○山市中央病院に入院する事になりました。 どうしたのかと思えば騒ぎの元凶はお姑さんで、 霊に憑依される以前の状態に戻っていた筈が 急に乱暴な性格になって暴れだしたという事でした。 Aさんは医者と一緒になってお姑さんを押さえ付け、 その後の準備の為に一端病室を後にしました。 するとお姑さんは、 「あのガキゃ、寿司を持って来たくせに食わせずに帰りやがった」 と吐き捨てたのだそうです。 事実、Aさんはお見舞いにお寿司のパックを持って行ったのですが 場合が場合だった為に出しそびれてしまっていたのです。 一体、言っても見せてもいないその事が何故お姑さんに分かったのか。 実はお姑さんが入った病室では数日前に男性患者が亡くなっており、 今度はその方(健康な時は粗暴だったらしい)の霊が取り憑いていたのです。 これもBさんにお願いして祓って貰ったそうですが、 Bさんの言によると、一度取り憑かれると道筋の様なものが出来て、 次々新たに取り憑かれ易くなってしまうのだそうです。 実は夜泣き疳の虫封じ、姓名判断といった方面が専門らしく、 問題のある者の氏名生年月日を伝えると、 そこから色々と相談事の答えを導き出して下さるのだそうです。 最近知った事なのですが、私の母が私の父(故人)の病気を相談すると、 血液の巡りに関る病だと言い当て、漢方の処方箋を書いて下さった由。 (実は父は急性骨髄性白血病でしたが、気丈とは言い難い母に知れると 態度に出て父にばれてしまうとの考えから、 当時家族で病気の真相を知る者は私と兄だけでした) 白血病患者は治療の副作用による免疫低下から滅菌室に入院する事になる ので勝手に外部処方の薬を与える事は叶わず、 母は今もその事を残念がっています。 私は直接会った事は無いので半信半疑といった所です。 あ、今気がついたけど、冒頭に書いた会社名 エ「ロ」クトロニクスじゃなくエ「レ」クトロニクスの間違いです。 (死ぬ程洒落にならない恥かしさだ…シクシク) |
おふだの話し。 ある引っ越し業者のAさんはその日、先輩達と仕事をしてました。 とりあえず部屋の荷物は全て運び終え、Aさんはぐるっと部屋を見渡し ました。部屋はすっからかんになり、ふと柱に目がいったのです。 柱には変な物が貼っていました。それはおふだでした。Aさんは少し 無気味に思いました。下の階へ降りようとしてる先輩達に「このおふだ 剥がしてもいいっすよね?」と言うと、先輩は「当たり前だろ。ちゃん ときれいにしておけよ。」と言い下へ降りました。 Aさんはまずい事してるんじゃないかと思いつつ、おふだに手を伸ば したその時、電話が鳴りました。自分の携帯かな?とAさんは思いまし たが、違う。どうやらこの部屋の電話が鳴っている様です。 しかし、さきほど電話回線は切られ、コードをぐるぐる巻にしたばかり です。電話がつながる訳ありません。 恐る恐る受話器を手にとりました。受話器の向こうで聞き慣れた声が 聞こえます。それはこの業者の社長の声でした。 「おおAか。どうだ調子は?このあと**さん家に行って...。」 Aさんはこの後もう一件、仕事をすることになった。続けて社長は「と ころでさあ。柱におふだとかあるだろ!?あれって剥がさないでくれよ な。な。」Aさんは「え!?もう剥がしちゃいましたよ。だってそうし ろって先輩がいうから...。」社長は「なんで!?なんで剥がしちゃ うの!??」Aさんは、まずい事したかなあと思いました。 「なあ!!なんで剥がしちゃうんだよ!!」社長は怒鳴りつけました。 Aさんは恐くなってきました。するとだんだん社長の声が低い男の声に かわり、地の底から唸るような声で、 「なんで剥がしたんだよ!!」 Aさんはそこで気を失い、気がついたらまさに今、おふだを剥がそう とする瞬間でした。 それ以来、この引っ越し業者に新しいルールが加わりました。それは 「おふだ、又はそれに類似する物にはむやみに触ってはいけない。」 たしか桜金造氏の話です。 |
免許とりたての厨房の自分と、友人数人で夜のツーリングへ出かけたはなしです。 長崎の某トンネルを抜け、数台の原チャで走っていたのですが、とある白○トンネル の前で自分の原付が突然不調になったんです。 いきなり、15〜20k。 そのときは、先頭を走っていたのに、トンネル前で最後尾。 しかたなく、そのまま走っていたんですが、みんな見えなくなり一人でトンネルにはいりました。 初めてそのトンネルを通ったんですが、むちゃくちゃ長い。 出口が見えない。 そのまま走っていると、バックミラーにテールランプの灯りが映っていました。 対向車は、すれ違っていません。 やばい、と思い、ミラーは見ないようにして、凄く長い時間トンネルを走っていました。 トンネルをようやくの思いで出るとすぐ自販機の明かりが煌々と照っています。 中からはそんなもの見えません、出口は真っ暗だったんです。 はぐれてしまった仲間を追いかけて、捕まえるとかなり長い時間待っていたようで、 口々に事故ったのか?と聞いてきたのでトンネルの不思議な出来事をはなしました。 すると、 トンネルは、そんなに長くない。入り口から出口の自販機の明かりが見える。 ということです。 もう一回戻り、(というか、当時はその道しかありませんでしたので)通過すると 確かにものすごく短いトンネルでした。 数年後、怖い話、として知り合いの女の子たちへしゃべったんですが、そのうちのひとりの子が 泣き出しまして、『あたしの叔父さんがあそこで事故で亡くなった。ごめんなさい。』 まるで、作ったようですが、こういうこともあるんだなぁ、と。
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急に長距離電話いい?ときくのでいいよと電話を貸した 何処にかけるのというとああ霊界通信だからタダだよといって笑ってる どうせ母親にかけてると思ってほっといた それにしても話が長い…何やら別れを惜しむ内容だった 誰と話してるのかと聞くと妹の友人T子だった デモもう2時間も経つ せっかく会いに来といてこれはないだろうと思ってたら 電話が切れたT子がよろしくと言っていたと言う T子はどこに行くのと聞いたら黄泉の国だという 好い加減怖くなってきたので母親に電話したら 今T子の家から電話でT子の訃報のしらせがあったという その事を妹に言うとだから言ったでしょという それからもしばしば妹は霊界通信と言っては電話に向かう そのあと必ず電話があり誰かが死んだ知らせがくる ちょっと不思議で怖い話でした |
A、B、Cという人が海で漂流した。 乗っていた船が難破しゴムボートには3人しかいない。 A、Bは普通の会社員で家に帰れば妻子がいる。 Cは老人で家に帰ってもひとりぼっちだ。 或る時Aが海で流れている小瓶を見つけた。 その小瓶の中には妖精が入っていた。 開けてみると妖精はこう言った。 「出してくれたお礼に願いを一つだけ叶えてあげましょう。」 A、Bは勿論家に帰してくれと言った。 すると彼らは消えた。 Cも同じことを言おうとしたが自分は家に帰っても独り。 だがあの2人と過ごしたこの数日は苦しかったが楽しかった。 そう思うとCはこう言っていた。 「あのふたりをここに戻してくれ。」 |
日はとっぷりと暮れている。対向車もまばらで街頭もない 助手席の彼女は話し疲れたのか、フリース毛布にくるまって 軽い寝息を立てている。 運転している彼は、眠気を振り払うため車外の闇に目をこらし ていた。 峠も中盤にかかろうかというころ、彼は1台の白塗りのセダン が待避所に止まっていることに気がついた。 思わず彼は、車を減速した。こんな所に止まっている車は 例外なくホテルに泊まる金のない恋人達の緊急のホテルがわりに なっているからだ。 リアウインドウを覗き見た瞬間、セダンのドアがいきなり開き 中から出てきた女の人と目が合ってしまった。 彼は気まずかったので、車を急発進させその場を立ち去ろうとした。 女が彼の車を見ている。バックミラーごしに強烈な視線を感じ ふと見ると、なんと、女が走って彼の車を負って来るではないか!! 気まずさが、恐ろしさに変わる。彼は車をスピードアップさせた。 峠の細い道を彼の車は、限界まで加速してゆく。しかし、とうてい 人ではついて来れないような速度に、女はついてくる。 彼はブレーキランプに赤々と照らされた女の顔を見て戦慄した。 やまんばだ!やまんばだ! 幼い頃絵本で読んで以来、心の恐怖の頁に書き込まれていた映像が そこにあった。 髪を振り乱して迫り来るしわだらけの醜悪な鬼女の顔。 彼は必死に謝りながら、アクセルを床まで踏み込んだ。 気がつくと彼はふもとのコンビニの駐車場にいた。 助手席の彼女が目を覚ます。 彼は彼女に今峠で起こったことの一部始終を話した。 話を聞くうち次第に目が冴えてきたのか彼女の表情が驚愕に変わる。 彼は彼女に話すことで助かったという実感が沸きそれまでの緊張が 一気にほぐれていくのが分かった。 彼の話を聞き終えた彼女は、何か納得したように言った。 「私も…夢をみたの。あなたの車を必死で追いかける夢を…あなた、 峠の真ん中で私をおきざりにして行っちゃうのよ。 いくら呼んでも叫んでも待ってくれないし。その時本当に、一瞬だけ、 『ころしてやる!』っておもったわ」 |
「あたしさぁ、すごい怖い夢見たんだぁ」と前置きをし、話し始めました。 Sさんがどこかの川辺を歩いていると、一人のおばあさんがうずくまっていました。 話しかけると、おばあさんはゆっくりと振り向きました。その顔を見て、 Sさんは驚きました。おばあさんは、何と眼球(目)が無いのです。 「私の目玉が無いんだよ…」と呟きました。 Sさんは驚いて上手く言葉が発せられませんでした。 するとおばあさんはまたゆっくりと言いました。 「一緒に探してくれるかい?」 Sさんは懸命に探しました。 見つけられなかったら…と考えると怖くなったからです。 すると…おばあさんはこんな事を言いました。 「もし、私の目玉が見つからなかったら…お前さんの両足を売ってもいいかい?」と。 Sさんは怖くて怖くて仕方無かったそうです。震える手が何かに触れました。 二つの…眼球でした。 「そこで目が覚めてさぁ」 私は背筋がぞくりとするのが分かりました。 私達はその話を聞き終わると、ホッと息をつきました。すると先輩は言いました。 「この話ね、覚えてない方がいいよ…」と。そう言われると余計頭に こびりついてしまうようで、私は眠れませんでした。何とか頭からあの話を消し、 眠りました。ところが、私もあの夢を見てしまったのです! 夢から抜け出したいと思っても無駄でした。ですが、何とか同じように 眼球を見つけ、目が覚めました。 話はこれで終わりじゃなかったんです。 私の友人のD君が、足を引き千切られたようにして、その場に眠っていたのが 発見されたんです。D君は、五体不満足になってしまいましたが、元気です。 そのD君からはこう聞きました。 「あの夢を見たんだけど…眼球を探してる途中でR(友人)に起こされたんだ。 だから足を契られたのかな…」と。 この話は当時新聞にも載りました。地方の方は知ってるかも知れませんね。 この話は、早く忘れてくださいね。 |
さて、今から50年ぐらい前に、九州の天草というところに24歳の女性が住んでい たそうです。 この女性の下半身に奇妙なブクブクした皮下の膨らみが現れました。この膨らみ は、徐々にですが、確実に増えて行きました。誰も診たことのない不思議な膨ら みに、意を決したある医師が、思い切ってメスを入れてみました。すると…… 膨らみは皮下に出来た水の入った袋で、中に長さ数cmの白いクネクネした虫が 入っていました。袋はたくさんあり、中にそれぞれ虫が入っている様です。 なんということか!! 早速、何という虫か調べられましたが、条虫(扁形動物)の幼虫らしいのですが、 何の幼虫か、さっぱりわかりません。この虫は、恐ろしいことに、幼虫でありな がら、人の体内で分離して増えているようです。 日本で当時4例目、芽殖孤虫出現す!!! どこから来たのか、幼虫は人の体内に入り、人固有の寄生虫でないためか成長せ ずに皮下をさまよい、そして自分の周囲に水の入った袋を作り、中で植物が発芽 するように枝分かれして増殖し、増えた幼虫はまたさまよい増殖する。 治すには、一匹残らず手術で取らなくちゃいけませんが、すでに大変な数だった らしく、残念なことにその患者さんは亡くなってしまいました。 化け物…… ヒトを喰い尽くす虫と書きましたが、実際に人を喰っているわけではないと思い ます。しかし、増殖する虫が全身を這い回れば、大変な臓器出血か臓器不全を引 き起こすのは必定で、間違いなく命が危ない疾患です。 1990年、50年近い沈黙を破って、芽殖孤虫は忽然と東京に現れました。 さまざまな感染経路が考えられ調査されたそうですが、結局、虫の正体も感染経 路もはっきりしないまま、今日を迎えています。 その後、報告はありませんが、次はいつどこでこの虫は現れるのでしょうか? 感染経路が分からない以上、あなたでないと、誰も言えないのです…… 虫さされ程度のポチッとしたふくらみで、赤みもかゆみのないのですが 気になって皮膚科に行ったところ、芽殖孤虫であることが分かるといったケースが相次いでいるようです。 当然ながら皮膚科ではどうすることもでいないので、然るべき医療機関に送られるわけですが、 それは皮膚科の医師が芽殖孤虫の症例を知っていた場合の幸運なケースで、ほとんどの場合は、 何らかの虫刺されやかぶれなどと診断されてしまい、芽殖孤虫とは気づかないままらしい。 またそれ以上に、痛くもかゆくもなく、赤くもなってないごくごく小さな腫脹程度では、せいぜい市販薬を塗ったりするくらいで 気にしない、気づかないという人がほとんどだろう。 寄生から増殖を始めるまで約三ヶ月、最近妙なポツポツができたという人はいませんか?
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霊感がある人には幽霊が見える。 そんな噂が学校で流行った。 僕等の学校はすぐ隣が神社だったので、 放課後、神社に集まり、中でも「しめ縄」で、 ぐるぐる巻きになっている木によじ登って、 早速試してみた。 「どうだ、見えるか」「何も見えない」 「おっかしいな、霊感ないのかな」 「ばか、幽霊が居ないとみえないんだよ」 なんだかんだで、結局なにも起こらず終い。 ○ちゃん家でファミコンやろ、 なんてことになったとき、×村君が半べそで言った。 「今降りちゃ、駄目だよ!!」 「なんだよ」 「僕達、今、囲まれてる・・・」 |
樹海 私はゴールデンウィークを利用し、家族サービスをすることにしました。 妻の希望により、家族揃って、ある有名な樹海を見に行ったのです。 しかし、樹海の遊歩道を歩いている途中、息子が居なくなっていました。 それで私と妻は息子を心配し、懸命に探したのです。 でも遊歩道には、息子は居ないようでした。 時間が経つにつれ、次第に辺りが暗くなってきます。 とうとう私と妻は、自分達だけで息子を見つける事を諦め、警察に捜索願を出しました。 私と妻が、息子に会う事が出来たのは翌日の朝です。 「樹海の奥深くで、息子さんが見つかりましたよ」 「どうやらお父さんと間違って、違う人に付いて行ったようです」 「怪我もなく元気ですから、ご安心下さい」 警察の人は、そう言っていました。 息子に会えた時、妻は泣きながら息子を怒鳴りつけます。 私はそんな妻をなだめながら、息子を抱きかかえて喜びました。 そして息子に、「もう変な人に、付いて行ったら駄目だぞ」と言ったのです。 ところが息子は、こう言いました。 「変な人じゃなかったよ」 「後ろ姿がお父さんに似てて、とっても優しい人だった」 それから、数ヶ月後の事です。 いつものように家族3人で、夕食を食べている時でした。 あの樹海で「死体が発見された」と、ニュースが流れたのです。 死体は随分と時間が経っており、白骨化していました。 しかし、所持品から身元がすぐに判明したそうです。 亡くなった方の写真が画面に映った時、息子はこう言いました。 「あっ、僕はこの人に付いて行ったんだ」 「優しい人だったけど、お腹が空いてて寂しそうだった」 その時から私は、「山姥や雪女は、本当に居るのかも・・・」と思うようになりました。 山姥や雪女の正体は、山で亡くなった人の霊なのかもしれません。 息子が見た、幽霊のように・・・。 |
しかし、それでは説明できない現象がおきました。当時、学生だった私は、勉強と部活にと非常に忙しい状態で日中は部活に勤しみ、 夜は疲れた体で勉強をするといった超多忙でした。テスト前ともなると寝る時間もなく頭の中では「寝てはテストが出来ない!」 と考えながらもウトウトしてしまい、結果的に寝てしまうといった感じで、中途半端な寝方をしてました。そんな状態でしたから最初にいったような 「体が寝てるけど、脳が起きている状態」によくなり、金縛りなどは日常茶飯事で慣れてしまってました。ここで、私の部屋について話ときます。 私の部屋には小窓が二つあり、そのうち一つからはなんとお墓が見えてしまうといった凄い環境でした。(家が山に隣接してて山の中腹にお墓が多数) いつものように机に向かって勉強してると睡魔が突然やってきてうつ伏せののまま机で寝てしまいました。すると恒例の金縛りに遭い、 目が覚めた自分はベットに移動して寝ようと思い、ふと窓に目を向けてしまいました。すると見てしまったのです。 「ヤベーの見たなー」と思いながらも目はその女から離せずにいました。すると、後ろを向いていた女性に 変化が起こり始めました。徐々に首だけがこちらを向き始めてます。さすがに好奇心は恐怖心に勝てず速攻で ベットにもぐりこみ、頭から布団をかぶり震えてました。頭の中には「早く寝て、朝になれ!」のみでした。 すると又も金縛りに襲われ完全に体の自由は奪われてしまい、必死に体を動かそうともがきました。ふと、金縛りは 解けてしまい、必死にもがいてた自分は布団を蹴飛ばしてしまい完全に体をさらけ出して見てしまいました。さっき、 お墓の前にいた女性がなんと部屋のもう一つの小窓のほうに後ろ向きで立っており、またもゆっくりとこちらを向きつつ あるではありませんか! 蹴飛ばしてしまった布団を取ろうと中腰の状態で固まってしまい、その女が 後ろを完全に振り向くまで見てしまいました。彼女は胸くらいあるぼさぼさの髪 をしていて完全に顔はおじいさん(男か女かは正直のところはっきりしません)で 物凄い顔をして笑ってました。その顔は「にっこり」や「アハハ」系の笑いではなく 「ニタニタ」したねちっこい笑い顔をしてたのを覚えています。顔だけ180度こちらを 向いてるものだから首は完全にねじれてました。完全に気を失ってしまった私は翌日知り合いの 霊感が高い人に話をしたところ「悪意は感じられないが、できることなら墓が見える小窓は 板か何かで封鎖した方がよい」とのこと。早速そのようにしたところ現在までは彼(彼女)は 見ません。しかし、金縛りは未だよくあってます。 |
駐在所のコピペ 私はある離島の駐在所に、勤務しております。 この駐在所に来る前は、派出所に勤務しておりました。 田舎に住む事になりましたが、私は「不運だった」と思っていません。 「職住接近だし、3直交代の不規則な生活をしなくて済む」と、考えたからです。 しかし、この駐在所には問題がありました。 首が無い警官の幽霊が出るのです。 私も最初は驚きました。 でもその幽霊は、それほど危険な存在に思えません。 私には無関心のようですし・・・。 だから私は、段々と幽霊が現れる生活に、慣れていったのです。 しかし、私は幽霊の正体が気になっていました。 それで私は寄り合いの度に、それとなく駐在所の幽霊について聞き出そうとしたのです。 ところが住民達は、いつも「気にしない方がいいよ」と話をはぐらかし、私に何も教えてくれません。 その度に私は、「よほど言いたくない事なのかも・・・」と思い、何も聞けませんでした。 住民との関係を、悪くしたくありませんでしたから・・・。 そんなある日、私はその幽霊に、ついつい話しかけてしまったのです。 「あんた、いい男だね」と。 別に、この言葉に深い意味はありません。 ただ、いつも現れる幽霊とコミュニケーションを取ろうとし、ちょっとおだてただけです。 しかし私の言葉を聞き、彼は恐ろしい見幕でにじり寄ってきました。 「俺の顔が見えるのか」と・・・。 あんなに恐ろしい威圧感を受けたのは、初めてです。 私は恐ろしさのあまり、すぐにその場から逃げ出しました。 そして村長の家へ行き、その出来事を話したのです。 その時の村長は、険しい表情を浮かべ、頑なに口をつぐんでいました。 それでも私は、駐在所の幽霊について、強い口調で尋ねたのです。 すると村長は、古ぼけた封筒を私に手渡しながら、こう言いました。 「この封筒の中を見たら、あんたは間違いなく死ぬ」 私が封筒を手に取り、中を確認しようとしたその時です。 突然に玄関のドアを、誰かが叩く音がしました。 私と村長が玄関まで行くと、ドア開かれておりましたが誰も居ません。 「もしかしたら、あの幽霊なのか?」 「あの幽霊が居る気配がするし・・・」 「でも、どこにも姿が見えないな」 私がそう思いながら、恐る恐る辺りを見回していた時です。 突如、私の背中に悪寒が走ったかと思うと、そのまま私は気を失ってしまいました。 それからどの位の時間が経ったのでしょうか。 意識が戻った時は、何と私の体が金縛り状態になっていたのです。 そして「見たな、見たな・・・」と、あの幽霊が私に呟き続けていました。 それで、驚いた私は思わず心の中で叫んだのです。 「一体お前は、何をしたいんだ!」 「俺をどうする気だ!」 その時、幽霊はこう答えました。 「一人になりたい」 「幸せに辿り着くまで、考え続けたいんだ」 彼はそう言い残し、自分の家へ帰ったようでした。 あの駐在所に・・・。 その後、私は別の建物を駐在所代わりにし出したのです。 そんな私に、村長は駐在所の幽霊について、こう教えてくれました。 「あのお巡りさんは、駐在所で火の不始末から、火事を起こしたんじゃ」 「火はすぐに消えたが、お巡りさんは大火傷をした」 「それ以来あのお巡りさんは、人を避けるようになってな」 「火傷のせいで、えらく人相が悪くなったから、しょうがないじゃろう」 「だが島のみんなは、そんな駐在さんはいらんと怒ってな」 「駐在さんは、みんなの冷たい仕打ちのせいか、自殺したんじゃ」 「駐在さんの奥さんも、その後、ここを去っていった」 「あの封筒にはな」 「駐在さんの、顔写真が入っているんじゃよ」 「もうこれ以上は、何も知らん方がいい」 私は今でも、「彼が早く幸せに辿り着くよう」祈っています。 |
