銀河鉄道999 名言集

火星

自然に生きて自然に死ぬのが
いちばんいいような気がするよ わしは・・・・・・
死ぬべきときに死ねなかった人間は・・・・・・
みじめなもんだよ

タイタン

昔 心のきれいな
勇気にみちあふれた
人々が この星を切り開き
楽園をつくった

その楽園にいま
こころの荒れ果てた
みにくい人たちが住んでいる
・・・・・・

アンタレス

いいか哲郎!
撃たれる前に撃て!!
相手が涙をながしていても
必要なときには こころを鬼にして撃て!!

宇宙で生き残るには それが絶対の条件だぞ

4D-3

どの人の胸の中でも
一生のうちのどこかで
一度は希望と言う名の光が 火のように燃えて 輝くときがあると
カシオペアで死んだ詩人が書いている・・・・・・
たとえまちがったものを 目指す光でも
それはとても美しいものだと
そして―――
それより美しい光は
宇宙には存在しないことも書き残している

枯葉の墓標

この宇宙に生をうけて
うまれ出たいのちは
いつか生涯を終えて
永遠の眠りにつく・・・・・・
その つかの間の命が残した墓標は
それが動物であろうと 植物であろうと
とても 悲しいものだ・・・・・・

かげろう星

この世には
そばにいってみなければわからないものが
たくさんある
わからないのに 人は
遠くからそれを見て
勝手なことをいう



さとりを開いたつもりでいても
人はわずかなショックで もろくもくずれるものだ
(アリストテレス)



天地宇宙のどこかに
神様がおいでなさるとしても
神様のように悟りを開いた人間など絶対にいない
(セントヘレナ島に幽閉された ナポレオン)

アメーバ

もともとこの宇宙では
ものに形がないほうが正しいのかもしれない
人にしろ星にしろ 形あるものは皆
はかない つかの間の かりの姿でしかないのかもしれない
そうだとしたら
鏡を見てなげく必要など まったくないと哲郎は思う
宇宙の真理は そうでなければならないと思う

化石の戦士

天地宇宙万物の真理の次に強いものは
人間の心にやどる「信念」である

プロフェッショナル魂

人は皆えらんだ道に順じて 生涯を終わる
強制的に選ばされた道に順じて終わる
それが善人であれ悪人であれ
選んだ道をあゆみ信念を込めて死んだ男に
人はこころの底で敬意をはらう
そんな男を偉大だと思う

賽の河原

メーテル
「人が一生懸命やっていることを笑うなんて
誰にもできないわね
やっている人にとっては
それが一番大事で正しいことなんだものね・・・・・・」

賽の河原を耕す人は それで満足しているのだと
哲郎はおもった
何もせず 人の努力を虚しいとあざ笑って 一生を終わるバカよりも
くらべようもないくらい 立派な人たちだと思った

次元航海惑星

いつまでも 変わらないものなど どこにもありはしない
永遠にさかえるものなど存在しないと メーテルはいう
ぜひそうあってほしいと 哲郎は思った・・・・・・

白骨の歌

男の胸に 開いた風穴を 風邪が通り抜けるとき
それはこの世で一番悲しい歌になる
男だけに聞こえる 無念の歌になる

装甲惑星

哲郎
「メーテル・・・・・・
ひとつの生命体が生きてさかえるためには
いけにえが いるんだろうか?」

メーテル
「エサがいるわ」

哲郎
「やっぱり餌になるよわいものがいないと
この世は なりたたないんだろうか?
弱いいけにえの血があるところだけに
文明はさかえるんだろうか!」

メーテル
「今までみた限りではね・・・・・・」

哲郎
「それが大宇宙の・・・・・・
この世の原則だったら かなしいね」

ざんげの国

もし聖人ばかりの世界が この世にあるとしたら
そこは「地獄」という名でよばれるだろう

サイクロプス

メーテル
「いちど失った信用は
永久に取り戻せないこともあるわ
とくに男が生涯をかけた・・・・・・
大切な仕事の信用はね」

球状集団宅

旅人は孤独感にさいなまれ
ノイローゼになる
それでも人は時として
孤独をあいするのだ

c62の反乱

古人いわく
小人閑居して不善をなす
至らざるところなしと・・・・・・
退屈も度が過ぎると
人はおかしくならないほうが
どうかしているのだと言うひともいる

亡霊トンネル

人によっては 自分の立ち去ったあとに
「心」をのこしていくことがある
とてもやさしい「心」もあれば
いてもたってもいられなくなる いやな「心」もある
空間には 目に見えない
そういう「心」が
数限りなくのこっているのだ

喰命聖女

鉄郎は雨や雪がきらいだ
雨や雪がすきなひとは
いつも安全な屋根の下に育った人に違いないと
固く信じている

時間城

(レリューズのテーマ)
なにがほしいというの
わたし・・・それとも愛
つばさいやす鳥たちも
私をほしいと さわがしい
こわれたおもちゃ箱を
子供みたいに・・・・・・
抱え込んで なみだぐんで
それで どう・・・なるの・・・・・・

(ハーロック)
「男には
負けると分かっていても
行かなければならない時がある。
死ぬと分かっていても
戦わなければならない時がある。

おまえたちはその時に
行くことも 戦うこともできなかった。
それで ここへ来て
女の歌を聞いて泣いているのだろう?

だったらこの少年を行かせてやれ。
いいだろう?
みんなで励まして 行かせてやれ

振動駅

鉄郎
「うまくいったら いつか助けに来るよ
気を落とさないで」
レジスタ
「鉄郎!!
そんな約束はやたらにするもんじゃないよ!!
出来るか出来ないかわからない約束だったら
心の中で本当にそう思っていても
口には出さないで!!

いわれたほうは本気にして
・・・あとでがっかりするからね!!」

砂漠の狐

歴史に鬼という名を残した人は数多くいる
鬼とよばれた人の名は
語り継がれて記憶されているが
鬼と力を合わせしんでいった者の名は
誰もおぼえていない・・・・・・



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