けれど生きている

生まれる時代が間違った

小生は社会不適合で、人格破綻者である。
好きな文化が減り、嫌いな文化が増えつづける。
自分の嫌な考えが浸透し、愛すべき言論が消されていく。

小生は昔の小説が好きだ。
アンチテーゼ ネオリアリティー シュールレアリズム。 そんなものがたっぷり詰まった映画にどういうわけか惹かれる。
一方、掛け合いや分かりやすさを追求した最近のドラマなどには嫌悪しか覚えることが 出来ない。
自分から入っていく必要のない、考える必要のない本にイライラする。
愛すべきものが駆逐され、嫌いなものが増大してく。
だから小生は、どんどん世の中が嫌いになって
世の中も、より小生を受け入れがたくなっていく。
「何言っているか分からない。馬鹿じゃないの」
「は? そんな事うじうじ考えてんじゃねぇよ」
「面白けりゃいいに決まってんじゃン。他に何があんの?」
現世では彼らの言い分が、おそらく「正しい」「普通」ということに成る。
不適合。
だから苦しい。

神さんよ。どうやらあんたは、俺が生まれる時代を間違ったようだな。
それとも反乱でもおこせっていうのかい??

生の苦

「世の中に順応できないのが悪いんじゃないか」
「現代社会に歩調を合わせろよ」
つまり、自分の考え方、人格を変えろというなら 死んだほうがマシだと思う。
でも死ぬ勇気がない。死ねない。
考えは変わらない。
だから苦しい。

けれど生きている

それでもどうやら生きていかなければ成らないから
現世で、自分の考え人格を変えずに生きていける方法。
すなわち、出来るだけ自分のペースで生きる方法を探すより他ない。
だから苦しい



TOP    著作:若ハゲ
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