そして、大昔、橋から落ち何人もの人間が命を落としているという事実があったからである。 「あ、コレだ、コレだ。」そこには死者の霊を弔う地蔵が、崖にうがたれた大きな穴の中に安置されていた。 Aさんはカメラを片手に梯子を上った。写真を撮ろうとしていたのだ。 「でも、顔がわからないよな」 地蔵には頭巾が被せられていた。だが、それは顔にかかり表情を覆い隠していた。 そこで、彼は頭巾をずらし、暗闇の中でシャッターを切った。 「うわぁ」 「どうした?」 「眼が、眼が開いてた」 「──嘘──」 だが、河合さんの顔は真っ青。その言葉を疑う者は誰もいなかった。 「行こう」 中の一人がそう言い全員がその場を後にしたという。 だが、車まで戻る最中、河合さんが奇妙なことを口走り始めた。 「まぶしい、まぶしい……」 「どうしたんだ」 「まぶしいんだ。まぶしくて眼が良く見えない」 夜である。辺りは暗い。まぶしいと感じるようなものはない。 「ちょっとその帽子貸してくれないか」 河合さんは友人の一人が被っていた帽子をひったくると、それを目深に被ったという。 「これでいい。やっと落ち着いた」 その姿は当に地蔵そのもの。皆が言葉を失った。 その後河合さんは眼鏡をかけるようになった。 急激に視力が低下したからだが、そこに行ったメンバーは皆、それが”地蔵”と関係していると思ったという。 |
ども、怪奇現象とかでは無いんですけど 子供の頃体験した忘れられない話をします 俺、沖縄県の離島出身なんですが、 小さい島&ド田舎(フレッツISDNが去年始まったぐらい)で ゲーム機なんて持ってるヤツはろくにいなかった事もあって 子供の頃は友達と連れだってその辺の畑で鬼ごっこしたり 魚市場いって魚の心臓とか目玉とかもらって食ってたりしてました その魚市場の近くにひいじーさんが工場長してた魚工場があって 夏休みに島に遊びに来た親戚2〜3人と魚工場に遊びにいったんです その時、ちょうど島の一週道路を観光用に幅を広くする工事をしていて 工場と道路を挟んで反対側の岩場(っていうか道路を造った後の崖の名残)に 穴が空いてるのを見つけて、ちょっと入ってみようって事になったんですが 工場から借りてきた懐中電灯をつけると、足下に何か転がってたんです で、しゃがんで手にとって見てみると、人骨!横には頭蓋骨まで・・・ 次の瞬間には大声で騒ぎながら工場に駆け込んでました その後すぐに工事作業員と警官が一緒にやってきて、その穴を調べてました 結局、古い墓の後が工事で出て来ちゃったんだろう、という事でしたが 2週間程度、夢でうなされる羽目になりました 薄いオレンジのライトで照らされた頭蓋骨は今でも脳裏に焼き付いてます |
未遂事件は17件、傷害・暴行・脅迫などを含めると1000件に及ぶストーカー事件が 起きているのだ。そんな中でも、衝撃の結末を迎えたストーカー事件を紹介しよう。 この事件を担当した(株)ジャパン・プライベート・サービスの樋渡氏に話を聞いた。 1998年1月、都内に住む山本さん(仮名)が会社から帰宅すると、彼のアパートの 部屋の前に一人の女性が立っていた。彼女は山本さんが以前に少しだけつきあった ことのある慶子(仮名)という女性で、半年前に山本さんから別れをきりだし、もう 会うことはないはずだった。 ところが女性の方は山本さんを忘れることができず、毎日のようにアパートを訪れ るようになっていた。あまりにしつこく毎日のように姿を見せる女性を気味悪く思っ た山本さんは、樋渡さんの会社に相談に訪れた。最初は樋渡さんも、悪質なものでは ないだろうということで、様子を見るようにと山本さんにアドバイスをしたという。 ところが1ヶ月後、山本さんが家に戻ると部屋の前には彼女の姿がなかった。 安心してドアを開けて部屋に入った山本さんだったが、彼はそこで息をのむ。 彼女は部屋の中で待っていたのだった。 管理人にドアを開けてもらったという彼女に山本さんは、自分にはもう彼女ができ たので、いい加減彼女面をするなと思わず怒鳴ってしまった。すると彼女は突然立ち 上がり、片手に持っていた剃刀をゆっくりと持ち上げ、何故か微笑みながら自分の手 首におろした。 驚いた山本さんは彼女を病院に運び、一命を取り留めた慶子はそのまま入院するこ とになった。彼女のこの異常な行為が恐ろしくなった山本さんは、彼女が入院してい る間に東京での仕事を辞めて実家のある長野県に引っ越した。ところが引っ越してか ら3ヶ月後、彼は想像を絶する恐怖に襲われることになる。 仕事から戻って家族のくつろぐ居間に行くと、なんとそこにはストーカーの彼女が 楽しげに家族と話していたのだ。驚きのあまり声の出ない山本さんに、母親は「あな たのお姉さんになるのよ」と言った。 慶子は立ち上がり、「はじめまして。慶子です。よろしくね、弘さん」と言った。 彼女は、山本さんの兄と結婚することになっていたのだ。ストーカーが自分の兄と 結婚するという、信じられないような結末。彼女はその後、本当に結婚して子供 までもうけたという。これで2人は一生付き合い続けなけらばならないのだ。 これが、彼女の望んだ形だったのだろうか。 |
当時20代の親父が友達と田舎の方に遊びに行ったらしいんです。 夜になって腹が減ったので飯でも食べようということになり、たまたま通りかかった 所に安いバイキングの焼肉屋が目に入ったので、そこで晩飯となりました。 一定のお金を払えば飲み放題、食べ放題だったので親父と友達はビールやら肉を ジャンジャン食いまくり飲みまくりだったそうです。 しばらくすると親父がトイレに行きたくなり席を立ちトイレに行ったそうです。 そこのトイレは厨房を通り過ぎた角にあったらしいのですが、少し酔っ払っていたのと 漏れそうだった焦りなのか間違えて厨房の中に入ってしまったそうです。 少し長くなるので続く 今まで食べていた肉は猫の肉。 親父はただただ呆然。 すぐに支配人(店長?)が現れ親父を別室に連れて行き 「このことは内密に」とお金を貰ったそうです。 最初に聞いた時は絶対ネタだと思いましたが、親父の話し方からすると どうやらホントの事っぽいです。 長文スマソ |
そもそも私は霊感とかが強い方でもなく、怪奇現象とかも体験したことがなかったのであまり信じていなかった。 むしろ半信半疑で随分と古い話でもあったせいか、記憶から失せていた。しかし。 昨日は飲み会が会った。 帰宅した私はひどく疲れていて玄関の電気もつけぬまま、常に敷きっぱなしの布団に仰向けになった。 ぐらぐらと意識がおぼつかない。自分でも酩酊してるとわかるほどに息が酒臭い。 湿度の高い部屋のせいで身体が汗ばんでワイシャツが肌に吸い付くけれど気にはならなかった。 私は酔っている時特有の心地よさに浸りながら、ただぼんやりと天井をみつめていた。 不意に、過去の記憶が蘇った。 「寝る前に天井の四隅を見ると幽霊が現われるよ」 あまりの懐かしさにわたしはその友人の顔を脳裏に思い浮かべ、今度電話でもしてみるか、などと 思いながら何かに引かれるように、電気にあてていた視線を外した。 右下、左下、右上と、仰向けになっているため眼球をせわしなく動かしながら、 私はいるはずのないものを確かめるようにゆっくりと視線を巡らす。左上。 一瞬、何かあったらどうしようという思いに喉がこわばった。 しばらく眼をそこから放さずに一度まぶたを閉じて再び電気を見る。部屋の中心には何もない。 やはり何も起らないじゃないかという安堵感に緊張していた身体がほぐれて脱力した。 もう寝てしまおうかと思ったが、大量にアルコールを呑んだせいか便所に行きたくなった。 トイレまでそう距離もないのでわたしはさも面倒くさそうに身体を起こしてトイレに駆け込んだ。 廊下の電気を点けて、トイレの電気も一緒に点ける。わが家の便所の戸は下が微かに開いていて、そこから光が漏れるのがわかる。 景気のいい音とともに体内から排泄物を出す。用を足し、水を流そうとした瞬間。 背後で廊下の床が軋んだ。心臓が跳ねた。私は思わず眼を見開いて硬直した。 何分か、動かずにいた。空気がじっとりと皮膚に絡んで、いやに湿気がわずらわしい。 背後に誰かいたら、いや、いるはずはないのだけれど、万が一幽霊がいたら、と思いながら、 私は、ゆっくりと振り返った。すると、そこには私の恐怖していたものはなかった。 背後には誰もいない。貞子のようなものでも現われたらどうしようかなどと思っていた私は胸をなで下ろした。しかし。 トイレの扉、その下から、誰かの足が見えるのだ。佇んでいる。はっきりと見えた。 赤いマニキュア、おそらくは女性であった。私は恐ろしさのあまりに声も出ず、立ちつくしたまま震えた。 しばらくして、私にこの話題を振った友人を憎んだ。 力が抜けてその場にへたり込み、死んでしまうのだろうかと思いながら、年甲斐もなく膝を抱えて泣いた。 何分そうしていたかもわからない。もしかしたら小一時間は過ぎていたかも知れない。 拒絶のあまり顔を伏せていた私は、ゆっくりと顔を上げた。しゃがんでいるせいで近くに見える扉の隙間からは、何も見えなかった。 それでも出るのが怖かった。戸を開けた瞬間に、何かがあったらと思うと、一晩ここで過ごすのも悪くないとさえ思った。 しかし私はトイレの水を流し、勢いづけて扉を開いた。外には、何もいない。 急いで寝室に戻り部屋の電気を点ける。すると、風が通り抜けた。窓が開いていたのだ。 帰ってきたときは明らかに閉じていたはずだ。湿度の高い空間で、私は冷や汗を流した。 そのあとは怖かったので電気つけたまま寝ました。泥棒には思えなかったんですが、幽霊だったのかも謎。 もう夜中に便所行くのも無理です…。これを教えてくれた友人に連絡をとってみたんですが、繋がらないので…。 彼女に何か悪い事が合って云々、なんてベタなことあるはずないよな…なんて思いながらも少しビビってます。 無駄に長くなってすいませんでした。 |
たまたま涼しくて自転車にのって隣町まで犬を走らせていたら、 急にもよおしてきて(小)、緑地公園に駆け込んだんだ。 犬を自転車の荷台に繋いで、ちょっとした林のようなところに駆け込み事をなす。 「はぁー」って、危機を脱出した俺はふと、目の前に何かあることに気づいた。 それは木に打ち付けられた人形で、それも見てるだけで怖い日本人形。 胸のところに五寸釘のような大きな釘が打ち込まれていて、首がカクンと 手前に、ちょうどうつむいているような状態だった。 何となくしょんべんの軌道を見ていたため目線が木の根元にあったのだが、 よく見るとその木の俺の目線から上へ上へと日本人形が釘づけにされていた。 正直、うわっ、嫌なもの見たなぁと思った。 で、見てると(逃げりゃよかったんだけど)こう、見上げていくとうつむいた顔が 見えていくわけ。一番下(目の前のやつ)から数えて三つ目の人形と ちょうど目が合ったとき背筋に悪寒が走った。 暗すぎてあまり見えないんだけど木の上のほうで 「ガッ ガッ ガッ」 って音がする。まるで何者かが次の人形を木に打ち付けているように。 俺自身、稲川淳二とか好んで聞いているタイプだから、予想がつくわけ。 (このままどんどん目が慣れるまで上を見上げていてはいけない) で、視線を、こう、どんどん下に下ろしていくと、目の前の人形が顎を持ち上げ、 こちらを向いていた(さっきは俯いていたはずなのに!)。叫びそうになったけど、声が出ない。 お経もしらないし、神様に祈る余裕なんかもなかった。 涼しかったはずなのに汗が吹き出て、足も動かず… そのとき自転車に繋いでいた犬が(結構大きい犬なんだけど)、自転車を 引きずるように、俺のほうに近寄ってきて大きな声で吼えた。 すると急に金縛りのような状態が解けて、足が動く。 もう、無我夢中で自転車を起こし、犬のリードを手に自転車をこいだ。 この話はここでおしまい。作った話じゃないので、こう、 話として面白くなかったかもしれないけど。死ぬほど怖かった。 冷静に今考えると暗闇、目の錯覚、音も鳥か何かがいたのかも知れないけど、 犬の吼え声は霊を追っ払う効果がある。と何かで聞いたような気がするけど。 詳しい人教えてください。 長くてすまん(>_<)/ |
大昔、まだ日本が貧しかったころ..。特に東北の地方では、その年の天候によって作物が獲れない事が多かった。
それでも人間、やることはやる。子供ばかり増える事に悩む若い夫婦がいた..。 『あんた、もう食べる物がないよ』ヒステリックな奥さんは今日も大声で怒鳴り散らしている。 気の弱い旦那はほとほと困り果てて『しかたない..子供を..間引くか..』と、最後の手段を心に決めた。 その夜、旦那は寝息を立てている一番小さい末っ子を揺り起こした。 『五郎..五郎..起きろ..お前の好きな餅を買ってきたぞ』くずる子供を無理矢理起こして、外に連れ出す。 しばらく無言で子供の手を引いて歩いていたが、とうとう村外れの池のほとりまで来た。『おとう、餅はいいから家に帰ろう?』不安になった子供が振り向くか早いか、旦那は手にしていた木の棒で息子の脳天を打ち付けた。 ..翌日、旦那は子供の血がしみた木の棒を削り、人形を作った。供養のために子供に似せて.. これがコケシの起源である。子供を消すから子消し..コケシ.. |
もう5年も前の話なんですけど。。。 怖いもの知らずだった10代の私は、酔っ払って気が大きくなっていた事もあり、 一緒に飲んでいた友人と京都の北山にある精神病院に肝試しに行きました。 SRV車に友人5人で乗り込み現地に着きました。 2人ずつ精神病院の門まで行くという、とても簡単なルールで始めた肝試し。 というか、相手は人間なので(精神病院の入院患者)下手に刺激しなければ大丈夫なはず、 と思いながら恐る恐る歩き出しました。 門まで着いた時友人がクラクションを鳴らし。。。 突然精神病院の鉄柵が「ガー−!」と揺れ始めました。 なんと患者の皆さんが起きてしまったようで。。。一心不乱に鉄柵を揺すってらっしゃる。。。 すごい勢いで揺れる鉄柵。走って逃げようとしましたが、 とうとう鉄柵が外れてしまった模様で、皆さん走って追いかけてきます。 もつれる足を何とか走らせ車に乗り込んだ私達。 もう、あんなことはしないようにしようと心に決めました。 教訓を胸に秘め1年後、別の友人と話していた所その話になりました。 「怖かったよー。」と私。 「え?あそこの精神病院とっくの前に閉鎖されてるでしょ?」 |
この話はもう十年以上前になります、やっと 人に話す気になりました、自分の生涯で最も 恐怖を覚えた体験であり、二度と味わいたく無い 体験でもあります...... 自分はある合コンがきっかけで、一人の女性と 知り合いました、その女(ひと)は、どこか物悲しい感じで 盛り上がったコンパの場でどこか浮いた感じが したのです、少し気になり声を掛け家まで送って 行ってから、関係が始まりました、その女(ひと)が自分に 惚れてくれたのです、決してその女(ひと)は自分の好み では無かったのですが、女にもてない自分は、こんなに 女から惚れられた事は初めてであり、長い間彼女が いない事がコンプレックスだった自分は兎に角彼女 が欲しいと言う一念でその女と交際を始めました、 しかし、それは大変な間違いだったのです、彼女の 真剣な気持ちに対し、極めて安易ないい加減な気持ち で答えてしまった事が大変な過ちだったのです、しかし その時は後になってこんな恐ろしい酷い目に会うとは 想像すらできませんでした。 経つと、もう飽きてきて、彼女の愛情が鬱陶しく思えて 来ました、彼女は非常に頭と勘が良く感性豊かな女性 ですが、その分どこかヒステリックな雰囲気がありました、 次第にそんな雰囲気が鼻に付いて来て「もう、こんな関係 は終わりにしたいな」と思い始めていました、しかし彼女 の愛情はそんな私の思いと反比例して激しくなる一方で ある日、電話で話している時に彼女の愛情に十分答えて いない自分に対し彼女は激しい怒りをぶつけて来たのです いくら、なだめようとしても彼女はますますヒステリックに なり、しまいに怒鳴り散らし始めました、耐え切れず電話を 切っても、直ぐに電話が掛かってきます、翌日朝非常に大事な 商談を控えていた私は仕方なく電話線を抜きました。 そしてやっと寝付いた午前3時頃、切ったはずの電話から 彼女の声で「死んでやる、死んでやる」と続けて聞こえて来たの です、兎に角恐くて、布団をかぶっていると最後に「殺す、 こーろーすー」と聞こえて来るではありませんか、もう恐怖で その日はろくに眠る事ができませんでした。 昨夜の事が気になり彼女の家に電話をした所 「昨日深夜、近くの川に身を投げ自殺を謀り、発見が遅かった為 助からなかった、なんで死んでしまったの」と彼女母親に 涙声で告げられました、それを聞いた時のショックは到底 表現できません、正に頭をハンマーで打ち据えられた感じ です、あまりの後ろめたさに、御通夜にも行けませんでした。 私はなんとか、彼女の事を忘れようと努めました、そして 彼女の死は自分の責任では無い、他に原因があったか、 彼女自身が原因なのだ、と自分に都合よく思い込ませました。 彼女の死を悼む思いよりも、死の直前彼女怒鳴り散らし、そして そのまま自ら死に至った狂気に対する恐怖、少なくとも自分 がその引き金になってしまったのは否定できません、そして 彼女が自殺した同じ時間に、自分に伝えられた「死んでやる、 殺す」と言うメッセージ、それらの恐怖が遥かに大きかったのです。 それから2ヶ月程絶ちそのショックがようやく薄らいで来た頃 本当の恐怖が始まったのです、ようやく夜眠れるようになって来た その晩、深夜にいきなり電話が鳴ったのです、実に悪い予感と 悪感が全身を走りるのを感じながら電話を見ると、電話が青白く ぼんやりと光っています、恐る恐る電話を取ると、「ザァー、ザァー」 と水の流れる音と聞こえるか聞こえないか位の小さな声、ゾーッと した私は慌てて電話を切り「これは単なる悪戯電話だ」と思い込む 様にしました、しかしそれから7日間その無言電話は続きました 日毎に次第に大きくなって来ます、たまりかねた私は8日目から 夜、電話線を切って寝るようにしました、よく深夜に悪友から電話 がある私はできればそうしたくは無かったのですが、それから4日間 は何事も無く過ぎたのですが5日目の深夜3時、線を切っているはず の電話が鳴り始めたのです、どうしていいか分からず兎も角電話を 取りました、悪戯電話であると思い込ましていた私は「おい!いい加減 にしろ、こんな事をして何が楽しいんだ」と電話口に怒鳴りました すると今度ははっきりと「楽しい訳ないよー、苦しいよ、悲しーよー、 寂しいよー」、聞こえて来たのです、その声、口調は正しく死んだ はずの彼女の物です、正に冷や水を浴びせられた様にゾーッとした 私は電話を切るなりなるべく遠くへ電話を蹴飛ばしました、しかし しばらくして又電話が鳴り始めたのですもう、電話を取る勇気も 無く、頭から布団をかぶり震えていると、電話の音が徐々に近く なってきて、不意に右腕を冷たい手に捕まれたのです、布団を跳ね 退けて見ると、いつのまにか電話が自分の手元に戻って来ていて、 青白く光っています、彼女の霊が電話に乗り移ったのでしょうか、 受話器を取ってもいないのに電話が彼女自身であるかのように 私に彼女の声で私に語りかけます「なんで来てくれないの、なんで 話をしてくれないのー」恐怖の為半狂乱になった私は再び今度は 寝室のドアを開け玄関に続くキッチンに出て玄関まで電話を蹴飛ばし ドアを閉め、布団をかぶって震えながら夜を明かしました。 すれば、もっと酷い目に会うような気がして、彼女の霊が乗り移って いると思われるその電話をアパートの下の駐車場にある自分の車の トランクの中に押し込めてから寝ました。当然、眠れる訳がありません 、しかしここ数日の寝不足で身体は疲れきっていますなんとか眠るよう に努めていると問題の午前3時が近づいてきました、そして3時ウトウトと していた私は聞こえるはずも無い下の駐車場の私の車のトランクを中 から”コンコン、コンコン”と叩く音が聞こえて来るではないですか、 ハッとして完全に目が覚めてしまった私は身を起こそうとしましたが そのとたん俗に言う空縛りになってしまったのです、空縛りは非常に 身体が疲れている時、頭よりも先に身体が眠ってしまうか、頭が目覚めた のに身体が目覚めない為に起こってしまう現象である事は知っていた いて、今まで何度も空縛りになった事がありますが、不味い時になって しまいました、指でも何処でも身体の一個所に神経を集中させそこを ピクリとでも動かすと解けるので、なんとかその方法で解こうと試みた のですが全然解けません、その間もトントンと言う音が続き、そして 聞こえるはずのないトランクの中から、彼女の声が、かすかに聞こえて 来ました「寒いよー、寂しいよー、ここに来てよー、私と話をしてよー」 繰り返し、繰り返し執拗に言い続けます「ここから出してよー」 私は声も出ないので心の中で「嫌だ、絶対に嫌だ」といい続けました すると「なんで来てくんないの、なんで!!