批判 | ★★★★★ | テクニカルはあくまでタイミングを計るものだとしている |
解りやすさ | ★★ | 読みやすいが、一見すると理論に矛盾があるように思えるかもしれない |
実行度 | ★★★ | 2冊目の窓壁理論のほうが、よりシステマチックになっている |
生活適応 | ★★ | スイングや、本書のS高に載る方法はサラリーマンには難しい |
売り/ロスカット | ★★ | 売りに関しては書いてあったり無かったり。そしてロスカットの記述は無い |
若ハゲ影響度 | ★★★★★ |
本書は
「テクニカル分析はタイミングを計る、つまり近似的な予測に役に立つ」
としていて、ファンダメンタルを否定していないところが非常に好感が持てる。
肝心の?黒岩理論は、売り時やロスカットの引き方が書いていないので
実践的とはいえなく、チャート上での証明も、かなり都合がよいタイミングで売買した事になっている。
この本の真骨頂は「ローソク足・ギャップ」の解説だと想う。
著者の云うとおり、株本は数在れど、ローソク足に関してこれほど詳しく簡素に説明
されているものは、あまりお目にかかれないだろう。
チャーチストにはお勧めの一冊である。(一冊目のほう。二冊目の窓壁理論は、ローソク足の解説が縮小されている)
小生はこの本のおかげで、スイングトレードの売り時に大きな変化が生じた。
将来は長期投資だけになるだろうが、タイミングを計るのに十分役に立つだろうと考えている。
出来高の多い日が、株価の行くえを左右する
(買った投資家の多い日の、投資家達の心理次第)
利食い状態の人が多い→ 需給○ (出来高の多い日が、含み益か損益か?)
出来高小 株価上昇→ 需給○
株価下落 出来高増→ 投げ
需要のよいパターン
・投資家が含み益
・出来高が少ない/減少
「窓」
窓=引力
窓の大きさ=引力の強さ
埋めない窓=潜在的な上昇力 (窓の上値抵抗線突破→買い)
窓を完全に埋めた→潜在力小
下ひげ→埋めない窓と予測
「ひげ」
ひげ=押す力 ひげの強さ=長さ×出来高
強い上髭突破→買い (出来高すくなく突破だと◎)
ひげは圧力 窓は重力 3点のパワーバランスを考える
出来高大・長ひげ・窓を見る
窓埋め拒否=転換点
「連続S高」
2日連続→買い 3日連続→危険
下ひげ◎ 比例配分Δ 大陽線×
(その後、高値更新で潜在力大)
「指標評価」
移動平均線の方向 ★★★★
一目均衡表 雲抜け★★★★
同 遅行スパン ★★★★
スローストキャスティスク(20%) ★★★★★
トレンドライン(強さ・方向) ★★★★
黒岩流 窓壁理論
「ひげ」
出来高の多い日のひげ→壁
日々線がぶつかると跳ね返るが脆くなる