じゃあ私から今から行くよ」 彼女がトランクから出てアパートの下に立ったのが何故か分かりました トン、、、トン、、トンと「許してくれ、頼むから許してくれ」と心でいい続 けたのですが彼女は階段を上り詰め二階の通路を引きずるように歩きとうとう 私の部屋の入り口に立ったのです「開けて、早く開けてよ」、ドアをトントン と叩き続けますそしてか弱い声で「なんで開けてくれないの、なんで入れ てくれないの」 「頼むから許してくれ来ないでくれ」と念じ続けたのですが 「駄目、開けてくれないなら、自分で開けるよ」やがて、鍵をしているはず のドアがガチャと開く音がして玄関からキッチンへ彼女が入って来ました キッチンを引きずるようにゆっくり歩きとうとう寝室のドアの前に立ったの です、「さあ、中に入れて、早く」 「俺が悪かった、悪かった、だからもう 許してくれ、頼むから来ないでくれ」私は必死に念じ続けました、しかし 彼女はドアの前でか弱い声「何が悪かったで言うの、私がこんなに 好きだったのに、貴方は答えてくれなかった、そして最後は逃げた、 そして今は私を追い出そうっていうの、私はそう言うのが....」 急に声が大きく、強くなり、そして私の枕元で「許せないのよ!!」と 聞こえ不意に私の頭の真上に彼女が姿を現したのです、全身ずぶ濡れ で、顔は真っ青でむくんだ様に膨れ上がり、そしてその顔の半分以上が 紫に腐食し肉がズブズブになり、一部骨まで見えています、両目だけが 異様に青白く光り憎悪のこもった目で私を見降ろしています、私は生涯で これ以上おぞましく恐ろしい物は見たことも無く、また将来絶対見たくあり ません、正に全身が凍り付き、脳味噌が破裂したような感じです、目を 閉じてもなぜか、その姿が消えず逆にはっきり見えるような気さえします 「何が悪かったって言うの、なんでもするって言うなら私と一緒に来てくれ るよね、さあー」 「嫌だ、それだけは嫌だ、許してくれ」 「いいえ、そうやった逃げるところが、許せないわ」 枕元に立っていた彼女は、すうーと座り込み私にその顔を近づけて来ました いくら逃げたくても身体が動かない、目も閉じれない、彼女の顔がだんだん 近づいて来る、「さあ、一緒に行こう貴方も死んで」まさに接吻する位の所ま で顔を近づけ彼女が迫る、神を信じぬ私ですが「神様、神様、助けて下さい、 俺はまだ死にたくない」と叫び続けました。 あまりの恐怖の為気を失ってしまったのか、人間耐え切れない恐怖の記憶 は飛ぶと言うが、飛んでしまったのが、無限のように長く思える恐怖の時間 の後、短い空間の時があり、ただ最後に「又、明日来るね」と彼女が言ったの を覚えていますが、気が付くと朝でした、今まで太陽がこれほど有り難いと 思った事はありません、とにかく生きている事を確認しましたが、全身は 水を被ったように濡れています、汗なのか、それにしても水の量が多すぎる、 そして枕元にも水が溜まっています、玄関もキッチンも細長く水の後が付いて います、もう精神的にボロボロの私はシャワーを浴びる気にも、水を拭き取る 気にもなれません、何があっても仕事を休まないタフさだけが取り柄だった 私ですが、到底会社にも行けそうにありません、全身を恐怖と悪寒が包み トイレに行くのも大変な位です、這い出すように布団から抜け出し、外に出て アパートの前に公衆電話から会社に休みを告げる電話を入れました、その日 大事な商談があった事も有り、電話口で課長が血も涙も無い叱責をくれます しかし、私にとって天敵とも言える課長の怒鳴り声でさえ何故かほっとする、 優しい調べに聞こえ、「課長、なんでも良いから自分を助けて下さい」と言い たくなる程でした、そしてなんとか布団に戻り夕方まで寝ているとも起きてい るとも言えない時間を過ごし、あの最大の救いである太陽が沈み始めてきまし た、彼女の「また、明日来ると言う」台詞が思い出されて来ます、私は思い切 って布団から抜け出しシャワーを浴び、着替えると横の酒屋に行き酒をたんま り買い込んで来ました、そして夕方から酒を飲み始めたのです、こう言う時は 酒とは有り難いもので、泥酔して行くに従って、恐怖と悪寒が徐々に和らいで 来ました、そして彼女の亡霊に対しての恐怖が怒りに変わって来たのです 無い、自分なりに誠意を持って接していた、ただ彼女の思いを十分に受け取れ 無かったと言うだけで、なんでこんな目にあわなきゃならいんだ」 事実私はあの無言電話が掛り始めてから今日までろくに仕事も手に付かず ミスをし続け、そして今日商談を一方的にキャンセルする事となり、少なから ず自分の信用を失ってしまいました、そしてここ最近ろくに眠れず、食欲も無 く周りから、「一体どうしたの何があったの」と言われる程やつれていまいま した。しかし本当は恐がりなのに日頃からタフさと豪快さを売り物にしている 私は到底、幽霊に悩まされているなどと人に相談できず、またそんな事を打ち 明ける友人も無く、精神的に追い込まれ続けて来ました。 酒とは場合によっては偉大な物で人の身を破滅させる事があるのは衆知の事 ですが、酒が人を救ってくれる事もあるのです、酔いが進むに従って恐怖は 完全に消え、怒りが開き直りと、居直りに変わって来ました、 「くそー、来るなら来やがれ、失恋程度で死ぬなら、どっちにしろこの先生き て行ける訳、ねえじゃねいか、それで勝手に人を怨んでも知るかよ、俺には何 の非も無い、クソー、出て来たらぶっ殺してやる、しかしもう死んでんだから、 これ以上殺しようがないよなー、死んだ者をもう一度殺すにはどうすればいい のかなー」朦朧とする頭で訳の分ら無い事を考えて居るう内に酒量が自分の許 容量を超えたのか、頭が渦巻きの様にグルングルン揺れるのを感じ、猛烈に気 持ち悪くなって来ました、トイレに行き吐き、洗面所で顔を洗っていると、不 意に後ろに冷たい物を感じ鏡を見ると、なんと私の後ろに私の顔の2倍位の彼女 の真っ青な顔があり恨めしそうにみているじゃないですか、強烈にゾーッとし た物の、それでも酔いが醒めないくらい泥酔していた私は、「失せろ、」と怒 鳴り振り向き様後ろを殴り付けました、当然なんの手応えも無く彼女の顔は消 えています、寝室に戻った私は、少し醒めた酔いを補充すべく、速いピッチで 酒を煽り続け、本当に訳が分らなく成る程に更に泥酔して行きました、煙草に 火を付けては置いて、また次の煙草に火を付け、灰皿に煙の立つ煙草を4、5 本ならべ又新たな煙草に火を付けたその時、突如部屋の電気とテレビが消えた のです、天井から「酷いじゃないのー」と言う彼女の声が聞こえ、空から舞い 降りるように、私の目前に彼女が降り立ったのです、 が出来ない程酔っ払っていたのですが、さすがに凄まじい悪寒が全身を走りま す、しかしここが勝負で負ければ死だと思い直した私は、何か言いかけた幽霊 に「ふざけるな!この化け物が!勝手に狂って、勝手に死んで!! 俺の知ったこっちゃねーよ!!、消え失せろ、二度と俺の目の前に顔を出すな」 と狂ったように怒鳴りつけ、手元のグラスを投げ付けました、すると彼女は蚊 の泣くような声で「酷い貴方は、分ってくれると思ったのに」と言い、段々と 私から離れて行きます、今の一喝で全ての自分のエネルギーと酒のエネルギー を使った私が放心した様に見ていると、彼女はその目から綺麗な涙を流し始め ました。そして綺麗な声で「さよなら」と告げたのです、その顔は昨日の様な 腐食した顔では無く生前の彼女の顔より美しい顔で、私達が初めてデートした 時と同じ服を着ていました、それが懐かしく、ふと彼女に対し、可哀相で、い とおしい気になり、私も泣いていました、それを見て彼女は今まで見た事も無 いほどの美しく、そして愛らしい微笑みを浮かべ「私の為に泣いてくれるんだ、 嬉しいー、もうそれで十分だよ」なんて、健気で愛くるしい台詞でしょうか、 でも彼女に対する、いとおしい気持ちを自分の中で押し殺し「永遠に、さよう なら」と告げたその時、彼女は天に昇るかのように消えて行きました。 この投稿でお終いです。では いつのまにか部屋に朝日が射してしました。 現在、極めて安易で御手軽な、その時だけが楽しければ良い、そんな男女関係 が流行のようです、それを敢えて批判する気は毛頭ありませんが、人に対する 愛情と言う人間の根本的な物は過去も昔も未来永劫変わるものでは無く、流行 などと言う物とは最も無縁な物と思います。 私がこの経験によって受けた心の傷は今もそして、これから死ぬまでずっと 消える事がないでしょうが、彼女が最後に私にくれたあの愛くるしく優しい 笑顔が私にとっては救いになっていて、一生忘れる事が出来ません。 |
名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・
投稿日:02/07/07 16:54
抜け出した。廊下は静まり返って自分の足音が逆に教室のみんなに聞こえて しまいそうで忍者のような急ぎ足でトイレに突入した。 トイレットペーパーのきれていない個室を一個ずつ探しながらトイレの奥の方へ と下駄をカタカタ鳴らしながら歩いて行った。一番奥から二番目の個室に慌てて 駆け込むと即行で排便しているとカタカタカタ。。。と下駄の音。自分のウンチの臭いを 嗅がれるのを嫌って水を流した。ジャー!!下駄の音はカタカタと私の横を通り 一番奥の個室に入ってきた。隣同士でウンコっていうのもなんだかなあ、 と思いながらお尻をふいていると壁をカリカリ引っかくような音がしだした。 その時なんとなーくイヤーな感じがした。上から誰かに見下ろされているような、、 後ろ髪が逆立つような感覚に襲われた。それでもどっかでそんな訳ないじゃんって いう思いがあり壁づたいにゆっくりと見上げて行くと、、、 <続く> ごめんなさい。実は私は途中までしか見上げられなかったのです。壁には血のような ものがついていたのです。もう、ゾ〜っとしてしまってその後はわざと大きな 音立ててトイレの戸を開けてダッシュで下駄を蹴散らして教室に戻りマスタ。 自分の上履きに履きかえる時確かに自分以外の上履きはありませんでした。 教室に戻り先生に話すと涙がどっと出てきて先生もすぐトイレを見に行って くれました。結局気のせいだろう、ということでその場はおさまったんですが、 その後聞いた話では私と同じような体験をした子が他にもいてそのトイレは やはりヤバイということになったそうです。私の兄のクラスメートの父親が その学校の用務員のおっさんをしていた。おかっぱ頭の着物を着た女の子なら 何度か見たことがあるけど、慣れっこになっているようでおっさんも知らん顔 してるとその内消えるという話を聞いた。 オチの無い話ですまそ。実話でっせ。 |
子供の頃、田舎のアパートに引っ越しをしました、そのアパートは大家さんの家の敷地内に建てられていた。
大家さんはおばあちゃんで良く一緒にお話をする仲になります、そして大家さんの家には犬がいた。 大家さんとも犬とも仲良くなった俺は、いつのまにかそいつを散歩させる役になってました。 そこから1時間も歩いたところに吊り橋がありました、といっても鉄筋でできた現代的な橋です。っつーか普通の橋に鉄筋で釣ってあるようにしてある橋。 ただ両脇に金網のフェンスがかなりの高さまでありました。線路ごしに掛かってる橋のような感じです。 そして「川で遊ぶな」「川に入るな」みたいな看板がいっぱいあるのです。 犬は何故かそこは渡ろうとしません。俺が渡ろうとすると猫のように爪を地面にたてていやがります。 そして吠える吠える、普段はクーンクーンと甘えたような声しか出さないのに。 ある時は俺の服のそでの部分をかんで渡らせまいと反対方向に走ろうとしたりしていました。 他の橋ではそんな嫌がることは無かったのにその橋だけそんな挙動。 服のそでを噛まれたときに、連れて帰ってから服がボロってたので大家さんに何かあったのか聞かれて、その橋の事を話しました。 すると大家さんは子供相手にリアルな話をしてくれました。 昔から、何故かそこから飛び降りる人が後を絶たないらしいのです。 その橋は川からの高さが6mぐらい、川の深さは1mも無いでしょう。 はっきり言って飛び込んでも怪我はあっても死ぬことはなさそうな所でなのです。 でも死んでいる人は多いとの事です。 その近辺ではけっこう有名な橋だったようです、まさか俺がそこまで行かないだろうと思って話はしなかったらしい。 後々その近くで友達になった奴もその事は知ってました、そいつが言うには橋の下には死んだ人の名前が血文字で書いてあるとかなんとか。 まぁそれは噂だろうけど異様な金網と橋の近辺の川で遊ぶな系の看板の乱立がその橋の怖さを引き立ててました。 犬には何か見えてたのだろうか?犬スゲー |
昔は不思議な事がよくあった、という。 祖母が子供の頃、実家の隣家は、ただの鍛冶屋にしては妙に羽振りがよく、何かと因業な性格の一家だったので、悪い事して儲けてると、噂があったらしい。 田舎特有のねたみもあったんだろうが。 その家には祖母より4歳年長の、末娘がいてよく遊んでもらっていたが、ある時から全然姿を見せなくなった。 ある日祖母が隣家との境で遊んでると、鍛冶場の二階の窓から隣家の末娘が覗いている。あ、なんだやっぱり家に居たんだなと声をかけた。 娘は顔を突き出したんだが、なんだか変だ。 首が不自然に細く長い。 窓の狭い隙間からひゅるっと首をのばして、目をきょろきょろさせて。 嫌な感じがして、祖母は慌てて家に入った。 後でわかったが、末娘は親戚に預けられていたが、預けられた次の日に首をくくって死んだ。心の病気だったらしい。 その一家は今でも、隣に住んでいるが、先日電話した時、母がいうにはおじさん(娘の甥にあたる)が入院中との事。見舞いに行ったところ、帰りしなに、病院の窓から首を突き出し目をきょろきょろさせてこちらを見ていて、気味が悪かった。と言った。 なんだか良く分からないけど、ゾッとした。 長レス&意味不明多くてごめんなさい。でも実話。 |
当時東京都在住 レスNo.947(文中で美奈(仮名)さん)さんの体験 今年の夏コミの悪夢です。 夏コミ前にね、コピー本やる友達の手伝いをしに家を開けてたんですよ。私。 翌日は楽しいコミケ、ペーパーも終わったし、張り切っ て行くか、と。 時間は夜の8時だったかなあ。駅から歩いて戻って、自分のアパートとマンションの 間の子のような自宅へいそいそ歩いて来ました。私の部屋、三階の端なんですが、 窓が明るいんですよ。電気消して行ったはずなのに、なんで?と思って慌てて部屋に 向かったら、なんか・・・ドア越しに人の気配があるじゃないですか。気が動転しつ つも慌てて鍵を開いたら、そこには見知らぬ四人の厨房が人の部屋でくつろいでやがりました。 ・・・・ど、どうして部屋の中に勝手に入れたのよう・・・・。 しかも、チェーンついてるのでガチャガチャしまして、 「ちょっと!あなたたち、なんなの!?ここ開けなさい!!」 って怒るとですね、真中にいたメガネっ子がやっと 気づいたフリをして 「ヤ○ちゃん〜?」とかって駆け寄ってくるんです。 なんで、友達の顔知らないの・・・よりも、もしかしてまだ来るのか!? そう戦慄しながらどうにか外れたチェーンにほっと息をついて飛び込み、慌てて言ったんです。 「ここ、私の部屋なんだけど、あなたたち、勝手になにしてるの!?」と。 泥棒とか なんとか、言いようはあるんでしょうけど。 私も友人たちには偉そうに言ってたんですけど、実際当事者になると気が動転しちゃってだめですね(泣) 彼女の返事は、きょとんとした顔で 「え?○○さんでしょ?チャットでお友達になったじゃないですか。通販したし、住所わかってたから、明日コミケだし」 ・・・・・・はあ!? 「住所分かったからって・・・押しかけるなんて、なに非常識なこと言ってるの!?」 思わず本気で素っ頓狂な声で叫ぶと、残りの三人もきょとん。 しかも、人の部屋荒らしまくってるし。いつからいたんでしょうか、布団ぐちゃぐちゃだし、なんか、 台所とか、原稿とか、本とか、なんか、なんか色々・・・。 もちろん、不法侵入罪です。カンカンになって警察に言ったんですよ。 やっと来てくれた警官さんにああだこうだ言ったんですが、彼女たちが友達ですと 言い張ったこと、それから運悪くその時まだ登場してなかった○○が来て、 彼女までも何事もなかったように、にこにこと・・・。 そして、決定的な不運はその彼女と一緒に来た人です。 新ジャンルで友人になったばかりのOL!まともだと信じていた彼女が、事の発端だったわけですよ。 中に一人本物の友人がいるとなれば、事態は逆転します。しかも彼女ったら公務員・・・(泣) わ、私の血税・・・。いや、それはともかく、しかも未成年の中に混じる成人。これが不味かった。 警官さんは口をぱくぱくさせる私を尻目に、 「よかった、保護者がいるんだね。じゃあ、僕はこれで。多いんですよなんたらかんたら」 とか言いながら帰ってしまいました。私の主張は全部無視。 話術達者で美人なOLが一見物凄くしっかりまともな人に見えたからでしょう。 それで私が 「香葉(仮名)さん、なんでいきなりこんなことなってるの!?」 「前に泊めてってて言ったらあなたいいって言ったでしょ?電話したけどつながらなくて。 携帯、ちゃんと持ってるの?」 「充電器忘れて・・・って、関係ないでしょ!」 「だめよ、しっかりしなくちゃ。この子達も泊まるとこ探してたみたいだから、 ちょうどいいと思って。困った時は助け合いだものね」 にっこり、じゃないよ! 「だから、どうして入れたのよ!!」 「ご実家のお母様にお電話で事情を話したら大家さんに電話入れてくれたのよ。 よかったわ、今買い物済ませてきたからなにか食べましょうね。食費はいいわ。宿代だと思って。 でも私、料理できないの。美奈さん料理上手でしょ?楽しみだわ」 ・・・・わ、私がつくるって、それより、お母さん・・・だ、騙されちゃったらしいよ・・・。 混乱する頭を抱えながらとにかく私は部屋に戻り、電話をかけました。実家にです。 そしたら開口一番母に言われましたよ。 「いやあ、あんたにもまともな友達がおったんねえ。香葉さん丁寧でしっかりしてて安心したわ」 とかなんとか、心づけまで送ったらしく、完全に私が悪者です! どんな話を母にしたのかは、多分言わなくても皆さん想像がつきますでしょう。 同人を快く思ってない母だったからなおさら。 それでも「こんな勝手な話ってないよ」と電話を切り、私は後ろでたむろする厨房5人とこ香葉さんを見て言いました。 勝手なことをされたって泊める気はない。自分で散らかしたものを片付けてさっさと出て行って!!と。 すると決り文句です。 「だってお金ないよ」「野宿しろって言うの!?」 香葉さんは香葉さんで心底分からないといった顔で 「友達にそんなこと言うの?まあ、あなたが言うなら彼女たちは出て行けばいいんでしょうけども」 ・・・・あんたもよ!!彼女のわけのわからない理屈に眩暈を覚えながら 「あんたももう友達じゃない!出て行って!」 と言うと、彼女はむっとした顔で振り向き、打って変わって恐ろしい形相で彼女たちに凄んだのです。 「あんたたちみたいな子供と付き合うとどうなるかの証明よね。さあ、出てきなさい」 ・・・って、あなたどっちの味方なんだろう。そして、今度は彼女と厨房たちの戦いになったんですよ。 ういうこと!? 私は本当に暫くの間、罵倒し合う・・・というか、うお〜んと泣く厨房よりも彼女が怖くて凍り付いてました。 私に、301さんの元彼のような知り合いがいてくれたら・・・・。でも、いないし自分でなんとかするしかないんです。 とにかく、こんな狭いところで乱闘されてはたまりません。壊れたら困る高価なものだってあるんです。 ・・というか、押入れの襖とか困る! 私はとにかく彼女らを止めました。そして、そしてね、 「やっぱりあなたは私の味方なのね」 長い黒髪ストレートヘヤを振り乱し、振り向いてにっこりと笑った 彼女の顔が、私には般若のようでしたよ。本当に・・・。 怖かったんです。叩き出したかったけど、とにかく怖かった。 私はとにかく厨房たちを追い出して、・・・正確には彼女が叩き出して、 厨房たちの荷物をその背中に投げつけたのですが。部屋には、私と彼女が残されました。 分かってます。追い出した方がいいことは。でも・・・でもね、怖かったんですよ。とにかく。 長い髪をかきあげてくつろぐ彼女に乞われるままお茶を出して、私は恐怖でぶるぶる震える心境で とにかく荒らされた部屋を片付けて、彼女の買ってきたスーパーの袋を見て、また凍りつきました。 3キロもの牛肉、2キロもの鶏肉、豚肉、とにかく、入ってるのはあらゆる種類の肉、肉、肉!!! いや、単にすごくお肉が好きなだけかも知れませんが、あのファイトを見た後ではきついです・・・。 しかも、ドアの外では叩き出された厨房たちがうおんうおんと泣き、ドアをこう、かりかり?とか。 思考停止した頭の中で、思わずこれって夢なんじゃ・・・って思いました。私も。 多分そう思う人いっぱいいると思う。私は実は小説書いてますが、あの時の恐怖、こんな文じゃまだまだ巧く伝えられません。 ああ、だから二人して重そうにこの袋持ってたのか・・・と思いながら、私は恐る恐る彼女を振りかえって言いました。 「あの、これ肉しか入ってないんだけど」 すると返事は、 「そうよ。みんなエネルギーが必要でしょ?さあ、なにか作ってね。余ったらあげるわ」 ・・・いらないでス・・・(泣)でも、最後に勇気を振り絞ってもう一回言ったのですよ。 「ところで、私はあなたのこと許してないんですけど。これ持って出てって下さい」 答えは、答えは、こ、怖い目での凝視!!!ただ、こっちをジロリと見たまま、静止するの! なにも言わないの!!怖いんですってば!! 「・・・明日コミケよ。いまさらホテル取れって言うの」 「で、でも、だけど・・・」 「・・・外の連中、うるさいわね。バケツに水入れて頂戴。水でも浴びればちょっとは静かになるでしょうよ」 ・・・・な、夏だけど、その発想が怖い!! 「い、いいです!その内諦めるでしょうから!!」 「・・・そうね。じゃあ早くして。お腹空いてるのよ、私。怒りっぽくなってしまうのよね」 ・・・負けました。殺されそうな気がして(泣)。 半泣きになりながら冷蔵庫を開けて、いつまでもドアの前から消えない気配に怯えながらつくって たのですけど、こんな、肉ばっかりでご飯つくれって・・・。 私、一人暮しだからお野菜だってちょっとしかないのに。そう思いながらどうにか野菜を入れて一人分つくって出したんですよ。 ちゃんと、一式揃えて。そしたら開口一番 「少ないわ。もっとよ」 ふ、二人分ぐらい作ったつもりだったのに(泣)。一緒には食べなくても・・・。 でも、仕方なくまた別のものをつくってね、その傍ら滅茶苦茶に汚された台所を片付けてたんです。 そしたらドアが叩かれまして、言われました。 大家さんに。 「美奈さん?この子たちだけどねえ」 慌てて弁解しようとドアを開けた瞬間、厨房たちは物凄いスピードで部屋に転がり込んで来て、言いましたよ。 「ケンカしちゃったんです〜」 大家さんは大家さんで、私が必死に首を振っても 「仲良くしてくださいよ。苦情が出ますからね。ああ、でも美奈さんにこんなしっかりしたお友達がいるなんて安心ねえ」 ・・・気がついたら、背後に彼女が!!またにこやかに挨拶を返す彼女に、私、言い返せませんでした・・・。 とにかくその後、私はご飯作りました。背筋にぞわぞわしたものを感じながら、作りました! 電話したかった。助けも求めたかったけど、怖くてそれどころじゃ・・・。 なんで携帯の充電器忘れちゃったんだろうとか後悔しながら、肉しかないような料理をつくって、 大皿は一枚しかないし、唯一の大きなお鍋に入れて運んだんです。 「不細工な見かけねえ」 「入れ物ないんですよ。堪えてください」 そして、とにかく片付けようとしたら、後ろで6人が貪り食ってるんですよ・・・。 大鍋一杯の肉料理を。しかも、その時気がついたのですが、彼女とんでもない大食らいなんです! 信じられないかも知れないですが、お肉の三分の二ぐらい一人で食べてたんじゃないかな。 その食事風景の異様なこと!しかも、片手には1リットル牛乳!!恐ろしい!!! この時にはもう、厨房たちの追い出しも諦めてました。だって、また表で騒がれでもしたら・・・ 以前に止まりに来た友人がお酒を飲んで騒いだ時にも怒られてるので、(彼女はいい人です。 その時だけ羽目を外しただけで、今も仲良くしてますし、反省してくれてます) また騒動になったらと思い、とにかく明日のコミケ本番まで我慢しようと思いました。 それに一度友人から電話が入る予定なので、その時にSOSをと思って・・・。それまでの辛抱だと思って、 私の方はもう食欲なんてないので荒らされた部屋を片付けながら彼女たちの晩餐を眺めてました。 そして食べ終わった後、とにかく片付けをしてお風呂を沸かしましたよ。 もてなしのマナーがないとか怒られながら(泣)。正直、無邪気に私に会えて嬉しいとはしゃぐ厨房たちの方が 万倍可愛く見えました(号泣)。彼女たちは原稿見たいとか、スケブ書いて下さいとか程度なので・・・ と、この時は思ってましたが。 そして夜。一組しかない布団は当然彼女に奪われ、厨房たちがその回りでとぐろを巻いてるのを横目に 明かりを消されて、私は恐怖でどきどきしながらまんじりともせずに電話を待ちました。 私が電話を掛けようとすると彼女に 「どこへ掛けるつもりなの?」 と怖い顔と声で聞かれるので。 こっち見て眠っている彼女が今にも目を開けそうで、本当に怖かったんですよ!!! ミザリー見て味わった恐怖の何倍も怖かった・・・。 そして、いつまでも鳴らない電話に内心で最後は恨み言を言いながら、夜が明けて。 見てしまいました。電話線、引き抜かれてたんです・・・。 引き抜かれた電話線を震えながら見て、カチリと差しこんで、私はとにかく誰かに電話をしようと 受話器を取りました。そっとです。で、でもその瞬間、 「どこに掛けるの?」 こっちを向いたまま寝ていた彼女の目がぱっちりと開いて、聞かれたんです! いつのまにか起きてたんですよ!!私は本気で震えながら聞きました。 「で、電話線が抜けてるんだけど・・・」 「寝てるときの電話ってうるさいでしょ。それより、お腹が空いたわ」 まんじりともせずユラリ、と起きあがった彼女が怖くて、私はとにかく朝食を作りました。 見かけ、十人分ぐらいは。その頃には厨房たちも起きあがり、一緒に食べれば?の誘いを必死に蹴って 私はもうどうでもいいから早く彼女らが、いえ彼女だけでも消えてくれと祈ってました。 厨房もいやです。でも、私には彼女の方が何倍もいやだったんです。 頼まれても食欲なんかかけらもない私はただひたすら事が終わってくれますようにと祈りながら 部屋の片隅で座ってました。昨日の今ごろは今日の本番をわくわくしながら待ってたのに(泣)。 信じられない。 そして食べ終わった彼女はおもむろに立ち上がり、 「じゃあ、行きましょうか」 と厨房たちに言いました。厨房たちはまだ私に未練があるようでしたが、やっぱり彼女が怖いのかな。 おとなしく返事をして言われるままです。 そして 「ご苦労様。じゃあ、この子たちは連れて行くから。おいたをさせたわ。叱っておくからね。・・・会場で会いましょう」 会いたくないです!一番のおいたはあなたです!! ・・・そんなこと言えるはずもなく、私はこくこく頷いて彼女たちを叩き出し、とにかくチェーンかけて鍵もかけて、 ずるずる崩れるように泣きました。 それで、とにかく凄まじい食事後を片付けて、手を拭いたところで漸く電話が鳴って、今日一緒に行く予定の友人の声が聞けたのです。 でも、でも内容は・・・。 「心配したよォ。電話出ないしさ。あ、でも香葉さんからメール来てた。うっかり蹴つまづいて 彼女が抜いたって?美人なのにドジね。でもしっかりしてるし、あんたの友達じゃ一番じゃない?」 とんでもない!でも、先手を打たれてました。 「それで、宿のない子達泊めてあげたって?人がいいのもほどほどにしときなさいよ。よかったね、彼女がいてくれて」 ・・・・なんだか、もう(泣)。このときにすぐ話してもよかったのですが、なんだか全身の力が抜けて、 私は電話を切ってへたりこんでしまいました・・・。落ち着いたら、ちゃんと言おう。そう思ったんです。 それでもなんとか会場について、・・・この友達も実家の母、そして前の私同様彼女のことすっかり信じていたものですから言うに言えなくて。せっかくのコミケです。終わってからって思ってたのが仇でした。 会場についてかばんを見たら、なくなってたんですよ。サークルチケット。 私は個人サークルですが、実はこの友達も自分のサークルを持ってるので誰もチケットを使いません。三枚纏めて入れて あったそのチケットが、きれいさっぱり封筒から消えていました。誰にも渡す予定がないとは言え、ゲート前で凍り付きましたよ(号泣)。 でも、友人を撒きこむわけにはいきません。私は友人を送りだし、泣く泣く一般の列へ並びました。 盗んだのは多分厨房たちです。彼女、自分のチケットを持ってるので。情けないやら悔しいやら。 そして今になって部屋のものが盗まれてないか気になりましたが、やはりオタクですね。 気分はせっかく何日も徹夜して頑張って入稿した新刊のこととか、悔しさとか・・・そんなことで一杯になってました。 それでお昼ぐらいかな、漸く中に入れて、目に入ったのはガランとした机。新刊は?と呆然とするところに 朝分かれた友人が来てくれて、ことの成り行きを説明してくれました。 なんでも押しかけの売り子たちがここで本を売って、その売上金を私に渡すと言う名目で握ったと ころを、彼女が・・・あの香葉さんが取り返してこの友人に預けたとか。ああ、またいい人度がアップしてしまって(泣)。 でも、泣き寝入りしたくないですよ。ここで言わなくちゃと思った私が口を開く前に、 様子を伺っていたとしか思えないタイミングで彼女がやって来たんです。 手には、宅急便搬入をした私の在庫の箱を持って。 「これ、遅くなったけど出したらどうかしら」 「わあ、香葉さん!本当に親切に!ほら、美奈もお礼いいなよ!!」 ・・・・言えるはずがありません。もう、泣きたいんだか叫びたいんだか分からない私ににっこりと笑うと、彼女は 「いいのよ。でも、チケットなくすなんて災難だったわね。あの子達だったなら、見つけたらこっ酷く怒るわ。ね、元気出して」 そう言って私の肩を叩きました・・・。本当に、人当たりはいいんです。恐ろしいほどいいんです。 すっかり騙された友人は呆然とする私を彼女に手渡す形で、私の売上らしいお金を私のカバンに入れて自分のスペースに帰りました。 もう、私の心境はイベントどころではありません。 とにかくもう、いやで。凄く嫌で彼女から荷物を受け取ると、その足で宅急便出しに向かいました。 始まったらすぐに出して、帰ろうと思って。 そして、なんとか私は宅急便を出しました。これだけ回りに人がいるのに、怖くてたまらない。 今にも肩を掴まれそうで、私はもう泣きそうになりながら箱を送って、友人たちに会うのも嫌で逃げ帰りました。 それからとにかく部屋の中でなくなったものがないかとか、通販の為替とか・・・探したんです。 割といつも整理整頓してる方ですから、どうやらチケットのほかはなにも被害がないことが分かってほっとしました。 このときはまだ、頭が麻痺してる感じでもう、警察に電話をするとか、誰かに相談するとか思いつかなかったんですよ。 周り中彼女の味方で、私が悪者になる気がして。本当に怖かった・・・! とにかく落ち着いてから、落ち着いてからと心の中だか口だかで呪文のように唱えながら、私はシーツをはいで 洗ったり床を掃除したりしてました。この部屋に彼女の気配がかけらでも残るのが嫌だったんです。 心配してくれた友人の電話にも投げやりに答えて、とにかく私は怯えながら夜を迎えました。 今までこんなことが自分に起こるなんて思ってもみなかったし、いざこんなことになって、どうすればいいのか分からなかったんです。 それから夜、友人から電話がありました。私が適当に「具合が悪くて」と言ったのを信じてくれたんですね。今から来てくれるとのこと。 このときには私もずいぶん落ち着いてましたから、よかったよかったと思いながら待ってました。 それから数十分後、やっとドアがノックされて、すぐに友人だと分かったので喜んでドアの前へ飛んで行きました。 実は、一人暮しは危ないから、合図を決めてたんですよ。ノックの時は。 でも、でもとにかく言いたいことが沢山ありすぎてチェーンを外して開けたドアの前には、彼女が立ってたんです・・・!!!! 目の前に彼女が立ってるのが信じられなくて、私は硬直しました。頭なんか真っ白です。迂闊に開けた私が悪いんですが・・・。 「あら、顔色いいわねえ」 「ど、どうして知ってるの・・・合図のノック・・・」 震えながら言った私に、彼女は笑って答えました。 「帰りがけ会ったのよ。彼女、携帯のナンバー教えてくれたから。それで聞いたの。私がそばに行くって言ったら、あなた怖がりだからってすぐに教えてくれたわよ」 中に入ってドアを閉める彼女に、私は思わず後ずさりました。すると彼女も一歩踏み込んで、 手に持っていたまた沢山ものが入った袋を床に下ろしてからぐっと私の肩を掴んで言ったんです。 「心配しないで・・・。今晩、私がいてあげるわ。あの子たちのことも、心当たり探しましょうね。 チャットで会ったんでしょう?すぐ分かるわよ。・・・それより、」 言った瞬間、ぐっと間近に彼女の顔が寄って、肩に爪が食い込みました。 「あなた・・・あの子に余計なこと、言わなかったわよねえ・・・?」 肩が痛い!でも、何より誰かこの人どうにかして!! 思い出しても、まだ全身に鳥肌が立ちます。美人だけに怖いんですよ。あの時の肩の痛みも、忘れられません。 私は必死に首を振って「言ってない」と繰り返しました。なんて言うのか・・・殺人鬼に目の前に立ってほほえまれたら、 あの時の彼女の笑顔になるんじゃないかとさえ思って・・・(泣)。 私の主観だし、実際彼女を悪者に奉ってるような気がしてきたんですが・・・。 でも、私にだって言い分はあるってことでご容赦下さい。 半泣きで部屋の中で立つ私には構わず、彼女は後ろ手にドアを閉めて鍵を掛け、入って来ました。 それから台所のところで思い出したように靴を脱いで並べて置いて、また私に近づいてずいっと袋を差し出すんです。 「ご飯、一緒に食べましょうか」 は、入っているのはまたしても肉、肉、肉・・・!!! なんかね、この時はもう自分の妄想だと分かってはいるのですが、この時はその中の真っ赤な骨付き肉が 人間の肉に思えてなりませんでした。 「一人で平気です。・・・帰ってください。あなたのこと、もう信じられません」 でも、ここで折れたら後がない!そう思って私は必死にそう声を絞り出して、そのお肉も彼女に押し付けました。 「あら・・・どうして?」 理由、わかってるでしょうに彼女、平然と笑って、お肉も受け取ってくれないんです。 私はもう一人で殺人鬼と対峙してる気分でした。 「私が悪者になってもいいです。もうやめて下さい。帰って下さい!出て行って!!」 思わず叫ぶと、彼女は私が差し出した袋を取って、 いきなり中のお肉の袋を引き裂いて、お肉を鷲づかみにして私の口元に押し付けてたんです!!!(号泣!!しかも大マジ!!!!) びっくりするじゃないですか、こんなこと、普通しないじゃないですか。 私、思わずその手を払いのけたら、彼女は突然無表情になって言いました。 「お肉・・・生で食べるなら、それでもいいわよ?ただし、その場合は一人で食べなさいね」 私、もうなんか気持ち悪くなってトイレ掛けこんで吐いちゃったんです。 元々ストレスがすぐ胃に来る方なので。口の中に残る血と脂の味とか、匂いがもう・・・!!! 口元を押さえて振りかえったら、彼女は私につきつけたお肉を片手に持ったまま、無表情に立って私を見てました。 サイコホラーなんてものじゃありません・・・。実物に目の前に現れられたら、もう・・・もう・・・!! 「わ、私、気持ち悪くて今料理する気分じゃないんだけど・・・」 必死に、もう絞り出すように言っても、彼女、ただじっと私を見てるだけなんですよ。 いっそ、なにか文句言われた方が(泣)。 ただ私の繰り返す言い訳だけが空回りして、最後に彼女が言ったのはたった一言。 「だから?」 ・・・・・・。 そ、そして、ゆっくりと私に近づいて、またその袋を私に差し出したんです・・・。 受け取るしか、できませんでした。それでまた泣く泣くごはん作ってたんですが、その時に彼女の携帯が鳴って。 「はい。ああ・・・ええ。大丈夫よ。心配しないで」 友達だ!!そう思った私はとっさに駆け寄って叫ぼうと思いました。 でも、「助けて!!」って叫んだ瞬間、彼女が私がご飯つくってる間につけたテレビのボリュームを一気に上げて、 届かなかったみたいで・・・。 しかも、またあの独特の無表情で私を見てます。そのまま 「・・・うっかりボリューム上げちゃったわ。ええ、・・・じゃあ、また電話させるわね。元気になったら。おやすみなさい」 そう言って電話が切れて、まんじりともせず私を見る彼女の恐ろしかったこと・・・!! 「・・・友達が来てて『助けて』は失礼なんじゃない?あなた、案外人が悪いのねえ」 「・・・・・・」 震えて後ずさる私へゆっくり近づいてくるんですが、もう、なんかその姿は・・・この世のものとはとても思えませんでした。 怖い!!! 「・・・お肉、焦げるわよ?早くして。お腹が減ると機嫌が悪くなるって昨夜も言ったでしょう?」 そう言ってもう乞えも出せないぐらい硬直した私の横を通りすぎた彼女は、袋に入っていた牛乳パックを取り出して それを中が飛び出すぐらい乱暴に開け、こっちを見据えたままパックに口をつけて一気に飲み始めました。 わ、私・・・なんでここにいるんだろうとか、なんかもうそんな気分でしたよ・・・。 それでとにかく大急ぎでご飯を作って、私は彼女の前に出しました。昨日と同じです。 なんか・・・人間の食事風景に見えないんですが。 それを尻目に、私は台所にいくフリをして玄関に走りました。でも、でも手が震えてしまって! チェーンが開けられなくて、まごついた間に彼女が迫って来て、その時なんとかドアを開けて、飛び出したんです。 悲鳴を上げればって言われても、声なんか出せません!せいぜい裸足で逃げ出すのが関の山です。 昨日から寝てないし疲れてるし怖いし気持ち悪いし・・・・!!! でも、一気に腕を掴まれて中へ引きずり倒されてしまって。また後ろ手にドアが閉められたんです。 「まるで私が酷いことしてるみたいじゃない。どうしてそんなに震えるの・・・・?」 転んだまま凍りついた私の上に覆い被さるようにして言う彼女の髪がまた怖い・・・。 正直、私はなんで彼女が私にこんな怖いことをするのか、分かりませんでした。 もっとも、そんな風にまとまった考えができる精神状態でもなかったのですが。 殺される!! そう思ったんですが、彼女はただまた元の通り座ってただご飯を食べて、それから私を見てあの笑顔で・・・。 「賭けてもいい。・・・誰もあなたの言うことは信じないわよ」 それはそうかも知れないですが、こう言われればいくらなんでもなんでこんなことされるのか気になるじゃないですか。 だから聞いたんです。だって、金銭目的でもないし、彼女に利がないでしょう? でもね、その答えは 「あなたの善人面、鼻につくのよ」 ・・・私もです・・・(血涙)。今は言われた意味、分かりますが・・・・。 ・・・・人の悪意がこんなに怖かったことは、ついぞないです。自分の行いも直さないとって思ったのは。 それで、彼女が低い声で理由を語ってくれました。 彼女が友達になりたがっていた作家さんを、横から私が奪う形で友達になってしまったこと。 誰にでもにこにこするのが気に入らないとか。・・・・言われて、痛い事もありました。 言われないと自分が悪かったってこと、分からなかったりするじゃないですか。 ただ怖いのは彼女が言う理由は全部、「私が○○のはずだったのに」と、あくまでも自分が最優先なんですね。正義なんです。 「・・・だって、殺しちゃったら私、犯罪者だもの・・・。でも、あなたが悪いのよ。全部あなたが悪いの。分かる?」 彼女のその時の目、もう鬼火が光ってるようでした・・・・。 怖くて、恐ろしくて、もう息も止まってたんですが、その時またドアが叩かれて。 のろのろ彼女とドアの方を見たら、友達の声が! 返事がないのを不審に思ったのでしょう。もう一回叩いてくれて、思わず私の口をふさごうとした彼女の手を振り払って今度こそ 「助けて!」 って叫びました。 それで彼女を振り払ってドアに飛びついたんですが、どうしてもチェーンが外せ なくて。ただカギだけは開いたから、その隙間から友人の顔が見えたときは本当にうれしかった・・・!!! もう、この友人に私の言ってることが信じてもらえなくてもよかったんです。 この場に来てくれたことが、本当に死ぬほどうれしかったんですよ。 もうぼろぼろに泣いてる私と、その私を諌めようとしてた彼女の様子がおかしいことにやっと気がついてくれたのだと思います。 見る見る彼女の顔から笑顔が消えて、 「香葉さん・・・。どう言うことなんですか?」 そう言ったときに、やっとチェーンが外れてくれました。 友達が入ってきてくれた瞬間、もう飛びついて泣く私におろおろしながらも、友人がその彼女を見て言ってくれたんです。 「絶対、なんか・・・香葉さんの方が怖いよ。なんなの?なにがあったの?なんでこの子こんな泣いてるの!?」 歯の根が合わなくて、ただ泣くだけで私はほとんどなにも言えなかったんですけど、多分私の状態や部屋の様子で なにかおかしいって思ってくれたみたいなんです。部屋の床にまだ生肉が落ちてたりしたし。 彼女は、暫く考えてからまた笑って言いました。 「・・・・人がせっかく遠ざけたのにね」 「だから、なんなの!?」 「私、あなたのことも嫌いになたわ・・・・・」 その時の、声。目は見えなかった。顔とか、私後ろ向いてたから全然判らなかったんですが、 ゾワリと私の首筋に鳥肌が立つのと同じタイミングでしがみついてた友達の身体も震えたのだから、想像がつきます。 それからおもむろに彼女はゆったりと部屋から荷物を取って、最初に彼女の怖い顔を見た私と同じように 硬直した友人と私をゆったりと覗き込んで部屋を出て行きました・・・・・・。 玄関に、最後にかじって食べ終わった骨付き肉の残骸を投げつけて!!! もう・・・後日談とか書いたら、ネタ扱い決定ですよね・・・。 いや、今の段階でもネタにされてるでしょうし、控えます。 私は今、もう同人誌はやってません。余りに怖くてもろもろあった後、実家に逃げ帰りました。 彼女の消息は分かりません。ただ、私の身の回りからは消えてると思われます。 鳥取在住で(実家)、当時ロングヘアーの美人、見かけはちょっとしたモデルなみです。 人当たりのいい笑顔は抜群で、大抵の人は騙されるでしょう。まず一発で。社交術とか、話とかも上手で、 回りにいつも人がいるタイプなので。 ジャンルはジャンプ系・・・でした。今はちょっと、分からなくなってます。すいません。 名前とかは勘弁して下さい。でも、今ここ(2ch)にこうして書きこんだのは、自分がもう負けないと云う意思を はっきり持ったせいなので。それでも時々夜とか怯えましたが。 一人を徹底的に叩いた後、興味が移ったらまた・・・って人のようです。ただ、彼女同人だけしているわけではないので・・・。 仕事は、郵便関係、でした・・・。 WJのSD・・・・・・。 私は、当時別のジャンルも手がけてましたが。(こっちは委託してもらってました) 後日談・・・後日談は、また今度にして下さい・・・(泣)。 また涙が出て来そうです。 皆さん、くれぐれもご用心を・・・。友人も今は落ち着いて着てますが、一時私より酷くうなされたりして・・・。 では、とにかくお仕事して帰ります。 私の書きこみで不愉快になった方々、本当にごめんなさい。 当時の状況を招いたのは私の弱さも十分あります。「いい人面」も、心に染みました。 売上金は、合っている・・・と云うより、多かったです。あの子達、最初から盗るつもりだったみたいで ちょっと高めに売ってたみたい。冊数からすると多少の誤差はあるかもしれませんが。 今は当時のことは深く反省してます。文章は・・・もう、当分書きたくない。 彼女が凄く誉めてくれたこと、ここを見て欲しいってところを誉めてもらったこと・・・ それが脳裏に焼き付いてて、切ないんです。小説は、当分書きたくないですし、今書いたら憎まれ役が 全部ロングヘアの美人になりそう。 これ以上のことは、またこっそり書きこませて下さい。長々とごめんなさい |
行った時、ロビーで中学の同級生に会った。 当時、すごく痩せていて病弱で暗かった人だったが、 ふっくらと普通の人になっていて、よく笑い、よく しゃべるのでちょっと驚いた。 もっと驚いたのは、ホテルのスイートに泊まっていると 聞いたこと。上でお茶でもとろうと言われるままに 上階へ。すごくいい部屋で、宿泊というより暮らしている 感じだったが、「どうして?」と聞いても笑って答えない。 こういっては何だけど、彼女はホテルらしからぬ普段着で とても浮いた感じがしてとても不思議だった。 ルームサービスでお茶とケーキを頂き、(彼女の奢り) そろそろ帰ろうという時「、彼女がふっと「いいもの見せて あげる」といって、奥のベッドルームにつれていかれた。 カーテンが引いてあって薄暗く、医療器具のカートみたいな ものが置いてあり、ベッドに裸の髪の長い女の人がむこうを 向いて座っていた。いまだに混乱して、記憶が曖昧なのだが、 大きなオムツをしていた様な気がする。汚れた脱脂綿みたい なものが、部屋中に散らばっていて、その人は片手が肩の下 のところから無かった。呆然としたまま部屋から押し出され たが、「あの人はだれ?」と尋ねても「知り合いなの。」と 笑うばかり。急に自分が彼女の事を全く知らない事に気がつ いて、凄く怖くなり、しどろもどろに別れの挨拶をして逃げ 帰った。彼女はあたふたする私を楽しんでいる様な感じだっ た。その後、何度もそのホテルに行かなければならなかった が、もう一度彼女を訪ねる勇気はとてもなかった。 あれから、いろいろ考えたが、もし彼女が何かの犯罪に関わ っていたなら、わざわざ碌に知らない私に知らせるわけは ないし、何かの事情があったんだと思う。 彼女はひとりっこで以前お母さんと住んでいたアパートは もう取り壊されていてない。ベッドルームにいた女の人は どう思い出してもお母さんではなかったように思う。 若い女の人だったとしか思えない。 |
15 犯人の氏名 ●宮野 裕史(A) 主犯格。懲役20年の刑で服役中。 ●小倉 譲(B) サブリーダー。すでに刑務所から出所。 ●湊 伸治(C) 犯行現場の部屋の提供者。すでに刑務所から出所。 ●渡邊 泰史(D) 少年院でいじめに合い、現在引きこもり症候群。 ●中村 高次(E) 宮野、小倉、湊からささいなことでリンチにあう。現在は地元スナックでこの事件のことを面白おかしく語る無反省人間。 ●伊原 (F) 結婚し娘をもうけ、新聞配達員をやっている(最近どこかの地方紙にこいつの記事が載ったらしい)。 裁判記録に出ているだけで10人が強姦等に参加している。」 「度重なる暴行により、頬が鼻の高さを超えるまで腫れ上がり、目の位置が分からないほどになっていた。」 「1日に牛乳をコップ1杯飲ませるだけだった。」 「裸で踊れ」「気違いの真似をしろ」などと指示。さらに自慰を強要」 「パックの容器にさせた尿を飲ませた。」 「被害者がステレオにぶつかり、全身を痙攣させ倒れたのを見て「仮病だ」とCが激怒。 Aは6kgの鉄アレイを被害者の腹に落とし、大腿部、顔面をさらに殴る。 殴り終わった後、反応しなくなったためライターオイルをかけ火をつけた。 最初は動いたが最後には動かなくなった。暴行は2時間近くに及んだ 」 くそっ、正直書きたく無かったよ。こんな事件 この現場になった家の両親は 被害者の少女の家を調べて本人の特徴を被害者の親に たずねて確認している。 また少女本人にも「早く家に帰った方が・・・」と話しかけている。 いつものようにやってくる息子の遊び仲間の一人だと思っていた節もあるが。 子供へのかかわりを諦めてしまっていたというのが実情か。 少女はマトモに立って歩けない状態になっており 二階から一階のトイレへ行くのも、はうようにして 一時間ぐらいかかっていた様子。 そのうちトイレにもいかせてもらえなくなり(監禁が家族にばれるのを防ぐため) 排泄は紙パックにさせられるようになった。しかも、それを飲まされた 性器にジュースの瓶を強引に入れさせられてるし。 死亡したときは、被害者は妊娠していたもよう。陵辱のかぎりをさせられたんだろうな… 許せねぇ… http://www.city.adachi.tokyo.jp/keijiban/bbs/wforum.cgi 削除されるかもしれませんが、また立てて下さい。 こんな文面です。 投稿者名:小倉譲、湊伸治、渡邊泰史、中村高次、伊原 URL :http://web1.archive.org/web/20011005070105/ タイトル:女子高生監禁リンチ殺人事件 小倉が湊に、 「おい、あれやれよ」と言って小泉今日子の「なんてっ たってアイドル」のテープをかけた。歌詞の中の「イエーイ」に合わせ て脇腹に思いっきりパンチをいれる。 「痛い」と声を出すとまた殴られるため、こらえるので口が変なふう に歪む。「先輩、この顔が面白いんですね」と小倉。 曲が終わってからも全員で殴る。 **さんの顔にロウソクをたらしたり小便を飲ましたりした。 だと言われるのが怖くなりリンチに加わった。すでに、**さんは鼻や 口から血を流しており、 自分の手に血が付くことをいやがった渡辺は 、宮野が吸っていたシンナーのビニール袋を手にはめ殴る。 その後、宮野は疲れたのでタバコを吸う。小倉と湊は、**さんを真 ん中に立たせ、小倉が右から湊が左から、肩や顔に回し蹴りを数発いれ ていた。 そのうち、**さんにパンチがもろに入りステレオにぶつかり倒れる 。全身を硬直させブルブルと痙攣して前のめりに手をつきながら倒れて きたのを見て、 「仮病だ、このやろう」と湊がすごい勢いで怒る。 宮野も、蹴るとかでは甘いんで、もっとひどいことをやってやろうと 思い、鉄球の着いた鉄棒を持ち出し**さんの腹の上に落とし顔面など を殴った。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− −− 伊原です。 今は結婚して幸せに暮らしてます。 殺したことを誇り に思ってます。 主犯格の宮野裕史さんは服役中。 宮野さんの出所を 待ってます。 「家に「面白いのがいる」と知人に公言し、100人程度は監禁について知っていたと見られ、 裁判記録に出ているだけで10人が強姦等に参加している。」 「度重なる暴行により、頬が鼻の高さを超えるまで腫れ上がり、目の位置が分からないほどになっていた。」 「1日に牛乳をコップ1杯飲ませるだけだった。」 「裸で踊れ」「気違いの真似をしろ」などと指示。さらに自慰を強要」 「パックの容器にさせた尿を飲ませた。」 「強引にシンナーを吸わせた」 「被害者がステレオにぶつかり、全身を痙攣させ倒れたのを見て「仮病だ」とCが激怒。 Aは6kgの鉄アレイを被害者の腹に落とし、大腿部、顔面をさらに殴る。 殴り終わった後、反応しなくなったためライターオイルをかけ火をつけた。 最初は動いたが最後には動かなくなった。暴行は2時間近くに及んだ 」 こんなことを平気でするとは…人間とは思えない。 http://abon.20m.com/accusation/concre/jko.html http://profiler.hoops.ne.jp/concrete.htm ここを読むといいでしょう。 純子さんを全員でリンチしライターのオイルを足首にかけ火をつける。 純子さんにまたジッポオイルをかけ火をつける Cも、「オレの家に、面白いのがいるんだよ。明日、家に来たらやらしてあげる。」 と、あちこちで言っていた。 そして、最終的には100人近くがこのことを知っていたことになる。 たばこを2本同時に吸わせ、苦しさの余りこれらを吐いたところで、 両大腿部、膝、すね等にジッポオイルをかけて点火。 純子さんが熱がってその火を消そうとするや、 手にもオイルをかけて点火し、 火が消えると、またオイルをかけて点火するなどの繰り返し。 Dはいつもは無関心でいるが、 AやBに、なぜお前殴らないんだと言われるのが怖くなりリンチに加わった。 すでに、純子さんは鼻や口から血を流しており、 自分の手に血が付くことをいやがったDは、 Aが吸っていたシンナーのビニール袋を手にはめ殴る。 その後、Aは疲れたのでタバコを吸う。 BとCは、純子さんを真ん中に立たせ Bが右からCが左から、肩や顔に回し蹴りを数発いれていた 全身を硬直させブルブルと痙攣して 前のめりに手をつきながら倒れてきたのを見て、 「仮病だ、このやろう」 とCがすごい勢いで怒る。 Aも、蹴るとかでは甘いんで、もっとひどいことをやってやろうと思い、 鉄球の着いた鉄棒を持ち出し純子さんの腹の上に落とし顔面などを殴った。 殴り終わった後、 反応しなくなったので怖くなりいつものようにライターのオイルをかけ火をつけた。 最初は動いたが最後になったら動かなくなった この頃少年Cは、家に「面白いのがいる」と知人に公言し、100人程度は監禁について知っていたと見られ、裁判記録に出ているだけで10人が強姦等に参加している。 度重なる暴行により、頬が鼻の高さを超えるまで腫れ上がり、目の位置が分からないほどになっていた。 一日に牛乳コップ1杯しか与えず、オイルを両大腿、膝、すねにたらして着火、 熱がって火を消そうとすると手にもオイルをかけて着火、火が消えるとまた点火 トイレにも行かせてもらえず尿を飲まされる、 無理矢理シンナーを吸わされる、性器に強引にオロナミンCの瓶を入れさせられる 自慰を強要、少なくとも100人が監禁について認知、少なくとも10人が強姦に参加 頬が鼻の高さを超えるまで腫れ上がり、目の位置が分からないほどになるほどの暴行 顔にろうそくをたらし、上半身を裸にして12月の寒空のベランダに立たせる、 死の間際には6kgの鉄アレイを腹に落とし、大腿や顔面を殴る ガムテープで全身をぐるぐるまきにされて死んだそうだ。 そして妊娠させられていた。 もっとあるだろうな。 これが軽いとでも思ってるのか? 世間が納得するような理由はない、と思います。そして、・ のやり口は本当にひどい。私が特に許せないな、と思ったのは、 ・は人間の体の一番弱いところをわざわざ選んで攻撃している点です。 たとえば、被害者の陰部にマッ・棒を差し込んで火をつけたとか、 まぶたにろうそくをおいて火をつけたとか…。人間の体のうち、 皮と骨に守られた部分に対する攻撃であれば、まだ、堪えられる。 たとえば、顔を殴られる、というのであれば、 げんこつがおそってくるのを黙って待っていられるかもしれない。 しかし、眼や陰部に対する攻撃を黙って待ってられる人間はいない。 いやだ、やめてくれ、と泣き叫ぶでしょう。・のやり方は卑劣です。 レイプが、命に別状がない割に被害者に与えるダメージが大きいのも、結局、 それが人間の体の一番弱い部分に対する攻撃だからじゃないですか?被害者は、 最初にレイプされたとき、「殺して、殺して」といったそうです。 ニュースで鉄道事故があると 「お前の父親が死んだってよ」といい 被害者が呆然としていると 「ウソだよ!ははははっ」 という行為を繰り返して 精神的に追い詰めた。 被害者はストレスで髪の毛が全て抜け落ちていた。 「噂の真相」89年7月号に掲載された、この事件の取材記者たちの覆面座談会のようです。 (一部抜粋) 被害者は、警察発表、裁判での起訴状の内容以外にも陵辱されていたことがあるようです。 もしこれも事実なら、事実解明できなかったから、公式には「表」にでてこなかったのではないでしょうか。 Y それにしてもJさんが、殺されるまでの四十日間は、新聞・雑誌で報道されている以上に ひどいものだ。新聞等は、サンドバッグがわりに殴られたとか、顔が殴られ過ぎて、黒ずんでいたとか、 顔の原形が、解らなかったとか、もっぱら、顔ばかりが強調されていたけど、 本当は、そんななまやさしいものではなかった。 Z それは、僕も聞いています。顔の事はもちろんだけど、下半身、つまり性器だけど、 こっちの方も顔以上にひどいものだったと警察の刑事が漏らしていましたね。 なんでも性器に部屋にあった鉄の棒を突っ込んだり出したりして弄んだりしていたらしいですよ。 もちろん、被害者は、大声を上げたり、うなり声を上げたらしいけど、四人の少年等は、 せせら笑っていた事だしね。こんな話は、聞かされるとこれが十六、七歳の少年のする事とは、 とても思えないことですよね。 Y その話は、聞いているけど、もっとひどい事をしたという話もありますよ。 X へえ、そんな話は、聞いた事はないね。もっとひどい話って、どんな事なの。 公式の警察発表では、そんな話は何も出ないしね。 Y そうですか。警察発表って、そんなにいいかげんなものなんですか。 僕は、新聞発表が、一番詳しいと思っていましたがね。 X いや、いや、発表モノは、そんな詳しくはないよ。ところで、その話を聞かせてくれない。 僕自身も知らないし少年法改正もいわれていることだし、参考になると思う。 Y 一言で言えば、被害者の性器を灰皿がわりにしたという事なんですよ。 これなど、話してしまえば、簡単なんですけど、実際は、ひどい話ですよ。常識をもつ普通の人なら、 ちょっとそんな発想は、できませんからね。想像しても誰もが、ひどいと思いますよ。そう思いませんか。 X そんな事、四十日間のいつごろの時期にしたんだろうね。そっちの方が、僕には興味があるね。 逃げだせなかったかどうかで。 筆舌に尽くしがたい殴る蹴るなどの暴行を加えた他、 身体に火をつけて皮膚を焼くなどの、凌辱の限りを尽くし、 精神的にも、肉体的にも衰弱の度合いを深め、 最後には常識では考えられないような仕打ちまで受け入れざるをえず、 助けを求めるすべもないまま、 あえなく絶命し、揚げ句はコンクリート詰めにされて捨てられるなど、 被害者の身体的および精神的苦痛苦悶 ならびに被告者らへの恨みの深さはいかばかりのものであったか まことにこれを表現する言葉さえないくらいである。 |
季節は夏で、蒸し暑かったのでエアコンを入れて走ってたらしい。 んで、深夜にスポットにつき、キャアキャア言いながらも 遊び半分で楽しんでいたらしいのだが、 いきなりエアコンが切れ、温風が車内に吹き始め、 「あれ?何で温風になってるの?」といいながら、 冷房の所にツマミを入れても直らない。 仕方が無いので、窓を空けて風を入れようとした。 窓を半分くらい開けたとき、 「ボクモノセテェ・・・」 と、顔がパンパンに腫れ上がった少年が、窓から首をヌッと入れてきた。 驚いて車を急発進させたが、その時、窓枠に何かが当たった鈍い音がしたらしい。 でも、バックミラーを見ても誰もいなかった |
僕は小学校三年生の時に、小さな村に引っ越しました。 しばらく暮らしていると、不思議な事に気が付きました。 それは、この村で猫を一匹も見た事がないのです。 飼い猫は勿論、野良猫も全く見た事がありません。 僕は気になって、両親に聞いたのですが、全く解らないという事でした。 次の日、僕は驚愕の事実を知る事になりました。 その日、近所に住んでいる爺さんが、何かを持ってきました。 食べ物のおすそ分けらしく、タッパの中に何か赤黒い物体が見えました。 そして、爺さんはこう言ったのです。 「これは、昨日捕獲したばかりの、珍しい野良猫の肉ですじゃ」 応対に出ていた母親は、どぎまぎしながらも、一応受け取ったのです。 そして、爺さんはこう言ってから去ったのです。 「この村は昔から猫を食う習慣があってなぁ、最近は養殖猫が主流じゃが、 新入りの方じゃから、数少ない天然の野良猫を食べてもらおうと思った訳じゃ」 |
友達と2人で車両の連結部分の所で遊んでいた。 電車の連結部分って下に鉄板があって蛇腹のような生地で繋がってるじゃない、その部分です。 前のドア、後のドア共に閉めて連結部分だけを単独の部屋としてその中に2人でいました。 カーブに入るときとか繋がってる蛇腹のようなものがうねっていて面白かった。 そしてしばらくそこにいた時、その蛇腹のような柔らかい部分を外から叩かれた感じがしました。 もちろん走行中に。 電車の走る音がうるさくてはっきりしなかったけど友達も気づいたみたいなので確証がもてた。 そして二人で怖がるどころか逆に内側から叩き返してやった、何発も。 そしたら向こうも何発も叩いてきた、右からも左からも。今度は確実に叩かれているのがわかった。 何回か叩く、叩かれるを繰り返してる内に叩き返されなくなった。 かわりにナイフのような刃物が蛇腹を突き破って出てきた、後、3cm長ければ顔に刺さっていた。 |
千葉県のとある病院に勤めている父は その晩特に急患も無く、まったりと宿直室にいたそうです。 突然見回りをしていた看護婦が宿直室にやってきて 「先生、○○室のKさんが居なくなってます。」 と報告を受けたそうです。 Kさんは前日、入院していた軽度のノイローゼ患者でした。 父と看護婦で、病室に行くと確かにもぬけのからでした。 おかしいな…病室からは出られない様になっていた筈なのに 一緒に来ていた看護婦に、とりあえず他の階に居ないかどうか、探すように。 と指示を出し、もう一度部屋を見渡しました。 すると…カーテンが揺ら揺らと揺れているの気が付き まさか…な。と思ってカーテンを開くと、カーテンの向うにある窓が開いてました。 (父の勤務する病院は精神病院ではなく一般救急) 父は寒気を感じながらも、その窓から身を乗り出し、下を見ると 一人の女性らしき人影が1階の屋根の部分に人影が見えたそうです。 父は同僚の医師と急いでそこに向かい見ると 少し小さくなったKさんがこっちを向いて「おーい、おーい」と手を振っていました。 父が近づく、何故Kさんが小さくなったのか。判りました。下半身がほとんど潰れていたらしく 夜と言う事もあって近くに行くまで判らなかったとか。 (Kさんが居た病室は5、6階らしいですが、細かい話までは覚えていません) Kさんはその晩死んだそうです。 |
東京の大学行くようになるまではわりと頻繁に墓参りしてたのね。 で、お墓に今まで亡くなった人の戒名がまとめて書いてある石があるんだけど、 これから書き足せるように半分くらいが空白なの。 10年くらい前、私が消防だったある日、 その石の空白の所に「知」「子」っていう2文字が彫ってあった。 「知子」って続けてじゃなくてぽつん、ぽつんと2文字。 いたずらにしてはあまりに上手だし(他の戒名の字と変わらないくらい)、 そもそもお墓の入り口にカギかけてあるから身内以外入れない。 ちなみに母の名前が「○○子」で弟の名前が「知○」。 10年経った今も2人は元気だけどね。多分、そのままにしてある。 今更だけどよく考えると洒落にならない気がしてきた。 |
昔の六甲山は入口に大きな大木が生えていたそうです。 普通は大木の左側を通って行くのですが、右側も通ろうと思えば通れるのだそうです。 男4人でドライブに行きました。2ドアの車で先生は助手席に乗っていたそうです。 「おい、あの木の右側通って入ったら幽霊が出るって知ってるか?」ドライバーがみんなにそう語りはじめます。 みんななんとなくその噂は知っていました。「通ろっか?」 !!!! 「やめとけ。何もわざわざ通ることないやんけ!!」先生はそう言って反論したのですが、ハンドルをにぎいっているのは彼。 「こわがってるんか?出るんやっても車を停めんかったらええやんけ。ふっふっふ」そう言いながら強引に右側に進入しました。 誰もそんな物好きはいないのでしょう。長々と生えた雑草を踏み倒して通過していきました。 「なっ、なんも無いやんけ。」 そういって車内はまたくだらない話題で充満してきました。 しばらく走っていると路肩に女の子が一人とぼとぼと歩いています。 「おい、女の子がいるで。ナンパしよ。」男4人集まるとすぐにこういうノリになってしまいます。おおかた彼氏とドライブに出かけケンカでもして車から降りたのでしょう。 「お姉ちゃん!どないしたん? 乗せてったろか? 歩いて下まではしんどいで」 女の子は何も言わずに項垂れています。 「なっ、遠慮することないやんけ。乗りな。」そういって後部座席に女の子を挟む形で乗り込みました。 さすがに2ドアの車に5人は窮屈です。 しかし、女の子が加わったことで車内は一気に活気づきました。落ち込んでいる女の子を笑わせようと後ろの2人が必死になって冗談を連発するのです。 みんなはゲラゲラとバカ笑いです。 ようやく女の子も落ち着いたのでしょう、また我々に逆に気を遣ってくれたのでしょうか?顔に笑顔が戻りました。ニコニコ聞いています。 後部二人の冗談がやんでいるのです。 (おかしい。何かがおかしい。この女の子、さっきからニコニコしてるけど、一言も口きいてないやんけ。。) どうやらそのことにみんなが気付いたのでしょう。 しーんと静まりかえる車内に、女の子だけがあいかわらずニコニコしています。 (・・・・やばいっ!こいつ人間と違う!!!) そう思った瞬間、ニコニコしていた女の子が急に一転し、ゲラゲラと白目をむいて笑い始めたのです。 うわぁ!! と、同時に口から血が吹き出るように飛び散り、後部座席は一瞬にして血の海となったのです。 ぎゃぁぁぁ〜〜〜〜!!! 驚いた運転手と先生は車から飛び出して逃げたのですが、 「あかん!お前!! あいつら逃げとらへん!!!」 そう、2ドアのため後部座席からは容易に出ることが出来ないのです。 「どないすんねん!」 「あほぉ!ほっとけへんやろ!」 そして、二人は恐る恐る車に戻ってみることにしました。 車はヘッドライトを着けて、ドアをあけたままの姿でそこにあります。 耳をすましてみても何も聞こえてきません。 辺りは何事もなかったようにシーンと静まりかえっています。 車内にも物陰はありません。 そっと車内を覗いて見ると、さっきの女の子の姿は既にありませんでしたが、 1人が完全に気を失っており、もう一人は放心状態でヘラヘラ笑っているのです。 今でも後部座席の一人は、精神がおかしくなったまま病院通いを続けているそうです。 ところがこの話はこれで終わりではないのです。 「なぁおまえ、ここの大木、右側通っていったら血まみれの女の子に会うって知ってるけ?」突然友人がそんなことを話始めた。 「!!! あほぅ・・・・・。だ、誰がそんなこと言うてたんや?」先生の顔色がかわる。 「いや、聞いたウワサや。。ハハハ。なんや、おまえも知ってたんか・・・」 「・・・・・。」 「おもろそうやな。通ってみるで」 「あほぅ!! やめとけ!! 通るんやったらワシ降ろして一人で行け!!」 「なにおこってんねん!おもんないなぁ。・・・なんやコワイんか?」 「コワイ。やめてくれ。」 「大丈夫や。昼間やし」そういって友人はいきなりハンドルを切ると、強引に大木の右側を通ってしまった。 「うわぁ、やめとけ言うてるやろっ!! ・・・・・ボケが。」 「へっへっへ。」 「・・・・。あんなぁ、おまえは知らんで当たり前やけどなぁ。そのウワサの出所はワシや。」 「?! ハ??」 「だいぶん聞いてる話がかわってるみたいやけどな、」そう言って先生は数年前の出来事を友人に話始めた。 「・・・ヤバイわ。通ってしもたやんけ。」 友人は話を聞き終わる頃には、すでに恐怖がこみ上げていた。 「・・・ボケが。」 「ど、どないすんねん!」 「知らんわ!アホ!・・・・とにかく、もし女の子が居たとしても絶対に車を停めるな!絶対にやぞ!!目も合わすな。そこに居ると意識するな。」 そして二人は無言のままドライブを続けた。 しばらく走ったところで先生の緊張が高まった。 (アカン・・・。おる。絶対におる!!。) 「おるぞ。おまえ、、、、、感じ、、、るか?」 「・・・・。」友人は黙ってうなづく。 心拍数が上がる・・・・その瞬間! 「あっ!!」 そう、通過するその一瞬、ニヤニヤ笑う彼女とすれ違ったのです。 先生は思わずバックミラーに目をやりました。 (おったんや・・・。) 「おまえ見えたか?」 「わ、わからん。そやけど、、バリバリ鳥肌、、、、立ってるわ」 「おったんや。すれ違ごた。・・・・あほっ!振り向くな!! そのまま走れ!」 というお話。先生は何かに怯えながらボソボソと話してくれました。 よくありそうな話でよく出来ているような感じがしたのですが、ところどころ人間臭さがあり、それが妙に真実味を感じさせていました。 多分、僕の文章ではそういう微妙なニュアンスが伝わらないかもしれませんね。 ちなみに今は道路も舗装され大木は伐採されております。 |
仮にK君としよう。彼は沖縄出身でな、若い頃はけっこうヤンチャしてた。 たとえば、夜中の防空壕、沖縄には今でも白骨化した死体とかけっこう残ってて、夜中にオバケが写るんじゃないとかいって友人にカメラ向けてピースで写真をとったり 立ち入り禁止の波止場に入っていって夏だから花火とかして酒飲みながら遊んでた。鞍馬のヘッドライトの先、海の中10メートルくらい先に5〜6人いて一人が「誰か溺れてる!」って叫んだ! 「えーどこ見えないよー」「いるだろあそこ」 そのうちの一人が誰か呼んでくるって近くの民家に走っていった。 「早く助けないと!」「どこ?どこにいるの?」そんなやりとりをしてるうちに、むこうからオジサンと助けを呼びに行ったやつが走ってくる。 「お前たちここは立ち入り禁止だろ!!」そのオジサンは漁師で今にも救出しようとして服むいでるやつにむかって「やめろ!!!」叫んでる。 「いや、でも子供が・・・」 漁師のおっさんは、なんか必死に止めようとしてる。 ??? 漁師「見えるのか?」 「だっているだろ。早く助けなきゃ!!」目の前10メートル先くらいに確かにいる。 「どこ?いないよ?見えない。」漁師のおっさんが「じゃあ見える奴。アイツの顔見てみろ」 「あのこども助けを求めてるように見えるか?」 よ〜く見ると「ううん・・笑ってる」 漁師「いるんだよ・・お前たちみたいな奴らが助けに飛び込んで引き込まれるんだ」 「そして、そんな状況で水死体があがるんだよ・・・」だからいつもここは関係者以外立ち入り禁止にしてるんだ。」 |
20年くらい前から、男女合わせて10人以上神隠しにあった学生がいます それは人食い教室と言われています、西側の校舎の3階にあり 外見に特に問題は無いのです、僕も何回か入ってみましたが、奇妙な感じもしませんでした 担任の先生いわく 夏の土曜の放課後にその教室に一人で残っている生徒がいつのまにか消えているそうです 僕の友達のI君はそこの教室に残っていた時、強烈な視線を感じたらしいです そして眩暈がしてきて、そのままじっとしていたらどうにかなりそうだったので 全速力で逃げ出したのです、そして廊下まで来て、ふと振り返るとその教室のガラスの所に なまなましい程の笑顔の顔が無数に写っていたそうです、教室のガラスは曇りガラスでほとんど見えません が、その顔は物凄く鮮明に写っていたそうです・・・・・・・・・・・・・・・・・ 最近I君がいろいろ物をくれます、ゲームや漫画やエアガンなどです I君の大切なものを次々とクラスの仲のよい奴に配ってます 疑問を持って聞いてみました、「 俺もう死ぬから―やるよ」と真剣に言われました あっけにとられてましたが、気をとり直して何かの病気か?と聞いたところ 「もうヤバイ、殺されるし 」って・・・・・興奮してきた僕はI君に問いただしました すると、あの教室の奇妙な体験の後日談を話してくれました。 あの日の夜、I君は家に帰り遅くまで試験勉強をしていたらしいです そして寝ようかとベッドに向かおうと、ベッドを見たら、ベッドの下の隙間 あのスペースに昼間見た顔がニタニタ笑いながらI君を凝視していたらしいのいです 一個じゃなく7個くらいいたらしいです、I君はそのまま両親の部屋に逃げてそこで寝たそうです。 それから毎日、顔の群れが出るそうです、顔は風呂の窓に張り付いていたり マクドナルドのガラスに写ったり、時計の中に入っていたり、どこでも追いかけてくるらしいです I君はまいっていました、生気が抜けている感じです、授業中を顔をみないようにずっと寝ています 僕はI君が心配です。 現在進行形の話ですか? はい、そうです 別にI君はゲッソリしているわけでもないのですが、最近目が逝っちゃってます 寝不足のようです、寝ていても起こされるらしい 窓ガラスをガンガンって叩かれて |
>345 : :02/07/23 04:43 >電光掲示板の前で呆然と立ったまま失禁してる男発見。 >いくら損したんだろ >哀れ ぞっとした。この人救急車で運ばれたらしいっす。 |
俺は長崎に住んでるんだが、20年くらい前に長崎大水害ってのがあったんすわ。 人が何人も亡くなって、長崎では原爆以来の災害だったワケで。 で、俺はその頃は中坊で、実家は停電中でロウソク立てて家族でのんびりしてたんですわ。 俺は反抗期で、そんなダラダラな雰囲気が我慢できず、コソーリ家から出て、強風を楽しんでいたんです。 山肌や広い通りに面した家は、風でガタガタしてたんで、俺は狭い商店街を歩いてたんです。 したら、道路横のデカイ排水溝から、「ガギャッ!!」ってデカイ音がしたんです。 金属に何かがぶつかったような、金属がズレるような、音。 排水溝の穴から、指らしきものが出て・・・・。なんかピクピク動いてるし・・・。 商店街に人通りは全く無くて、俺一人、思考停止したまま目だけをこらし見てたんですけど、 その指、パッと消えてしまって、あとは水の流れる音のみ・・・・。 まさか・・・ヒト・・? ちなみにそのデカイ排水溝は、中島川っていう、当時は深かった川に通じてるんです。 有名なめがね橋の下を流れてる川ですから、ご存知の方もいるかも。 もうそれ以来、トラウマになったのか、排水溝には近づけません。 あの穴からまた指が出てくるかも、と思うと・・・。 |
とりあえず。 伯父の体験です。私の作り話ではなく、いわれたことをできるだけ正確に思い出しながら書いてみます。 ひょんなことから手に入れた女性の立ち姿を描いた掛け軸があったそうな。伯父自体は掛け軸に興味がある人でもなけれ ば「お宝」にくわしい人でもない。そんな人なのになぜか床の間に飾りたくなり、その掛け軸を掛けたそうだ。本人曰く 「うまくはないが掛けておきたい」 そんな雰囲気のものだったらしい。 そしてその夜・・・ 突然の苦しさに目を覚ました伯父。 なんと誰かが馬乗りに乗りかかって首を絞めていたそうです。「髪がばらっ と顔に当たった」なんて妙なこと覚えて たようです。抵抗しようとしてもなぜか身体が動かなかったそうで、結局そのまま気を失っちゃったらしい。 しばらくして(もう明くるくなってたとか)、気がついた伯父ですが、その時は夢でも見たのだろうと思ったそうです。 結局伯父の死因になってしまった心臓が弱ってるときにはこれまでもひどく苦しい夢を見たことがあったからです。 (結末わかるとは思いますがとりあえず一服) でも、伯父は翌日も同じように首を絞められて目を覚ましたものだから、これは夢ではないと悟ったんです。 しかも前日は気がつかなかったそうですが、その日は首を絞めながらぶつぶつと何かしゃべってるのが聞こえた のだそうです。「今度はワタシの番だ」と言ってるのが・・・ もうおわかりの通り、この首を絞めている人物は掛け軸に書かれてる女性そっくりの人だったのです。伯父は怖くなり その日の内に事情を話してお寺に預けてしまったそうです。 えー怪談ですとここで首を絞めていた人物と思われる絵の女性の因縁が明かされるのでしょうが、伯父はそういうこと 一切せずにそのまま預けてしまったのでこれ以上のことはなにもわかりません。ただ伯父は「ワタシの番」というからには首を絞められたんだろうね、とだけ言ってました。まあそうでしょう(w 作り話じゃないんで落ちがなくてすいません・・・ |
「友達と夜中に山道をドライブしてたらさー、裸の女の子が飛び出してきたんだよー。 びっくりして車を停めたらなんか喚きながら走り寄って来て 髪振り乱してるし、口から血を流してるし、こりゃもう幽霊だと思ってすぐ逃げようとしたわけ。 でも近づいてきたその子をよっく見たら、なんかけっこう可愛いんだよね。 わけわかんない事言ってるけど、どうも生身の人間みたいだし」 それで、どうしたんですか?と聞いたら、あっさり 「とりあえず車の中に入れて、それで、みんなで、やっちゃったよー」だと。 それ、浚われてレイプされたあと山の中に捨てられた女性だったんじゃないの?!と責めたら、 そいつ逆切れしやがって 「だって女が素っ裸で出てきたんだぞ!男ならヤルのが当然だろうが! だいたいよ、んな所で裸でいる女がマトモなわけ無いだろ、女が悪い女が」とか喚きだした。 そいつとは速攻で一切の縁を切った。 当人は酔っぱらっていたため何を話したのか全く憶えてないらしく、 なぜ職場の人達が突然冷たくなったのか見当も付かない様子だった。 |
アメリカの学生はとにかく課題レポートを書かされる。もちろんパソコンを 使って仕上げるわけで、私の大学には50台程度のコンピューターが整備されて いるラボがいくつもあった。学生はここで夜通しレポートをタイピングする わけだ。 その日も私は相変わらずレポート作成に忙しかった。夕食を済ませ、寮から 荷物を抱えてコンピューターラボに入り、パソコンの前に座った。当時は 来る日も来る日も同じような生活で、うんざりだった。 ここのパソコンはインターネットに接続されていた。まだウェブブラウザが 「モザイク」メインだった頃だ。ウェブコンテンツも研究者の研究成果発表 などばかりで、さほど面白いものではなかった。おまけに検索エンジンなどは 進化しておらず、 URLはもっぱらページ制作者本人から口頭で教えてもらうことが多かった。 その夜、私はいつものようにレポートをしばらく書いていた。その時、 何気なく目をやったパソコンデスクに、鉛筆でURLが書かれていた。 学生がメモ代わりにしたんだろう。 気分転換にはなるだろうと思い、私はそのURLをブラウザに入力してみた。 しばらくすると画面にはページが現れた。信じられないページだった。 (つづく) そこには薄暗い部屋で床に血だらけで倒れている男性の写真があった。 (今ではよく見るこのような画像ではあるが)私はこのような残酷な 写真に戦慄し、吐き気を催した。 よく見ると、画像の下にはこんな一文が添えられていた。 "A guy in Michigan, aged around 30, Killed by me today" 間違いない、殺人者が自らの犯罪を自慢するサイトだ。 私は何かとんでもないものを知ってしまったのではと思い、 すぐにラボを飛び出して寮に帰った。翌日まで誰とも話すことが出来なかった。 次の日の朝。私は再度ラボに出向いた。そして、昨日のウェブサイトが気の せいであることを信じてURLを開く。 現れたのは同じく薄暗い部屋の画像だった。しかし、今回は床に倒れているのが 丸裸で仰向けになっている女性だ。左乳房に大きなナイフが刺さっている。 口、鼻、耳から血が流れている。 写真の下にはまたも一文が添えられていた。 "A bitch in Michigan, aged around 30, Killed by me today" すぐに私は大学警察に行き、警官に相談した。しかし、まだウェブがまったく メジャーでなかった頃だ。「ウェブで殺人者が犠牲者の画像ファイルを掲載 している」といっても、うまく理解してもらえない。それに恥ずかしい話だが 私の稚拙な語学力も足かせになり、取り合ってもらえなかった。 恐怖と好奇心が一緒になった独特の心境で再度ラボに戻り、そのウェブサイトの URLを入力してみた。 すると、その日数時間前まであった画像はすでになくなっていた。その代わりに、 なぜか私の住所と電話番号が書かれていた。その後にメッセージが一文。 「You are the next star on my Web.」 私は持ち物のほぼ全てを友人に譲り、2日後に帰国した。ミシガン大学で経験した実話です。 |
今から20数年前の話です。場所は東京都下H市。 当時、私は中学1年、大きな幹線道路から少し入った 所に住んでました。家の前には幅4〜5mの小さな道路。 舗装こそされてはいましたが、車も滅多に通らない 文字通りの静かな住宅街でした。 家の前、通りを挟んで向かい側に木造のアパートが在り、 そこに、千里ちゃんという4つか5つ位の女の子がいたんです。 千里ちゃんは、とても色の白い、黒眼勝ちな瞳のぱっちりした 可愛い子で、皆に「ちーちゃん」と呼ばれていてました。 詳しい事情は知らないのですが、ちーちゃんの家は母子家庭 で、お母さんは幹線道路沿いのヤマ○キパンの工場で働いて いました。近所に同年代の子供が居なかったのか、ちーちゃんは よく独りで遊んでいました。縄跳びしたり、蝋石でアスファルトに 絵を描いたり。マリ撞きの上手な子で、ピンク色のゴムマリを 撞く音がリズム良く、ポンッ!ポンッ!ポンッ!ポンッ!って 延々、聞こえ続けるなんて事もありました。 (つづく) 思い、たまに遊び相手をしてあげたりしてました。と言っても 中学生と幼児ですから、一緒に絵を描いたり、絵本を読んで あげたり、駄菓子屋さんでアイスを買ってあげたりするくらい でしたけどね。断っておきますが、私は炉梨趣味は有りません。 むしろ、ちーちゃんのお母さん、今思えば、20代後半くらいで とても綺麗な人でした。長い黒髪を無造作に後ろで束ねて、 化粧ッ気も無く、清楚な優しい感じの女性で、年上の女性に憧れがちな 年頃の私は、「いつも遊んでもらって、すみません。」と笑顔で 言われると『萌えぇ〜〜〜っ!!』(笑)だった訳です。 ちーちゃんも私の事を「お兄ちゃん」と呼んで懐いてくれていて、 通りに面した私の部屋で暇そうに、ちーちゃんの様子を眺めていたり していると「お兄ちゃ〜ん、遊ぼぅ〜!」って・・・。 あの日は、ちょうど今と同じ位の季節。夏休みに入って間もなくの、 とても暑い日でした。 私は朝から宿題をするつもりで机に座っていたのですが、あの頃は 各家庭にエアコンなど望むべくも無く、暑さにグゥ〜ッタリしていると、 いつもの様に「お兄ちゃ〜ん、遊ぼぅ〜!」と、赤いリボンの麦藁帽子 を被ったちーちゃん。宿題は午後から図書館でも行けば良いやって事で 相手をしてあげる事にしました。 お絵描きやら、マリ撞きやら、ひとしきり遊んで、ふと時計を見ると 12時半を過ぎていました。いつもなら、ちーちゃんのお母さんは、 お昼前には一旦帰って来て、ちーちゃんと一緒にお昼ご飯を食べて、 また午後の仕事に戻るはずでした。 私もお腹が空いてきましたし、そういえば昨日父親が珍しくパチンコで 勝ったとかで持って帰ったチョコレートとかのお菓子が有ったなと思い、 ちーちゃんに「ちょっと待っててね。」と言い、家に取りに入った時です。 (つづく) 通りの向こうに、お母さんの白いワンピース姿が見えました。 「アッ、お母さんだ!!」 ちーちゃんは言うが早いか飛び出して・・・。 キキキキキィィィィーーーーーーーーーッ!! ガンッ! その日、幹線道路で工事をしていたため、渋滞を嫌って 裏道を抜けようとしたトラックでした。 キャァァァーーーーーーー、千里、千里ぉーーっ! 私は靴も履かずに表へ出て駆け寄りました。 トラックの二つの後輪に頭を突っ込むように倒れている ちーちゃんが居ました。小さな手足が、時々ピクッピクッっと 痙攣するように動き、タイヤの下には赤黒いシミが広がって 行きました。お母さんは、私に気付くと両肩にしがみつき 「なんとかしてぇ〜〜っ!なんとかしてくださぁ〜いぃ!!」 揺すりながら泣き叫びました。その時のお母さんの顔は 一生忘れないでしょう。いつも微笑みを湛えた優しい顔は 夜叉の様になっていました。 お母さんは、呆然と立ちつくす私から手を放すと、倒れたままの ちーちゃんを抱き締め、車の下から引っ張りだそうとしました。 ・・・・・ブチッ・・・ンッ!・・・・・・・。 (つづく) お母さんは一気に20歳くらい歳をとったかのように老け込み、 お悔やみの言葉にもウツロな眼で力無く頷くだけでした。 あの日、いつもの時間にお母さんが帰って来ていたら・・・。 あの日、幹線道路が道路工事なんかしていなければ・・・。 あの日、私の家側でなくアパート側で遊んでいれば・・・。 いくら悔やんだって、ちーちゃんは帰っては来ません。 それから、しばらくたった蒸し暑い夜の事です。 寝苦しさに目を覚ました、その時です。身体が動かせない事に 気付きました。『ああ、これが金縛りか。』そんな事を考えていると 網戸だけ閉めた窓の外でマリを撞いているような音が・・・。 ポンッ!・・・ポンッ!・ポンッ!・・ポンッ!・・・ポンッ!・・・ 『何か変だな?』妙な違和感を感じていました。そのうち、音が移動した 様に感じました。今度は明らかに部屋の中で聞こえています。 ベッドでなく畳の上に布団を敷いて寝ていたのですが、その足下辺り から聞こえてきます。 ポンッ!・ポンッ!・・・・ポンッ!・ポンッ!・・・ポンッ!・・・ 不思議と怖さは感じませんでした。『ちーちゃんがお別れを言いに来たんだな。』 そんな風に思ったんです。その時、ずっと感じてた妙な違和感の正体が 解りました。マリの弾む音がリズミカルじゃないんです。 あんなに上手だったのに・・・。 ポンッ!・ポンッ!・・ポンッ!・・ポンッ!・・コロッ・・コロコロコロ・・ 失敗しちゃったみたいです。足下で撞いていたマリが顔の横まで 転がってくるのが解りました。取ってあげようとしたのですが 相変わらず金縛りで動けません。その時、転がってきたモノが・・・。 「お兄ちゃ〜ん、遊ぼぅ〜!」って・・・。 |
実話だと思う。忘れかけたので脚色入ってるけど、適当に書くよ。 Aさんは妻と子供がおり平凡ながら幸せに暮らしていました。 Aさんは趣味でヨガを習っており、いつのまにか、瞑想が趣味を 兼ね備えた日課のようになってました。瞑想する事で心が落ち着き 非常にすっきりした気分になるからです。いつものように瞑想している と、急にピシッといった空気が感じられ、夢の中に引き込まれました。 そこでは、現世の妻ではないカオリという妻と子供がいました。 彼女は優しく気丈で、Aさんとの仲も非常に良好でした。 その夢の中でAさんは普通に日常を過ごしていました。 はっと、我に返ると、瞑想したポーズでいる事に気づき、 不思議な感覚を覚えました。しかしそれは一度ではなく 瞑想する度に不思議な夢の中へと引き込まれていったのです。 その夢の時間はだんだん長くなっていってました。 いつのまにか、瞑想する事であちらの家族といる事が楽しみの 一つとなってました。無論、現世の妻も愛してるのですが、かおり といる時の、愛くるしい笑顔が自分を包む感じが現実でいる時でさえ 忘れられないものとなったのです。 引き戻されてからもひどく気になっていました。謝りたい気持ち もあり、夢の中へ行こうとするのですが、瞑想しても行く事が できません。思い悩んだAさんは、知り合いの有名な高僧(実存して ますが、名前は忘れました。もう亡くなられてます)に、今まで の経緯を話しました(カオリと夢の中の子供の事は話していない、 あくまで瞑想の過程で起こる夢の事だけ)その高僧は、明日又来なさい と言い、Aさんを帰しました。Aさんが翌日高僧を訪ねると、その高僧 は、こう言いました。「昨日あなたの家族(夢)と会って来ました、かおり さんもあなたと喧嘩した事をひどく気にしており、あなたが帰って 来ないのは自分のせいだと思っていますが、気丈な彼女は子供と元気 にあなたが帰ってくる事を信じています」 高僧「結論から言えば、あなたはもうあちらの家族とは会ってはいけない この世界は何次元もの世界が重なり合ってできています。あなた は瞑想がきっかけで、そちらの次元を覗いてしまった。かおりさん と子供は言うなれば、魑魅魍魎のたぐいなのです。このままそちら の世界に行き続ければ、現実の生活でよくない事が起きる。その事 をかおりさんにも説明してきました」 A 「せめて、彼女に別れの挨拶をさせてください」 高僧 「いいでしょう、彼女に別れを告げ、あちらの世界とは縁を切り なさい」 そういうと、高僧はAさんに瞑想をさせませた。そうすると、夢の中へ と引き込まれる空気が感じられ、Aさんは夢の中へ行きました。
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こないだ聞いた会社の先輩の子供の頃の体験談が死ぬほど怖かったんで。 以下、先輩を「俺」として話を進めたいと思う。 山間部に住む俺の婆ちゃん家の近くには川があって、毎年夏休みに遊びに行くと、その川でサワガニやタガメなんかを捕まえて遊んでいた。 夏の午後、その川で遊んでいたのだが、ふと気付くと、周囲には誰も居なくなっていた。 急に不安になったので、帰ろうと思い、家路を急いでいたら、川から婆ちゃん家までの小道(一本道)で、 白いワンピースを着て麦わら帽子を被った見知らぬ若い女性が、婆ちゃん家の方から歩いてきた。 誰だろうと思って、すれ違い様にその顔を見たら、それはとても綺麗な女性だった。 女性は俺の顔を見ると、クスッと微笑んで、涼しげな眼差しで俺を見ていた。 俺が婆ちゃん家に着いたところ、何故か家では葬式が行われていた。 俺は、それが自分自身、即ち俺の葬式である事を直感的に悟っていた。 …というところで目が覚めた。 実に気味の悪い夢だと思ったが、その夢の事はすぐに忘れてしまった。 それからしばらくして、夏休みになったので、俺はまたいつもの様に婆ちゃん家に遊びに行った。 そしていつもの様に川で遊んでいた。 随分長い事遊んだので、そろそろ帰ろうと思い、小道をテクテクと歩いて行くと、 前方から白いワンピースに麦わら帽子の、妙齢の女性が歩いて来る。 その瞬間、俺はそれまで忘れていた、例の夢の事を思い出した。 そのこの光景は、あの夢で見た光景とそっくりだったのだ。 俺は直感的に『あの女の人を見ちゃいけない!』と思い、女性から視線を逸らしながら歩いた。 女性と俺との距離は次第に近付いて来る。俺は顔を背けながら歩いて行く。 そして、遂にすれ違ったその瞬間。 その女性が、低く呻く様な、恨めしそうな声で、一言だけ、こう言った。 『ど う し て 知 っ て る の よ …』 俺は恐ろしさのあまり、駆け出した。背後から襲われるのではないかとの恐怖心から、力一杯走った。 そして、婆ちゃん家に辿り着くなり、庭で洗濯物を干していた婆ちゃんに思わず抱きついた。 婆ちゃんと、一緒に来ていた母に、以前見た夢の事を含めて全てを話したのだが、二人とも笑い飛ばすだけだった。 あれは一体何だったのだろうか?あの女性は一体何者なのか。 全てが謎だが、今でも俺がこうして生きていられるのは、あの時女性と目を合わせなかったからだと、俺は信じている。 |
その講師が大学の友人達と旅行に行ったときの話。 特に何か目的のある旅行ではなく、適当にドライブして千葉のとある町で宿をとったそうだ。 その晩は酒盛りとなり、ご多分に漏れず心霊スポットに行って肝試しをしようということになった。 旅館から車で5分ほど走ったところにその森はあったらしい。入り口までは車で入れたのだけど、 奥までは入れない。仕方ないので車を降りて全員徒歩で森の奥へ歩くことになった。 森の奥まで歩いたが、特にそれらしい現象は起こらなかった。奥には小さな池があり、 それらしい雰囲気を出していたけど、やっぱり何も無かったそうだ。 拍子抜けした一行。酔いも醒めてきて旅館へ戻ることにして、一路車へ戻る。 車に乗り込む一行。エンジンをかけて車を発進させようとするが動かない。 運転手の男に動きがない。足元をじっと見つめたまま固まってしまっている。 後部座席にいた講師が不信に思い、運転手の足元を見た。 運転手の足に血だらけの軍人のような人がしがみついていた。悲鳴をあげ車から 逃げ出す。そして旅館までひたすら走り続ける中、講師は走り去る車の音を聞いた 続く 運転手のことが気にかかるが、やはり怖くて確かめることができない。 悩んだ末に地元警察に事情を話し、捜査の協力を求めることができた。 車が走り去った現場にはタイヤの後は無かった。森の奥へは車で入ることはできず、 かといって戻った様子も無い。一旦そこで捜査は打ち切られたそうだ。 結局そのまま運転していた人は見つからず、尋ね人の写真が大宮駅の交番にしばらく 貼られていたそうな。 半年ほどしたある日、警察から運転手の男が見つかったと連絡を受け、現地へ行った講師 結論から言うと、やはり運転手の男は死んでいたそうだ。車と共に見つかったのだけど、 その車は森の奥の池の中から見つかったらしい。周囲は森。車でなぎ倒した形跡も無いのに、 車ごとどうやってその池までたどり着いたかは不明らしい。 稚拙な文章でスマソ |
古い人体標本模型が出てきました。それを担当のクラスの男子が遊び半分に ばらばらにしたり、プロレスの技をかけたりして壊してしまいました。 その破片は先生方が、こういうものは決して粗末にしてはいけないと 回収して箱にしまって新しい理科準備室にしまいました。 掃除は水曜日に会ったのですが、その次の週からそのクラスの男子が 休み時間やクラブのときに怪我をするようになりました。 最初の2〜3人は軽い怪我だったのですが、ついには骨折・入院するものも現れ クラスの雰囲気は、きわめて悪くなりました。 女子が呪われていると騒ぎ始め、結局クラスの生徒全員で人体模型に お詫びをすることになりました。 理科準備室の模型の箱を空けてみると きれいに引っ付いていました。 骨折した2人はそれぞれ左腕と右足でした。 結局、その人体模型は今でもその中学にあります。 普段はきちんとしまってありますが毎年新学期に、 理科の先生方全員で、学生の安全をその人形に祈っています。 私がその中学の事務職員をしていたときの話です。 |
10年ほど前の話です。 当時学生だった私は友人とドライブに出かけました。 昼間にもかかわらず、「横須賀の心霊スポットを見に行こう」というものでした。 場所はご存知の方は「マニア」と呼ばれる「旧*部倉トンネル」。 当時、「横浜・横須賀道路」は開通していたものの、完全竣工までは至っておりませんでした。 車ではトンネル跡までたどり着けなかったため、車を降りて、徒歩で坂を登っていった記憶があります。 トンネル跡まであと少し・・・という所で、私と友人はほぼ同時に急にある方向を見つめました。 何故って? それは「得体の知れない臭い」が漂ってきたからです。 「何かが腐って、強烈な臭いを発している」様な・・・・・ ここで帰ればよかったのですが、余計な好奇心が後に最悪の事態を招く事を当時のバカ2人組は全く予測しておりませんでした。 あまりの臭いに「もう止めるか。こりゃ。」と思っていたところ、 6〜7m先に「黒い物」がある事に気がついた。 「なんだありゃあ?しっかし、くせーなぁ。何かの死骸か?」 あたりは背の低い草むら(10〜15cm位の草が生えていた)で、 私が事もあろうにズカズカと近づいたところ・・・・・・ 「ブオオオオオオオォォォォォォンンンンン!!!!」とものすごい音が。 「!」「?」 何と無数のハエが飛び立ったのであった・・・・・ 今まで生きてきて「蚊柱」は何度も見たことがあるが、 「ハエ柱」にお目にかかったのはこれが初めてかつこれ以後ない・・・・ かなり「おっかなびっくり」になった2人組にさらに追い討ちが!!!! 「おい・・・・・これ・・・人の形してねぇか・・・・」 「なぬ??? ンゲェェェェェェェ!!!!!」 ・・・・・皆さん、「焼死体」なるものを見た事がありますか?・・・・・ 当然、私は初めてでした。 一目散に逃げようとしたその時、友人が、 「四方八方に何か散らばってるが・・・・ありゃ何だ???」 「何、のん気な事言ってんだよ。アホ!」と私。 が・・・・足元を見れば、 確かに「何かを細かく切り刻んだもの」が散らばっていた・・・・・ 紙のような物もあれば、薄いプラスチックのようなものもあった。 比較的「大きな破片」もあったので、適当に拾い、 「御遺体」から離れて並べてみると・・・何かの絵?女の子みたいだな。 その間、友人は近くの公衆電話へ一目散。当然110番通報。 戻ってきて言うなり、「(警察が)着くまでここにいてくれってさ。」 「・・・・・マジかよ・・・・」このときは本当に鬱になった。 と・・・・・白い紙切れが近くにある事にふと気が付いた。 私達から向かって右数m先の所に・・・・ 「現状維持なんじゃねーのか??」という友人の声を無視し、 私は紙切れを拾った。 「ノロウ。ノロウ。コノヨノスベテヲノロウ。ワガウラミ、トワニハツルコトナシ。」 私は寒毛立った・・・・これ、遺書じゃねーの??? 恐る恐る「御遺体」の方へ目を向けてみると・・・・ 何と顔がこっちの方にむいてるじゃあ〜りませんか・・・・(T_T) 全身黒こげ・・・頭髪は燃え尽き、 口の一部は腐ったのかハエに食われたのか、一部骨が露出している様にも見えた。 ・・・・ここまでひどく焼けてるとなると、ガソリンかぶったみたいだな・・・ (実は当時、私は科学を専攻していた院生でした・・・) もともと生物の肉体はそう簡単には燃えない。 総体重の半分は水分なのだから、 「全身黒こげ」となると相当量の可燃性物質を浴びてから、自らに火を放ったとしか考えが付かなかった。 そうこうしている内に警察が到着。 初めて「事情徴収」受けましたです。はい。 担当のおまわりさんが「とんだもの見つけちゃったねぇ」と苦笑いしながら、私に言った。 私は「はぁ・・・・」としか返答のしようがなかった。 「近くで拾いました。遺書みたいです・・・・」と答え、私は紙切れを渡した。 この時、私は妙に冷静だった事を覚えている。 ちなみに友人は「ガクガク・ブルブル」で事情を聞ける状態ではなかったそうな。 ・・・・・そりゃ、普通はそうだ。 「その細かい物は何かな?」と別のおまわりさんに聞かれたので、 「御遺体の周囲に散らばってます。適当に集めてみたら、何かの絵みたいなんですよねぇ・・・」 何故か、私はこの絵に何か見覚えがあった・・・・ 実は「この絵」が更なる戦慄を私にもたらす事になるとはその時は、夢にも思っていなかった。 家に戻り、両親に事情を話した所、見事に「沈黙された」。 食欲など全くわかなかったので、早々に寝ることにしたのだが・・・・ その時、私は思い出した。 「あの絵・・・確かミンキーモモっていうアニメーションじゃなかったか?」 正直言って、私はアニメには興味がない。 が、予備校時代の知り合いに変わった奴がいて、 そいつが「ミンキーモモ」好きで、当時いろいろな「グッズ」を予備校内で持ち歩いていたので思い出したのだ。 真性ロリコンで、医学部志望、「ちっちゃい子が大好きだから、小児科医になりたい」等とほざく、 私が人の親ならば「絶対医者にはさせたくない奴」であった。 ・・・・といっても成績は理学部志望の私より悪かったので、「まず、医者は無理だろうなぁ・・・」とは思っていた。 「そういや、あいつ・・・どうしているんだろう・・・まさかなぁ・・・」 ・・・・がそのまさかがものの見事に当たってしまったのだ・・・・・ しばらく経って、同じ大学の予備校以来の友人が私の所属する研究室にやって来た。 「時間ある?」 「ああ、いいけど・・・珍しいなぁ。何?」 「***が横須賀で焼身自殺したらしいんだよ。1週間ほど行方が分からなくなっていて、親御さん捜索願出してたらしいよ。」 「それもさぁ・・・・自分の周りに「ミンキーモモ」グッズ切り刻んでばら撒いたらしくてさぁ。」 私は自分の血がみるみる引いていくのを覚えた。 「どうしたんだよ??おい!」 「それ・・・・見つけたの。俺だ・・・・」 絶句する友人・・・・これ以上、会話の必要はなかった・・・・ 4浪の末・・・・受験したすべての大学の入学試験にPASS出来ず・・・という事だった。 覚悟の上の自殺だったのだろう。 奴は私に「見つけて欲しかった」のだろうか? とにかく、未だに「ミンキーモモ」の絵を時たま目にしてしまうと、 当時の「ハエの羽音」と「焼け焦げた顔」がフラッシュバックする事がある。 私の数少ない、恐怖体験であり、「トラウマ」でもある。 長文、スマソ。 |
昔ビデオ屋でバイトしてた頃の話なんですが、 そこは営業時間が夜中の2時までで、大体後片付けをして掃除をしていると 帰るのは3時頃になってしまうんですね。 なんてゆうか一番薄気味の悪い時間帯なんです。 で、そこのビデオ屋は昔から従業員が霊体験する事が多くて僕も夜中帰ろうとして 一人で表の駐車場に出たら三輪車に乗った3歳くらいの男の子を見たりした事が ありました。(ちゃんとキコキコペダルを漕ぐ音もしてまるで生きてるようでしたが もう少しよく見ようと近づこうとしたら消えてしまいました) で、色々ありましたが一番ゾッとしたのは後輩の子が体験した話なんです。 その日僕は中番で11時頃上がる予定でした。 で、その時間が来たので帰ろうとすると入り口におじいさんが立っているんです。 上下ジャージのかなり高齢のおじいさんで大体70歳くらいに見えましたが、 こんな夜遅くにおじいさんがビデオを借りに来るとは思えませんでした。 (そのお店はアダルト中心でしたので) でも一応後輩に「お客さん来てるからちゃんと見といてね」と伝えて帰りました。 その日は遅番で後輩(借りにTとします)ともう一人の新人さんが残っていました。 僕から言付けされたTは僕が出ていった後すぐに店内を見回してみましたが誰も居なかったそうです。 でもレジに戻るともう一人の新人さんが「今おじいさんが通りました・・・」って言うんです。 Tはおかしいなぁと思いながらも店内を回りますが一向に人の姿はありません。 お店のドアは自動ドアで開くとチャイムが鳴ります。 そのためそっと店内に入る事はほぼ不可能と言えます。 そのチャイムの音もドアが開く音もしてないのになんでおじいさんがいるのか は解りませんでした。 でもお客さんには違いは無いのでレジの前で待っていました。 30分経ち、1時間経ち、気がつくと深夜零時を回っています。 それでもおじいさんは来ませんでした。 仕方ないので新人さんと二人で店内をくまなく見て回る事にしました。 物置もトイレも全て確認してみてもおじいさんはいません。 狭い店なのですぐに見つかるはずなのに・・・。 その時Tはハンドモップを持っていたらしいのですがついうっかり 落としてしまったそうです。 それを拾うおうとしゃがんだ時Tは棚の向こう側、下の15センチくらい空いてる 隙間からジャージを履いたよろよろの足を見たそうです。 ペタン、ペタンと引きずるように歩く足を・・・。 Tは驚いてすぐさまレジに逃げそのまま営業時間が終わるまでレジの前から離れなかったそうです。 そうしているうちに営業時間も終わり後片付けをして帰る事にしました。 (一応新人さんに店内を見回ってもらいましたが誰も居なかったそうです) Tが店の電気を消し、カギを閉めました。 階段を降り下の駐車場へ行くと遠くの方からブーンブーンと音がしていたそうです。 きっと隣の店の電気の配線かエアコンだろうと思い停めてある車のドアを空けました。 その時チラッと2階にある店の窓ガラスを見てTは凍りついたそうです。 ブーンブーンとゆう音はおじいさんの声だったらしくしかもこっちをじぃ〜っと見つめていたそうです。 ガラスの向こう側でそんな声なんて聞ける訳無いのにおじいさんはウーーン・・・アァアアアア!! と唸っていたそうです。 ちなみに 店の通路 棚棚棚棚棚棚棚棚棚棚 おじいさん 窓窓窓窓窓窓窓窓窓窓 外 上から見るとこんな感じです。この間は10〜15センチ程しかなく普通なら人は入れません。 Tは車を置いてそのまま走って逃げたそうです。 僕が実際体験した話ではありませんがこれが一番怖かった話です。 おしまい |
やはりお寺に住んでると、見なくていいものまで見てしまうことが 多々あるそう。 音を聞いたりあるはずのない人影を見ることも珍しくはないんだって。 そんな友だちでも今回のはちょっとショックだったよう。 夜中の1時頃に定期テストの勉強をしていたら、自分の隣に 人の気配を感じたんだって。 ちょっと見たら、汚い男の子がうずくまっている。 咄嗟の事で凝視していたら、その子が動き出して顔を上げそうになったんだって。 そこで叫びながらお父さんの住職の部屋に言って事情を話したら、 「霊を怖がるとは何ごとだ!」と逆に怒られたそう。 部屋に戻るともうその子はいなかったって。 |
視聴者から「取り憑かれてるから助けて」って手紙が来て 「スタジオに来たらお祓いする」とかなんとか言って その視聴者がTV局前で首をはねられて死んだって話だろ。 もう聞き飽きたよ ちょっと違うな。 昔、鶴瓶がまだアフロだった頃のこと。 関西の深夜のローカル番組で心霊特集をやっていた。 そこへ3人組の女の子がやって来た・・・。 3人で撮った写真。 しかし、それは明らかに奇妙な写真であった。 白いモヤが彼女達の体の一部分を覆っていたのだ。 1人は足の部分、1人は腕の部分。 そして・・・ その後、そのモヤのかかった部分を事故で負傷した彼女達は、 気味が悪く相談にやって来たのだった・・・。 その時 突然、天井から照明が落下。 3人目の彼女の頭に直撃、即死。 そう、写真には3人目の彼女の頭にモヤがかかっていたのだ・・・。 生放送中の出来事であった。 数年後、「いいとも」で鶴瓶が当時のことをタモリに語っていたという。 |
今から10数年前、当時低学年の消防だった俺は 近所の仲の佳い友達に誕生日会を開いて貰った 昼飯を済ませてから集まる、というのがそういう集まりの慣例だったため 13時くらいからそれは始まり、俺達子供は外に野球をしに行った その日はギラギラと太陽が照って、酷く蒸し暑かったのを覚えている はしゃぎ回っていた俺達は、時間が経つのも忘れ、 野球だけ無く、かくれんぼやだるまさんが転んだ等でも遊んでいたが 太陽が赤く傾いているのに気付いた そろそろご馳走の時間だというのを俺達は思い出し 親たちが待っている家へ急いだ 人数が結構居ることもあり、かなりのご馳走の数である ただ、まだ全部が終わっているわけでは無かったらしく まだ時間がかかるとのことだった ちょっとした時間暇になったのだ 俺達子供はやることが無かったので思い思いの行動を取り始めた そんな時、俺はふと思い出した事をそのまま云ってみた 「なぁなぁ、呪いの電話って知ってる?」 俺は特に仲の良かった亮介(仮名)に話しかけた 「え、どんなの?」 戸惑い顔の亮介を連れて 俺達は玄関にあるダイアル式の古ぼけた黒電話に向かった 「この番号に電話をするとかけた電話が呪われるんだよ」 と紙をヒラヒラさせながら俺は亮介に云った 「ふーん、じゃ、かけて見せてよ」 ということでかけることと相成った まずその電話番号をダイアルする、1コール目で相手が出る しかし・・・、相手先は一切無言 相手側には低くうなるモーターの音の様な物がしているのみ そこで、電話を切る・・・ ・・・5秒ほどしただろうか・・・ 突如として黒電話は狂った様にベルを鳴らし始めたのである すっと受話器を耳にあてる 「もしもし?」 受話器から流れる音は先ほどのブゥーンという唸るような音のみ そこで受話器を元に戻しながら俺は云った 「な、呪われただろ?(笑)」 亮介の頭の上には?が沢山出ていたので それを解決させるために本人にやらせてみることにした やってみると本人は結構驚いていたが 同時に先ほどの「呪い」という言葉に過剰に反応してしまっていた 「これってほんとに呪われるの?」 心持ち青ざめた顔をした亮介に俺は苦笑しながら否定した そこでちょっとした悪戯心で下一桁の番号を変えてダイアルしてみたくなった もしかしたら、似たような番号があるかもしれない 「ちょっと番号変えてみようぜ 似たような事起きる番号あるかも知れないし」 亮介は怖がりな方なので嫌がっていたが おれは躊躇せずに下一桁の番号を変えてダイアルしてみた すると、やはり同じように1コール目で相手が出た おれは内心やった!と思っていたが速攻でそんな気分は吹っ飛んでしまった 得体の知れない叫び声のような音 何か動物が吠えているような生々しい質感・・・ 背筋に寒い物が走り、俺は投げるように受話器を置いた ガチャン!! ・・・と、電話が鳴り出したではないか! 心臓の鼓動が早くなる 「一緒に受話器の音を聞こう、どんな音するかな」 震えるような声で云った俺に亮介がうなずく 「もしもし?」 呟くような声はほとんどうち消された 「みぃーーーつぅーーーけぇーーーたぁーーーぞぉ!!!」 つんざくような太い哮り・・・そして哄笑 真っ白になった俺達は凍り付き、哄笑あふれる受話器を取り落とした 震える手で白いレバーを下ろし電話を切った・・・ 誕生日は一転して最悪の日になった その後、一切変事は起こらなかったが 電話恐怖症になったのは云うまでもない・・・ |
双方の家族で親睦も兼ねて温泉に旅行へ行きました。 私が車を運転して彼女は助手席に座っていました。 運転に疲れた私は、彼女に運転を変わってもらって 助手席で少し眠ることにしたんだけど・・・ 運転していた彼女が突然短い悲鳴をあげました。 私が、どうしたの?と聞くと彼女は何でもないと言いました。 しばらくして、また彼女の短い悲鳴が・・・ 今度彼女は、もう運転したくないと言いました。 私が運転を交代して、彼女にいろいろ聞いたところ すれ違った車の運転手と目が合ったんだよ・・・ あれは・・・血を流している私だった・・・・ 彼女は小刻みに震えながら脅えていました。 不思議なことは、こればかりではなかったんです。 そうこうしているちに、温泉へ到着・・・ 場所はF県I坂温泉・・・(ホテルの名前はご勘弁を・・・) 私は夜中に温泉に入るのが好きなんです。 いつものように夜中一人で温泉に入って頭を洗っていると、 脱衣所の扉が開いて私の後ろを通って誰かが温泉に浸かる音がしたんです。 ああ誰か入ってきたんだな。と思って自分も温泉に入ろうと思い 人が入ったと思われる場所を見ると誰もいない・・・ 気味が悪くなり温泉に入らず脱衣所でそそくさと浴衣を着て走るように 部屋へ向かいました。 部屋に向かっているときに、耳元で ””これですんだと思うなよ”” と言う声が聞こえました。 確かに女性の声でした・・・ そのことは誰にも話しませんでした 旅行も終わり3ヶ月後・・・ 彼女は交通事故でこの世を去りました。 私と結婚する2週間前でした・・・ 終了 |
ある日私は クラブのコンパで夕飯は いらないと母に言いました。 すると、そこにいた弟と妹も、その日は 約束があり 家で夕飯は食べないとの事でした。 それを聞いた父と母も、「それなら私たちも 外食しよう。」と その夜は 家族全員が外出する事になったのです。 夕方、私は 荷物を置きに、一旦家に戻りました。 その時すでに家には誰もおらず、待ち合わせの時間も 迫っていたため、すぐに家を出ようとしたときです… 電話が鳴りました。 私 「はい、○○です。」 「もしもし、ボクごろう。」 …それは 明らかに4,5歳の幼児の声でした。 「いまからいくからね」 ???誰だ?ごろう?こども?知らないよ… 「ボクごろう…いまからいくからね」 私 「え?もしもし?ボクどこのごろう君?」 「………」 その名前にも、年齢にもまったく心当たりがなかった私は 間違い電話だと思いました。 私 「もしもし?ボクどこに電話してるの?ウチは…」 「かせの○○でしょ?」 確かにウチは『加勢と言う所の○○と言う苗字』です。 私は 少々あわてました。 母達の知り合いの子供なのではないか?何か約束をしていたのではないか? 「…ボクいまからいくからね」 私 「あのね、今日は みんな出掛けてて、ごろう君来ても誰もいないよ?! 私もこれから出掛けちゃうし。お父さんか、お母さんに代わってちょうだい! …もしもし?…もしもし?!」 「ボク……いまからいくからね。」 突然、私は 気味悪くなりました。 何度も私が来てはダメだと言っているのに、あせる風もなく 同じ言葉を 同じ調子で繰り返すのです。 自宅の電話番号は 電話帳に載せていないので『加勢の○○』と言うのなら 知人の子に違いないのですが… 「いまから………いくからね…」 私 「もう切るよ、出掛けるからね。来てもダメだってお父さんとお母さんにもそう言ってね。」 「おとうさんもおかあさんもねー 交 通 事 故 で 死 ん だ」 ぐずぐずしてると、その子が来てしまうような気がしたのです。 …私の家族は 災難を免れたんだ… どうしてそんな事を 思ったのでしょう…それは ただのいたずら電話だったかもしれないのに… 私の中の原始的感覚が、いまだにこのときの事を 激しく恐怖するのです。 時にどこかで不吉な風が起こって何の関わりもない者に襲いかかってくる… 私は そんな事があるような気がしてならないのです。 あの夜、家族全員が外出したのは偶然でしょうか…。 そして、これも偶然なのかもしれませんが、この話を 数人の友人にしたところ… 友 「…ちょっと!もう止めようよこの話!!やばいよ、あんた気が付いてる? さっきから急に人がいなくなっちゃったよ!周り見て!! あんなに沢山人がいたのに…今、私たちだけだよ!!」 私達は大阪の あるデパートの中の喫茶店で話をしていたのですが ふと気がつくと、夕方であれほど混みあっていた、その辺り一帯が急に 人けが無くなってしまったのです。 私は あの脳裏に焼きついた幼児の声を 早く忘れたいです…。 完 |
> 小さい頃住んでいた木造の古い家(わらぶき屋根のやたらでかい家)を解体するので > 手伝いに行った。 > まずはすすで真っ黒になった屋根のワラ(本当は萱・かや)を落とす > もうもうたる埃の中で屋根が骨組みだけになり > 天井裏だった部分があらわになった。 > わらぶき屋根の天井裏はかなりの空間が開いている > 意外なことに立って歩けるほどにしっかりしていた > とてつもなく広い部屋といってもいいくらいだ。 なんだか俺の体験と同じみたいだから前半を借りて引き継いでみる 俺の場合は住んではいなかったが 屋根のワラがなくなって、骨組みだけの屋根裏部屋状態になったとき 大人たちがざわざわしだした。 隅に1.5メートル四方くらいの祠風の小屋があり(子供が入れるくらいの) 御供えでもするかのようにお皿が備わっていた お皿の中にはもともと食べ物らしかったものが干からびて残っていた。 異常なのは床(普通の部屋から見ると天井の裏側)で 幅30センチほどの、何かが這いずり回ったかのような痕がそこらじゅうに残されていた。 大人たちは青い顔をしながらも 「蛇だ、青大将でも居たんだろ」って言ってたけど 祠といい、皿に残ったご飯粒といい、這い回った痕といい 今考えても蛇のわけがない |
夏休みに、サークルの仲間でキャンプに行く事になりました。いわゆる学生の貧乏 旅行でした。お金が無いので高速代をケチり夜中に出発し、道の混まない朝のうち に現地に到着する予定で車3台に分乗し出発しました。 やはり夜中なので普段渋滞している道も、殆ど車も無く3台連なって目的地に向か いました。最初の内は大きな幹線道路を走っていたのですが目的地に近づくに連れ 寂れた田舎の山道になっていきました。その山道を一山、二山を越え、いよいよ 目的地近くになりました。後は、この山道をくだれば目的地に到着です。 下りの道の中腹ある古ぼけたトンネルに入った時に、トンネルの中程で前を走って いる2台が、急に停車しました。時間は午前3時47分でこのままで行くと予定よ りかなり早く着いてしまうかも知れないと思いながら助手席で地図を見ていた私は、 運転しているAに「どうしたの?急に止まって」と聞いてみました。Aは、 「あれだよ。」と指差ししました。何やら警官が一人で検問を行っているました。 「どうしてこんな時間に検問なんかしているんだろう。何かあったのかな?」 「もしかして殺人事件でもあったりして」とか言って、Aとふざけていました。 その声を聞いて、後席で寝ていたB子とC子も目を覚ましました。 停車してしばらくすると1台目が終わり、2台目の検問をしていた時です。後に座っている B子の様子がどうも変です。まるで何かに怯えているかの様に落ち着かない様子でブルブル と明らかに震えています。普段から、物静かで感情をあまり表面に表さない性格の彼女が 今日は明らかに変です。C子がそれに気付きなだめようとしているが、自分もB子の事が 心配になり、声をかけてみました。 「B子ちゃん、大丈夫か?」 そうすると彼女は、蚊の鳴くような声で、何かしきりに呟いています。 「あの警官、ふ、普通じゃない・・・。こっ、この世の人とじゃない・・・。」 C子がしきりになだめています。そうするとAが 「えっ、何?、普通じゃないって、そしたら幽霊ということか」 と言いながら、いたずらそうに笑いました。 「どうもすいません。近くでひき逃げ事件がありまして、只今検問をしてる所なん ですけど、何か不信な車を見かけたりしませんでしたか?」 Aは、自分たちはキャンプに行く途中で、特に変わった車等は見かけていないと 言うことを説明しました。その間、B子は押し黙ったまま震えています。 「そうですか、ご協力ありがとうございました。」と警官が言い、私たちの検問が 終わりました。そして、車を発進させようとサイドブレーキを戻しながら、 別れ際にAが「成仏せえよ。」と警官に言いました。そうすると警官が、ニッタリ 笑いながら消えていきました。 その後、キャンプ場の近所の人に聞いた所、昔そのトンネルで、検問中に警官が、 ひき逃げに遭い亡くなったいるそうで、夜な夜なそのトンネルに出没し、自分を ひき逃げた犯人を探しているそうです。 |
確かめられません。 俺がまだ厨房の時、家のじいちゃんが亡くなった。 亡くなった時、俺の家族や親戚の人達など皆泣いていたが俺は以前よりじいちゃん より変な話を聞いていた為、「本当だったんだ」と当時は思っていた。 その話しは、戦時中の話しで家の親父の一家は、東京住まいの為疎開する事に なったんだけどじちゃんは、体を悪くしていて徴兵に引っ張られずに一緒に 田舎(長野)に行った。 その、疎開先ではやはり食べ物が無く兄弟達(4人)皆、腹を空かせていた。 ある日、一番下の子俺の叔父さん(当時6歳位親父の生年月日からすると)が じいちゃんに 「腹減った。いつも芋ばかりじゃ嫌だ」と言った。 じいちゃんは困ったが食い物なんてはっきり言って無い。 その時、野良猫をみつけたじいちゃんは、ふと考えその猫を家に持って帰り 調理した。 親父達兄弟は物凄く喜んで食べた。 そりゃそんなご時世肉なんて一般家庭でなんか食えるものではなかった。 しばらくしてじいちゃんが寝ていると変な夢を見たらしいそれは、猫の 夢で、 「お前は、私の大切な仲間を食べた。お前の一家を呪ってやる」 じいちゃんは、化け猫だ(生前中も言ってたので)と思い。 「私はどうなっても良いから子供達は」と言ったらしい。 するとその猫は、 「なら、次に合うときはお前を殺す」 と言い残して消えたらしい。 その後、数年数十年全くその猫は出てこなかったが、じいちゃんが亡くなる 半年位前に出てきたらしい。そしてその猫が 「貰いに来た」と言ったらしくじいちゃんは「ついに来た」と思ったらしい。 その話しを、親父ではなくなんで俺に話したかももう数十年経つがいまだに 分からない(って言うか亡くなったんで確かめ様が無いのが現実)。 そして、じいちゃんは脳梗塞だったかなんかの病気で急死した。 ただ、その時の話し方が真剣だったので俺は、 「連れてかれたのか?」とその時本当に思った。 長文でスマソ |
俺が前住んでたアパートでの出来事。 その日俺はバイトで疲れて熟睡していた。 「ガタガタッ」 という異様な音で俺が目を覚ましたのは、 午前3時半を少し過ぎた頃だった。 「新聞には早すぎるな・・・?」 と俺は思ったが、 眠かったので無視してそのまま寝ようとしたが、 いつまでたってもその音は鳴り止まない。 不審に思った俺は、 上半身を起こして玄関の方を見た。 まだ夜も明け始めていなかったので、 部屋の中は真っ暗だった。 まだ暗闇に慣れない目を細めながら、 玄関の方をじっと見ると、 新聞受けのあたりで何かが動いているのが見えた。 背筋が寒くなるのを感じながら、 俺は意を決してベッドから起き上がり、 まだ「ガタガタッ」 と音をたてている玄関の方に近づいた。 玄関でその光景を見た俺は言葉を失った。 新聞受けからドアノブに青白い手が伸びていて、 それがドアノブを執拗に上下させていたのだ。 (えっ!なんでこんなとこから手が出てるの?!) と俺が絶句して立ちすくんでいると、 その青白い手はグニャ〜っとあり得ない方向に曲がり始め、 ドアノブの上の閉めてある鍵まで伸びてきて、 その鍵を開けようと手首をグルグルさせ始めた。 恐くなった俺は、 立てかけてあったビニール傘の先でその手を思いっきり 何度も突き刺した。 リアルな肉の感触が傘を伝わってくるのを感じながら、 それでも思いっきりかさを突き刺していると、 その手はふっと引っ込んでそれっきり静かになった。 玄関の外には人の気配はなく、 覗き穴を見ても人らしき影はない。 「うわー、出たー!」と思いながら、 その日は布団を被って震えながら眠りに付いた。 夕方頃目を覚ました俺が、 バイトに行くため恐る恐る玄関に近付くと、 玄関に無数に小さな丸い跡が付いていた。 それは昨日俺が何度も青白い手に突き刺したはずの傘の先の跡だった。 俺は確かに手だけに刺していたはずだった。 一度も金属音はしなかったし、 そんな感触もなかった。(大家さんにはメチャクチャ怒られたけど・・・。 おまけに弁償した。) だがおかしなことはそれだけではなかった。 外にはくっきりと、 玄関の方を向いて立っていたであろう足跡が付いていた。 それも泥まみれの! その日も前の日も、 雨なんか降っていなかったし、 階段には足跡どころか泥さえも付いていなかった。 その出来事から2週間経って、 俺は今のアパートに引っ越した。 今でもあの日のことを夢に見て跳ね起きることがある。 あれは幽霊だったのだろうか? それともストーカー? あの時は本当に洒落にならんぐらい恐かった。 長文、及び稚拙な表現ですいません。 でもほんとに恐かった・・・。 |
あれは、私が小学四年位の時です・・・・
通っていた小学校の学区内に精神病院があったんですが、 そこから男が一人逃げたしたんです・・・・ その男は鎌を持ち歩いているという噂もあり、学校では注意 して登下校するようにとのお達しもありました。 ニ、三日後、学校から帰ろうとしていた時の事です。その時私は、 甲男君、乙美ちゃんと一緒に帰っていたんですよ。 で私達は田舎に住んでいたんですが、通学路の脇にある雑木林 から何かウ〜っていうようなケダモノが鳴くような呻き声が聞こえてきたんですよ。 で、私は、あ、こりゃまずいかな〜って思ったのです。 そしたら、案の定、鎌男が飛び出してきたんです。で、私達は 死に物狂いで逃げたんですけど、鎌男も涎を撒き散らしながら 追ってくる。近くに民家も無かったので、田んぼの脇にある、井戸 の小屋?みたいな所へ逃げ込んだのですよ。で、必死に扉を 押さえ、開かないようにした。鎌男は私達を見失い、しばらくそこらへん を探してたようですが、ついに私達が隠れてた小屋に目を付けた。それで その男は扉を抉じ開けようとしたんですが、子供三人必死で押さえているので 開かない。業を煮やしたのか、男はいきなり鎌を扉に突きたてたんです。 で、その小屋はプレハブ小屋だったんで、鎌が貫通して、乙美ちゃんの右目 に鎌が刺さってしまったんです。乙美ちゃんはその瞬間、叫び声をあげようと したんですが、私と甲男君で必死に口を押さえてました。 そのうち、たまたま通りかかった人に男は見つかり、私達は助かったんです。 その後、学校で心無い男子等が眼帯をしている乙美ちゃんの事を、 鬼太郎、だとか、サイクロプス、海賊、等とからかうようになってしまったんですが、 もともと気の強かった乙美ちゃんの事、負けてはいません。 眼帯を外してぽっかりと空洞になった右目を剥き出しにして、 男子を追い掛け回したりしていました。 |
前:にぬすねふり ◆NINURUYA
投稿日:02/08/02 11:58
でした・・・・ その日、同僚のSさんと一緒に飲もうという事になりました。いつも私達が帰り に寄る辺りではなく、別の駅で降りてぶらぶらしながら店を探していました。 私は会社をやめた後は息子夫婦と同居する事になっていたので、途中で 孫の為におもちゃを買ったのです。それで、Sさんと一緒に何処で飲もうかと 話していたのですが、私は何故かビルの間にひっそりと建っていた一寸、 こう言っては失礼かもしれませんが小汚い店へ入ろうという気になったのです。 なぜそんな気になったかは分かりませんが、何故かこの店が私を呼んでいる、 というような気がしたのでした。それでSさんも別に反対しなかったので、その店 に入ろうという事になったのでした・・・・ その店へ入ったら、客は私らの他に誰もいず、不気味な感じがしたんですが まあ、静かでいいや、といつものようにビールを注文して飲んでいたのです。 店の親父も何か生気が無いような感じで、私も何か言いようの無い感じ、誰か にじっと監視されてでもいるかのような気配を感じたのです。気持ちが悪くない という事は無かったのですが、どうせもう年寄り、どうなろうと知ったこっちゃない、 とかまわず飲み続けたのです・・・・ どんどん悪くなってきて、もうこりゃたまらん、という気になったので、一緒に飲んで いたSさんにそろそろ出ようかと言い、Sさんもすぐにそうしましょう、といったので 勘定を精算して店をでたのですが、その嫌な感じは、店を出てからも私に付いて回りました。 それで、Sさんにこの事を話した所、実はSさんも嫌な視線を感じていたという事です。 今までまったく霊体験のなかった私は、一体何なのかとますます気分が悪くなり、 すぐに帰宅しようと早早にSさんと別れたのですが、その後すぐ、子供の声が聞こえた ような気がしたのです。まだそんなに遅い時間ではなかったのですが、それにしても 子供の声が今ごろ聞こえるとは解しかねる。そう思ってあちらこちらを見回して みたのですが、子供の姿など全然見当たりません。なのに、声はまだ聞こえるのです。 耳を澄ましてみますと、五歳ぐらいの男の子の声で、「おじいちゃん・・」とか 「僕にも頂戴・・」等と言っているのです。 運転手は少し怪訝そうに私をバックミラーで眺めているようでしたが、私が少し落ち着いた と見るや、「早速どうしたんですか」と聞いてきました。私は先ほど起きた出来事を包み隠さず 運転手に話したのです。すると、運転手は「ああ、そうだったんですか・・・・実はあの店の 店主にはお孫さんが一人いたんですがね。その息子夫婦というのが酷い夫婦でね、息子、 つまり店主の孫ですな、を虐待していたんです。そのお孫さん、K太といったかな、を殴る蹴る、 という事を普通にしていて、家から追い出してしまう、という事もやってたんです。そうしたら、K太 君は家の近くの、あの優しいお祖父ちゃんがいる居酒屋へ逃げ込む、という事をやってたんですよ。」 「それは酷いね。」私は言いました。「ええ、ですが、まだ酷いのはここからでね。ある日よっぽど K太の事が気に障ったんでしょうな。いつものようにK太を家から追い出した後、父親が、あそこの、 例の居酒屋まで追いかけてきて、K太君を殴り殺してしまったんですな。それを見た親父さんは精神 に異常をきたして入院してしまい、間もなく自殺。その店は誰も借り手が無くて 廃墟のようになってしまったんですよ。」 そこまで聞いて、私はハッッとしました。 「えっ、そんな、だって、私はさっきまであの店にいたんですよ!」 「ええ、あなたの事が羨ましかったんでしょうな。ついつい呼び込んでしまったのでしょう。」 私はそう言われてそうとう怖くもあったのですが、何分今まで霊など見たこともないので、運ちゃん に対し反発も感じ、「なぜそんな事が分かるのですか!」と、少々食って掛かりました。 すると、運転手は「私ね・・・生まれつき霊感が強いほうでね・・・・見えちゃうんですよ。」 「だから何がですか!」私はほとんど叫ぶように言いました。 「ほら。」 運転手は前をみたまま後ろを指差しました。 「ついて来ちゃったようですね」 私が急いで後ろを振り向くと、そこには顔面痣だらけで右目が殆んど潰れている子供の顔と、あの、 陰気な店の親父の顔がガラスに張り付いていました。 |
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